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令和2年度以降入学者 | 美学演習7 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 美学演習7 | ||||
教員名 | 櫻井一成 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | ・対面授業への参加が困難な場合、Blackboardに毎回課題を提出してもらい、コメントを返すという対応をとります。 |
Blackboard ID | 20230585 |
授業概要 | 笑いについて 現代社会には笑わせてくれる多種多様なコンテンツが溢れていて、現代人は笑いを求めてコンテンツの森をさまよい歩いている。それは笑うと気持ちよくなれるからだろう。だから他人を笑わせることのできる人は人気者になれるし、お金を稼ぐこともできる。ただし、しばしば指摘されるように、笑いは人を傷つけることがある。他人の痛みが大きな笑いを引き起こすというのはありふれたケースだろう。では、そもそも「誰も傷つけない笑い」というのは本当に可能なのだろうか? 今年度の演習では、人はなぜ、どういうときに笑うのかを主たる問題としつつ、同時に人間の情動や芸術と道徳の関係についても考えていくことにしたい。前期は入門編として木村覚『笑いの哲学』を取り上げる。時間に余裕があれば、その他の文献にも手をひろげるつもりである。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、以下のことを目標にしています。 ・芸術を語ることばや美的経験には、謎やパラドクスが含まれていることに気づく。 ・哲学的問題をみずからの頭で考えることや、意見の異なる他人と議論することの楽しさを知り、それを深めるための技術を習得する。 ・笑いの本質や類型を理解し、現実の事象の分析に役立てることができる。 ・人間にとっての笑いの意義と危険性を理解し、他者や社会に自らの知見を還元する。 この科目は文理学部(学士(文学)のDP3,DP5-8及びCP3, CP5-8に対応しています。 ・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる。(A-3-3) ・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直し,自らの思想的課題を設定して,それに挑戦することができる。(A-5-2) ・自分の意見を他人に対してわかりやすく伝えることができる。(A-6-2) ・学修活動のみならず,日常生活においても,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる。(A-7-2) ・他者の評価を謙虚に受け止めながら,自分の学修経験を振り返り,分析していくことができる。(A-8-2) |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 各回ごとに担当者を決め、レジュメを作成した上で発表を行ってもらいます。 発表後、デイスカッションを行います。不明点や新たな問題が出てきた場合は、新たに担当者を決めて調査をしてもらう場合があります。 期末に小論文を書いてもらう予定です。 できるだけ視聴覚資料を用いる予定です。 授業方法や授業計画は参加者の数や関心に応じて変更されることがあります。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標、授業方法についての説明)
【事前学習】シラバスを読み、授業全体の流れを把握する。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読する。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
現代社会における「笑い」、美学における「笑い」について
【事前学習】『笑いの哲学』の全体を概観し、興味のある部分を見つける。自分の好きなお笑いについて考える。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読する。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
「はじめに」および「1-1 優越の笑いと笑ってはいけない問題」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
「1-2 笑ってはいけない問題とステレオタイプ」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
「1-3 優越の笑いが変容するとき」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第一章「優越の笑い」の総括、笑いに関する文献の紹介
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
「2-1 不一致の笑いについて」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
「2-2 「笑いの空間」の成立条件」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
「2-3 「笑わせる者」と「笑う者」のすれちがい」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第二章「不一致の笑い」の総括、笑いに関する文献の紹介
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
「3-1 ユーモアと気分の感染」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
「3-2 日本社会とユーモア」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
「3-3 お笑い以外のユーモア戦略」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
「3-4 日本社会の中でユーモアが育まれる条件」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
第三章「ユーモアの笑い」および著作全体の総括、笑いに関する文献の紹介
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。小論文を構想し、執筆する。(A-3-3、A-5-2、A-6-2) (6時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 木村覚 『笑いの哲学』 講談社選書メチエ 2020年 |
参考書 | 授業内でそのつど参考文献を紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末に小論文を書いてもらいます(40%)、授業参画度:発表を行なったか、質疑に参加したか(60%) |
オフィスアワー | メールでアポイントメントをとってください。 |