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令和2年度以降入学者 | 文献資料研究 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 文献資料解読1 | ||||
教員名 | 竹下義人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Blackboard ID | 20233655 |
授業概要 | 【文献資料の扱い方と資料解読の修得】日本文学のとくに古典資料を取り扱う場合、現代のいわゆる活字本とは異なり、原文のくずし字を読む能力が求められる。本講義は、資料読解のための基礎的技術を学習・習得し、かつ文献資料の扱い方を書誌学の観点から学び、会得するための授業である。なお、受講時点では、くずし字の知識や学習経験などは問わない。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> 日本の古典文学作品は、写本または刊本によって伝来・普及したものであり、そうした古典籍の多くは、いわゆるくずし字で表記されているのが普通である。授業では代表的な文学作品をとりあげ、テキストを読み解きながら、文字や表記の歴史に親しみ、あわせて本文(テキスト)とは何かという根本的な問題を考える。 <到達目標> 当面の目標としては、変体仮名の完全習得をめざす。さらにその応用編として「書誌学」の基礎も身につける。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(文学))のデイプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP2,3,4,5,8に対応しています。 ・日本文学・日本語学研究を学びながら,それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2) ・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら,新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2) ・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら,自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2) |
授業の形式 | 講義、実習 |
授業の方法 | 通常の講義のほか、教員の指示にしたがって古典資料の読解・鑑賞に取り組む。資料解読に際しては漢和辞典・国語辞典を持参すること(電子辞書でもよい)。フィードバック方法等については、授業内で指示する。 対面授業に参加できない場合は、課題レポートの提出などによって対応するので、詳細はメール等を使って教員に相談すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス-授業のテーマや到達目標jよび授業の方法についての説明
【事前学習】シラバスを事前に確認しておく 。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、ガイダンスとシラバスの内容を再確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
資料解読の基礎(1)書誌学概説
【事前学習】配付資料の確認。 (2時間) 【事後学習】書誌学について概略を整理。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
資料解読の基礎(2)写本と刊本/本文(テキスト)とは何か
【事前学習】写本と刊本の相違点の整理。 (2時間) 【事後学習】中古・中世の物語・随筆について整理。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
資料解読と発表(1)物語・随筆
【事前学習】古典における散文ジャンルの確認。 (2時間) 【事後学習】和歌・連歌について概略整理。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
資料解読と発表(2)和歌・連歌
【事前学習】古典おける韻文ジャンルの確認。 (2時間) 【事後学習】写本とは何かについて概略整理。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
資料解読と発表(3)写本資料
【事前学習】写本とは何かについて整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テスト範囲の復習。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
読解力の到達度テスト(小テスト)と解説(1)
【事前学習】テスト範囲の確認。 (2時間) 【事後学習】テスト結果の反省と復習。仮名草子について概略調査。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
資料解読と発表(4)仮名草子
【事前学習】近世の散文ジャンルの確認。 (2時間) 【事後学習】浮世草子について概略調査。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
資料解読と発表(5)浮世草子
【事前学習】近世の散文ジャンルの確認。 (2時間) 【事後学習】俳諧について概略調査。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
資料解読と発表(6)俳諧
【事前学習】近世の韻文ジャンルの確認 (2時間) 【事後学習】テスト範囲の復習。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
読解力の到達度テスト(小テスト)と解説(2)
【事前学習】テスト範囲の確認。 (2時間) 【事後学習】テスト結果の反省と復習。江戸戯作について概略調査。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
資料解読と発表(7)江戸戯作1
【事前学習】江戸戯作のジャンル確認。 (2時間) 【事後学習】草双紙のジャンル概略調査。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
資料解読と発表(8)江戸戯作2
【事前学習】江戸戯作のジャンル再確認。 (2時間) 【事後学習】考証随筆について概略調査。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
資料解読と発表(9)考証随筆
【事前学習】前回資料の復習。 (2時間) 【事後学習】テスト範囲の復習。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
読解力の到達度テスト(小テスト)と解説(3)全体の総括と補足
【事前学習】テスト範囲の確認。 (2時間) 【事後学習】テスト結果の反省と復習。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 高田竹山監修 『五體字類』 西東書房 2008年 第三版 児玉幸多編 『漢字くずし方辞典』 東京堂出版(旧版、近藤出版社) 1993年 児玉幸多編 『くずし字解読辞典 〈机上版〉』 東京堂出版(旧版、近藤出版社) 1993年 上記の書籍については、いずれも古書店でも入手可能である(旧版でも利用上の支障はない)。書誌学の参考書については授業中に紹介し、必要なものはプリントして配布する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:3回実施する到達度テスト(小テスト)の評価(40%)、授業参画度:発表、質疑応答等で評価(60%) |
オフィスアワー | 火・水・木の昼休み、個人研究室にて。連絡用のメールアドレスについては第1回の授業時に知らせる。 |