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令和2年度以降入学者 | 東洋史特講1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 東洋史特講1 | ||||
教員名 | 粕谷元 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Blackboard ID | 20230627 |
授業概要 | 近現代日本イスラーム史 |
授業のねらい・到達目標 | 近現代における日本の回教(イスラーム)政策、戦前・戦中期における在日ムスリム・タタール人コミュニティ等のトピックを中心に、それらに関する史料をできる限り多く紹介しながら、日本とイスラームとの「知られざる」関係の歴史について発見し、考察する。 ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-2) ・現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2) ・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる。(A-3-2) ・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる。(A-4-2) ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる。(A-5-2) ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる。(A-8-2) この科目は文理学部(学士(文学))のDP2、3及びCP2、3に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 担当教員が授業回のレジュメおよび資料を事前にBlackboardにアップロードする。担当教員は、受講者がこれらをあらかじめ閲覧していることを前提に授業を実施する。課題に対するフィードバックは、対面の授業内またはBlackboard上で行う。 対面授業に参加できない特別な事由がある場合は、Blackboardからメールで担当教員に直接連絡、相談すること。担当教員がその「特別な事由」を認めた場合は、対面参加に代わる学習課題を個別に指示する。 *初回授業開始までにBlackboardのコース登録を行うこと。Blackboard上で受講者への連絡および教材の配布を随時行う。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
授業テーマに関する導入的講義──エルトゥールル号海難事故(1890年)の背景
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
パン・イスラーム主義とアジア主義(大アジア主義)の交差 ①パン・イスラーム主義
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
パン・イスラーム主義とアジア主義(大アジア主義)の交差 ②タタール人アブデュルレシト・イブラヒム
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
パン・イスラーム主義とアジア主義(大アジア主義)の交差 ③亜細亜義会
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
パン・イスラーム主義とアジア主義(大アジア主義)の交差 ④イブラヒムと山岡光太郎のメッカ巡礼、パン・イスラーム主義の退潮とアジア主義(大アジア主義)の国策化
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
在日タタール人コミュニティー ①在日タタール人コミュニティーの成立
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
在日タタール人コミュニティー ②コミュニティーの発展と組織化(クルバンガリーと東京回教団)、ツラン主義(Turanism)
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
在日タタール人コミュニティー ③在日タタール人コミュニティーの分裂(アヤズ・イスハキーとイデル・ウラル・トルコ・タタール文化協会)、在日タタール人の生活の諸相
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
国策化される日本の回教政策 ①元オスマン帝国皇太子アブデュルケリムの招聘、イブラヒムの再招聘
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
国策化される日本の回教政策 ②東京回教礼拝堂の開堂、在日タタール人コミュニティーの再統一と「大政翼賛化」、大日本回教協会の設立
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
国策化される日本の回教政策 ③回教研究の組織化、戦前・戦中期日本の回教研究の評価をめぐる問題
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
日本の「大東亜」回教政策 ①中国における日本の回教政策の概要、華北における回民工作
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく 【授業形態】対面授業 |
13 |
日本の「大東亜」回教政策 ②蒙疆・西北における回民工作、ジャワ・マレーにおけるムスリム工作
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
敗戦による回教政策の放棄、戦前の日本とイスラーム世界との関わりの歴史から学ぶべきこと
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
回教政策に関わった人びとと在日タタール人たちのその後
【事前学習】指定されたレジュメおよび資料を読む (2時間) 【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(80%)、授業参画度(20%) 授業参画度は、課題提出で評価する。 |
オフィスアワー | 質問等については、各回の授業終了後に対応する。Blackboardを通じても対応する。 |