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令和2年度以降入学者 | 日本文学入門2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 日本文学入門2 | ||||
教員名 | 久米依子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業。一部オンデマンド授業も含む予定。欠席者のための遠隔授業は行わないが、欠席に関してはBbで詳細な指示を出す(感染症の場合の届けの必要性や課題など)ので参照すること。 |
Blackboard ID | 20230676 |
授業概要 | 日本の近現代文学を考える。小説や詩歌を読み解くための知識や方法を身につけるとともに、近現代の代表的な作家のテクストをどのように扱うかの実践モデルを示す。 夏目漱石、太宰治、林芙美子、村上春樹、村田沙耶香の小説や近現代詩の代表作品、またその関連作品を取り上げる予定。 |
授業のねらい・到達目標 | 〈授業のねらい〉 1年次の入門科目として日本の近現代文学に親しむとともに、テクストを分析するのに必要な方法、概念を身につけることを目指す。 〈到達目標〉 多くの文学テクストを読み、文学を考えるに際して必要な知識や姿勢を学ぶことができる。 小説を読み解くために考慮すべき、社会の問題を視野に入れる態度を身に付けられる。 テクストを読む中で自分なりの視点で特色を考察することができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2,3,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,8に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,日本文学・日本語学研究、ひいては人文学の役割や、倫理的な課題を理解し、説明することができる。(A-1-1) ・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。(A-2-1) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) ・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら、自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) なお、旧カリキュラム(令和元年度以前入学者)では、この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | プリントを配布、あるいはBlackboardへに教材を上げる。授業内で幾つか課題を課し、授業時間内、あるいは授業後に提出してもらう。 また決められたテクストに関して最終レポートを作成し、期日までに提出する。フィードバック方法等については、授業内で指示する。 欠席に対してはBbに指示を出す。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス、読書リストの提示。 文学表現と現代社会について考えるための導入。 【事前学習】近代文学に関する知識を整理しておく (2時間) 【事後学習】文学と近現代社会との関係の考察を始めておく (3時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
近代小説を読むー漱石の試み1
【事前学習】明治社会の様相を理解する。 (2時間) 【事後学習】近代小説の切り開いた表現を考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
近代小説を読むー漱石の試み2
【事前学習】リアルな小説と反リアルな表現を考える。 (2時間) 【事後学習】比喩や象徴の役割を考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
近代小説を読むー漱石の試み3(A-1-1)
【事前学習】社会批判としての小説の意味を考える。 (2時間) 【事後学習】文化としての小説について考察する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
近代小説を読むー芥川龍之介・太宰治とは何者か1
【事前学習】社会状況の中の個人や「私」を考える。 (2時間) 【事後学習】社会把握と自己把握の関連を考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
近代小説を読むー太宰治とは何者か2(A-1-1)
【事前学習】「私」を語る問題を考える。 (2時間) 【事後学習】偽装される自己を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
近代小説を読むー太宰治の表現
【事前学習】太宰文学の特色を把握しておく (2時間) 【事後学習】社会の変容と文学の関係を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
近代小説を読むー林芙美子の表現2A-3-1)
【事前学習】女性の語る文学と太宰文学との対比を考える。 (2時間) 【事後学習】社会的な状況と小説の関連を考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
現代小説を読むー村上春樹の時代1
【事前学習】現代社会の課題と小説の関係を考える。 (2時間) 【事後学習】ジェンダーを描く小説の問題を考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
現代小説を読むー村上春樹の時代2(A-3-1)
【事前学習】現代社会に対する小説の意義を考える (2時間) 【事後学習】国際的な状況と小説の受容を考える (3時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
現代小説を読むー「コンビニ人間」の時代1
【事前学習】現代社会と小説の関係を考える。 (2時間) 【事後学習】現代小説の問いかけを考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
現代小説を読むー「コンビニ人間」の時代2(A-2-1)
【事前学習】現代社会の諸問題と小説の表現を考える。 (2時間) 【事後学習】現代小説の可能性を考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
現代詩を読むー生と死の表象、ジェンダーと詩表現(A-8)
【事前学習】現代社会に対する詩の表現を考える。 (2時間) 【事後学習】現代詩の可能性を考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
現代文学の可能性(A-2-1)
【事前学習】小説表現をが拓くものを考える。 (2時間) 【事後学習】小説についての今後の展望を考える。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
理解度(到達度)の確認を目的としたレポートの作成と提出。(A-8-1)
【事前学習】レポートの作成。 (3時間) 【事後学習】レポート内容を反省し、まとめを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | プリントを配布、BlackBordを通してpdf資料も配布の予定。 |
参考書 | 授業中に指示する予定。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:Bbに提出する複数の小レポート(30%)、授業内テスト:授業内の小テスト(理解度の確認)(30%)、授業参画度:授業内で示す課題の提出(40%) 授業内課題、小テスト、小レポートなどを合わせて評価する。 A-1,A-2の達成度については課題で、A-3,A-8の達成度については授業内テストと最終レポートで評価する。 |
オフィスアワー | 月曜昼休み、水曜昼休み、7号館4階研究室、およびメール連絡 |
備考 | 受講者の多い授業で、感染症の心配もあるので、授業中は静粛にすること。授業態度があまりに悪い場合は、退席を求めます。 欠席に関して、Bbに説明を出す予定なので必ず参照すること。 |