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令和2年度以降入学者 | 哲学特殊講義1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 哲学特殊講義1 | ||||
教員名 | 三平正明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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Blackboard ID | 20230597 |
授業概要 | 言葉の意味とは何か:言葉には、二種類の意味があると考えられています。一つは意味論的意味で、これは、文脈とは無関係に言語表現それ自体が有する意味、すなわち、字義通りの意味のことです。もう一つは語用論的意味です。こちらは、話し手が実際に文脈の中で言葉を使って伝達しようとする意味に関わります。この講義では、前者の意味論的意味を取り上げます。フレーゲやラッセルの仕事から出発して、構成性、指示と量化、時制と様相などの問題群を取り上げていきます。(後期の「哲学特殊講義2」では、意味の語用論的側面を取り上げる予定です。) |
授業のねらい・到達目標 | (1) 真理条件といった意味論の基本概念を理解して、それを説明することができる。 (2) 指示と量化の仕組みを把握し、またそれに関わる哲学的問題について議論することができる。 (3) 時制や様相表現について意味論的説明を与えることができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,4及びカリキュラムポリシーCP1,4に対応しています。 〇 真・善・美・聖の探究から得られた豊かな知識と教養に基づいて、自己の倫理観をもって、人間と社会の倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-3) 〇 文献や資料の読解・解釈を通じて、あるいは、現代の思想的状況を注意深く考察することによって、哲学的問題を発見し、解決策を考えることができる。(A-4-3) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | (1) 言語哲学に関するいくつかの文献資料や授業メモを配布します。授業の進展に応じて、配布した資料を事前に読んでおいてください。 (2) 重要事項については、小テストを適宜実施します。実施後、ポイントの解説を行います。 (3) 対面授業への参加が困難な場合には、Blackboard配信の教材で学習し、そこに記載されている期日までに課題を提出してください。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業の方法について説明する)
【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。 (1時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、言葉の意味が問題となる場面をいくつか考えてみる。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
フレーゲの意味論
【事前学習】プリントの「フレーゲの意味論」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、「意義、意味、色合い、力」の区別をまとめておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
タルスキと真理定義
【事前学習】プリントの「タルスキと真理定義」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、タルスキの考え方のポイントを整理してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
構成性:代入と意味のモデル
【事前学習】プリントの「代入と意味のモデル」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、構成性の考え方を整理しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
文脈と意味
【事前学習】プリントの「文脈と意味」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、文脈が果たす役割を自分でも考えてみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
指示表現の多様性
【事前学習】プリントの「指示表現の多様性」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、指示表現のタイプと働きをまとめてみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
量化子の働き
【事前学習】プリントの「量化子の働き」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、量化子の論理的振る舞いをまとめておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
時間と存在
【事前学習】プリントの「時間と存在」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、時間と存在の関わりを自分でも考えてみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
時間表現の扱い
【事前学習】プリントの「時間表現の扱い」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、時間表現の意味論的な扱いをまとめておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
可能性と可能世界
【事前学習】プリントの「可能性と可能世界」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、可能世界論を整理しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
様相論理
【事前学習】プリントの「様相論理」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、様相論理の重要事項をまとめておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
様相表現の意味論
【事前学習】プリントの「様相表現の意味論」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、様相表現の意味論的な扱いを整理しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
さまざまな条件文
【事前学習】プリントの「さまざまな条件文」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、条件文のタイプと働きを整理しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
命題とは何か
【事前学習】プリントの「命題とは何か」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、命題に関する哲学的な問題を考えてみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
試験と解説(A-1-3, A-4-3)
【事前学習】第2回~第14回の内容を復習しておく。 (4時間) 【事後学習】学んだ事項を整理しておく。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
その他 | |
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教科書 | なし。プリントや資料を配布します。 |
参考書 | 松阪陽一 『言語哲学重要論文集』 春秋社 2013年 飯田隆 『言語哲学大全I 増補改訂版』 勁草書房 2022年 Zoltán Gendler Szabó and Richmond H. Thomason, Philosophy of Language, Cambridge University Press, 2019 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%) 【授業参画度】は小課題等によって評価します。 【授業内テスト】は、最終回に実施します。 *授業達成目標の A-1-3 と A-4-3 は、授業における学修の積み重ねの結果、授業の最後に達成されます。そして、その評価は、授業参画度と授業内テストをあわせて行われます。 *対面授業への参加が困難な場合には、課題の提出と試験によって評価します。 |
オフィスアワー | 授業終了時またはメールで受け付けます。 |