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令和2年度以降入学者 | 考古学特講1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 考古学特講1 | ||||
教員名 | 小池聡 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業です。(感染症の状況により学部からの指示でオンデマンド型授業を行う場合があります。その場合はBlackboardで授業配信・資料配布・課題回答を行いますので、受講生は登録期間中にBlackboardに必ず登録してください。) また、対面授業への参加が困難な学生(学部が認めた者、体調不良者、担当教員が認めた者)を対象に、オンデマンド型授業(毎回授業実施時に視聴し出題課題を回答する)を配信します。 |
Blackboard ID | 20230631 |
授業概要 | 日本列島で展開された旧石器時代人類活動様相を、石器研究・石器群研究・遺跡構造研究などから学びます。実際の考古資料を観察するとともに、画像と映像などを用いて石器・石器群・旧石器時代遺跡・社会・文化などについて論じます。石器を学ぶことから何がわかるのかを論じます。旧石器文化を学ぶことから、私たちの系譜や日本文化・社会の根源を考察し現代社会と日本文化を考えます。 |
授業のねらい・到達目標 | 石器で「ヒト」が語れるか?石器で「ヒト」が愛せるか?を目標とします。 人類最古の道具の一つであり、最も長く使用してきた道具「石器」とその技術を理解し学ぶことができます。日本列島内で展開された様々な活動を学び、旧石器時代遺跡を理解することができます。石器・旧石器時代を学ぶことから、「ヒト」がどのように「ヒト」として進化してきたのか?私たちが何者なのか?を学ぶことができます。旧石器人のライフスタイルと私たちを比較し、現代社会と未来を考えることができます。 この科目は文理学部(学士(文学)のディプロマポリシーDP2,3及びカリキュラムポリシーCP2,3に対応しています。 ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。 (A-2-3) ・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 対面授業:パワーポインを用いた講義形式です。実際の考古資料を用いて授業内で観察・研究・解説します。各回リアクション課題(コメント・アンケートなど取り組み易いもの)を授業内で実施します。実施したリアクション課題の評価・フィードバックを次回授業内に実施します。第14回は授業達成度確認(課題試験)を行い、解説・総評を行います。学習資料を毎回配布し、受講参考、受講後学習資料とします。 オンデマンド型動画配信(対面受講困難者用):パワーポイント動画を配信(YouTube)します。各回リアクション課題(コメント・アンケートなど取り組み易いもの)を実施します。授業理解度確認・授業の質問受付を行い、すべてフィードバックを実施して授業理解を更に深めるようにします。各回授業は、授業実施日までにBlackboardを用いてオンデマンド教材(パワーポイント音声付き動画3本)リンクを配信します。各回授業実施時に配信授業を受講してリアクション課題をBlackboardで回答してください。 受講時参考資料(プリント)を配信し、学習資料とします。授業実施後、復習用にスライドPDFをBlackBoardに掲載します。 第14回は授業達成度確認(課題試験)を実施します。併せて、第15回は講義のまとめとともに、達成度確認課題の総評、解説を行います。 受講者への連絡はBlackboardの連絡事項欄に掲示し、メールでも通知します。受講生は必ず登録期間中にBlackboardに登録してください。連絡事項・メールは随時確認してください。 対面授業に参加困難な場合は、メールで相談してください。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 旧石器時代とはどのような時代か。
【事前学習】進化とはどのようなことか調べておく。 (1時間) 【事後学習】参考文献を確認する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
旧石器時代研究史 旧石器社会の認知。
【事前学習】ヒトの進化は何からわかるか考えてみる。 (1時間) 【事後学習】旧石器時代がどのように認知されてきたかまとめる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
日本旧石器時代の範囲 地理・年代・環境、周辺地域。
【事前学習】旧石器時代はどのような気候だったか調べてみる。 (2時間) 【事後学習】日本旧石器時代の周辺状況をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
石器とは何か 石はなぜ割れるか?
【事前学習】なぜ道具の素材が石なのか考えてみる。 (2時間) 【事後学習】考古資料に触れた感想、石器表面に起こる現象をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
日本旧石器時代遺跡の特徴と遺跡構造研究
【事前学習】遺跡はどんなところにあるか考えておく。 (2時間) 【事後学習】遺跡に残されたモノから何がわかるかまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
石器文化と石器編年研究 石の文化と変遷。
【事前学習】「文化」とは何か考えておく。 (2時間) 【事後学習】石器・石器群の変化の流れをまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
日本最古の石器文化 中・前期旧石器と日本の様相。
【事前学習】日本でのヒトの活動がいつごろからか考えてみる。 (2時間) 【事後学習】日本最古の石器・石器文化がどのようなモノかまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
ナイフ形石器文化の様相 地域社会の成立。
【事前学習】「地域」とは何か考えておく。 (2時間) 【事後学習】旧石器時代の文化と地域は何からわかったかまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
尖頭器石器文化の様相 道具と技術革新。
【事前学習】技術革新とはどのようなことか調べておく。 (2時間) 【事後学習】両面加工と石器製作技術の特徴をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
細石刃石器文化・移行期の様相 時代が変わるとき。(A-3-3)
【事前学習】生活様式が変わるはどのようなきっかけがあるか考えておく。 (2時間) 【事後学習】時代が大きく変わる要因はなんであったかまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
石器研究① 石器のライフサイクルと機能 道具の寿命。
【事前学習】道具が捨てられるのは何故か考えておく。 (2時間) 【事後学習】道具にかかわる人類(旧石器人)の諸行動をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
石器研究② 石器石材と製作技術 素材選択と技術開発。
【事前学習】「石器とは何か」、「石器文化と地域」について復習しておく。 (2時間) 【事後学習】石材選択と技術開発の関連をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
日本旧石器時代社会と展開
【事前学習】日本旧石器時代遺跡の特徴・遺物(石器・石材など)について復習しておく。 (2時間) 【事後学習】旧石器時代社会の特徴につていまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
旧石器時代社会を考える 授業理解と達成度確認試験(課題)とその解説。
【事前学習】第1~13回講義の復習をしておく。「石器とは何か」・「旧石器遺跡の特徴」、「石のイメージ」や「石に関する経験」などをまとめておく。 (3時間) 【事後学習】「石器とは何か」、「遺跡の特徴」、「旧石器社会」について復習する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
旧石器人と私たち 「ヒト」の過去から私たちの未来へ、これからの選択。
【事前学習】わたしたちの道具と石器はどこが違うか考えておく。 (1時間) 【事後学習】旧石器時代遺跡を実際に見学し、博物館・資料館で資料展示を見学する。講義で学んだ視点から「石器」を観察してみる。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 第1回ガイダンスで授業資料として提示します。また、各回授業で必要に応じて参考文献を提示します。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業参画度:アンケート・コメントなど毎回出題したリアクション課題を参照します。(50%) 各回リアクション課題と第14回実施達成度確認(課題試験)で評価します。対面授業に参加できない場合の授業参画度は各回リアクション課題の提出とその内容で評価します。また第14回実施の達成度確認(課題試験)に参加できない場合は、別途出題する課題提出で評価します。その際、対面授業と評価の差が出ることはありません。 |
オフィスアワー | 実施します。授業時に申し出てください。またはBlackboard、メールで事前に連絡ください。 オンデマンド型授業の場合は、リアクション課題に記載してBlackboardで連絡ください。すべてフィードバックします。また、メールでも対応します。 |
備考 | 対面授業受講困難な学生は事前に申し出てください。 Blackboardが利用できない学生は事前に申し出てください。 |