検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 日本史講究 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 日本史概説2 | ||||
教員名 | 戸谷穂高 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
Blackboard ID | 20233555 |
授業概要 | 日本政治史を主な対象に、人(集団)と人(集団)とを仲介する存在を「取次(とりつぎ)」役と仮称、その活動に注目し、当時の社会の仕組みを時代別に捉え直す。 各時代の概要については、高校在学中に使用した教科書、ないし別記参考書などを事前に読み、再確認しておくこと。 また、授業時に推薦図書を復習用に提示するので、それを通じて知識を深めてもらいたい。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> 最高権力者のみならず、その周辺人物の動向に左右される権力中枢のあり方を時代別に理解することができる。 <到達目標> 当時の中央権力がその政治構造を採用するにいたった時代背景、さらに前後の時代との連関性について説明することができる。 この科目は文理学部の学士(文学)のDP1,2及びCP1,2に対応している。 <日本大学教育憲章との関係> ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-2) ・現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業ごとに配布するプリントをもとに進める。 各単元ごと(3,4回に1度)に小テストを実施し、返却時に解説を加えることでフィードバックしていく。 対面授業に参加できない場合は、対面授業終了後、Blackboardに記載している期日までに動画を視聴し、課題を提出すること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
授業概要・授業のねらい・成績評価の説明。現代社会における「取次」役の紹介。
【事前学習】日常社会での「取次」役とその役割について考える。 (2時間) 【事後学習】「取次」役が存在することの長所・短所について考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
古代・院政期:天皇家との姻戚関係をもとに権力を強めた藤原氏を主要事例に、その原動力となった官職とその役割を紹介する。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
鎌倉時代①:東国を根拠地とする武家政権、鎌倉幕府の政治機構と訴訟(裁判)制度に注目する。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
鎌倉時代②:鎌倉幕府がその支配を全国的に強化するなかで設置した、六波羅探題を始めとする諸機関の役割と権限について考える。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
室町時代①:建武の新政、南北朝の動乱を経て確立した室町幕府の統治機構につき、設置された諸機関や訴訟受理・裁許のあり方を通じて考える。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
室町時代②:朝廷・幕府間関係につき、鎌倉幕府との比較をまじえつつ整理する。また、大陸との外交交渉に関与した人物についても紹介する。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
中世村落:荘園・公領内部に惣村が成立、その指導者が領主層と硬軟両様で向き合うさまを捉える。また、村落社会で結ばれる諸契約を仲介、その内容を保証する人物にも注目する。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
各地域の大名・領主権力①:一、二ヶ国規模の領国を支配した大名権力の国内政治について、発給文書(もんじょ)や分国法などに注目して探る。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
各地域の大名・領主権力②:大名権力間で展開された外交交渉の実態を、そこに起用された「取次」や使者の観点を通じて探る。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
豊臣政権①:羽柴秀吉の全国統一に貢献した「取次」たちの役割・権限につき、各々の違いを読み取ることで、政権の内部構造を立体的に捉える。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
豊臣政権②:朝鮮出兵における停戦交渉をはじめ、「取次」がその独自判断で政治を動かす局面が増える秀吉晩年期の権力構造について考える。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
江戸時代①:豊臣政権における大大名の一員徳川氏が、江戸開幕にあたって進めた組織整備と大名統制の仕組みについて考える。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
江戸時代②:朝廷・幕府間関係の調整に携わった双方の窓口、武家伝奏・京都所司代等の役割について整理する。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
明治時代:当時の政治・社会の仕組みにつき、「取次」役に注目しつつ、前時代(江戸期)、そして現代社会との連続性・断絶性とあわせて考える。
【事前学習】該当する時代につき、参考書ほかの記述に目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
レポート返却、全体講評。
【事前学習】授業内容(1~14回)を復習、各単元での要点を押さえる。 (2時間) 【事後学習】推薦図書を読み、授業の要点とその時代背景に対する理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 使用しない |
参考書 | 五味文彦・鳥海靖 『新もういちど読む山川日本史』 山川出版社 2017年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:テーマは初回授業時に通知。その完成度によって評価します。(60%)、授業内テスト:各単元ごとの小テストによって評価します。(40%) 授業内試験を受けられない場合、対面授業に参加できない要件を満たしていれば、別途指示する授業内容に関する課題の提出によって評価する。授業内試験を受けた場合の評価と差が出ることはない。 |
オフィスアワー | メールで受け付けます。面談を希望する場合は、金曜5限に相当する時間帯をそれに充てます(応相談)。 |