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令和2年度以降入学者 | 日本史講究 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 日本史概説2 | ||||
教員名 | 工藤憲一郎 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Blackboard ID | 20233556 |
授業概要 | 「政治意識」という観点から日本史上のトピックを抽出し、古代から近代までの思想動向について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 〈授業のねらい〉 日本人の政治意識の基層を形成している歴史的背景を理解する。 〈到達目標〉 日本思想史上のトピックについて、関係史料に拠りながら説明することができる。 ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-2) ・現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2) この科目は文理学部の学士(文学)のDP及びCPの1,2に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ①講義は教員が用意する解説教材に沿って行い、関係史料を適宜配布する。 ②受講生は毎回、リアクションペーパーを提出する。リアクションペーパーの内容によっては、フィードバックとして次回授業などで教員がコメントする。 ③学期の半ば以後に中間課題としてレポートの作成・提出を課する。実施時期は授業全体の進捗状況により教員が適宜判断する。 ④第15回授業において授業内テストを実施する。 ⑤リアクションペーパーやレポートの提出などでは、Blackboardを利用する。履修者は第1回授業までにBlackboardの科目コース登録をすること。 ⑥対面授業に参加できない学生については、Zoomでの参加を認める。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 授業の方法の詳細、事前学習・事後学習の進め方、中間課題や授業内テストなどについて説明する。 【事前学習】シラバスの内容を確認しておく。 (0.5時間) 【事後学習】授業での不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出する。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
「日本」という国家意識の形成①(弥生~飛鳥時代)(A-1-2)(A-2-2) キーワード:「漢委奴国王」・「親魏倭王」・倭の五王・遣隋使 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
「日本」という国家意識の形成②(飛鳥~平安時代)(A-1-2)(A-2-2) キーワード:白村江の戦い・壬申の乱・蝦夷征討 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
統治理念としての「撫民」(鎌倉~室町時代)(A-1-2) キーワード:御成敗式目・北条時頼・永仁の徳政令・建武式目 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
太平の世における「忠」(江戸時代)(A-1-2) キーワード:国人一揆・赤穂事件・『葉隠』 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
「仁政」という観念(江戸時代)(A-1-2) キーワード:兵農分離・池田光政・熊沢蕃山・山鹿素行・西川如見・室鳩巣・荻生徂徠・太宰春台・石田梅岩・上杉治憲 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
儒学の本格的受容(江戸時代)(A-1-2) キーワード:藤原惺窩・林羅山・山崎闇斎・新井白石・室鳩巣 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
儒学の独自的発展(江戸時代)(A-1-2) キーワード:山鹿素行・伊藤仁斎・荻生徂徠 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
国学と大政委任論(江戸時代)(A-1-2) キーワード:契沖・荷田春満・賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
水戸学と尊王攘夷論(江戸時代)(A-1-2) キーワード:徳川光圀・藤田幽谷・会沢正志斎 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
「征夷」という名分の呪縛(江戸時代)(A-1-2) キーワード:孝明天皇・日米修好通商条約・吉田松陰 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
公議・公論と政治参加(江戸~明治時代)(A-1-2) キーワード:大政奉還・王政復古・五箇条の誓文・民撰議院設立建白・立志社 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
国民意識の形成①(明治時代)(A-1-2)(A-2-2) キーワード:『学問のすゝめ』 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
国民意識の形成②(明治~昭和時代)(A-1-2)(A-2-2) キーワード:日清戦争・日露戦争・米騒動・国民学校 【事前学習】キーワードに関連する大まかな歴史の流れ(少なくとも高校日本史レベル)を確認する。 (2時間) 【事後学習】授業の感想や不明点などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、授業内容を参考書なども参照しながら復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業内テストと解説 (A-1-2)(A-2-2)
【事前学習】第2回~第14回授業における学習内容を整理して、テストに臨む準備をする。 (6時間) 【事後学習】授業の感想などをリアクションペーパーにまとめて提出するとともに、テストの見直しをする。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 川口浩ほか 『日本経済思想史』 勁草書房 2015年 清水正之 『日本思想全史』 筑摩書房 2014年 田尻祐一郎 『江戸の思想史』 中央公論新社 2011年 その他の参考書は、授業内で適宜案内します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:中間課題としてレポートを課し、その内容や提出状況などにより評価します。(30%)、授業内テスト:授業内テストは、第15回授業において実施します。(40%)、授業参画度:授業参画度は、毎回のリアクションペーパーなどで評価します。(30%) |
オフィスアワー | 講義内容以外に関する質問などは、Blackboard(またはメール)で受け付けます。 |
備考 | 授業計画については、場合により各回の内容が適宜変更される可能性があります。 |