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令和2年度以降入学者 | 英米文学演習1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 英米文学演習1 | ||||
教員名 | 牧野理英 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 対面授業(一部ZOOMとBlackboardを併用) 遠隔で授業を行わなくてはならないことから、前期のシラバスの内容はかなり変更することがある。 状況により読む量なども変更があるため、この内容は暫定的であることを了解してもらいたい。 前期は初回7回までZoom 、後は対面でおこなうことにする。(状況により授業形態は変化するのでその都度連絡する) 英米文学演習1(牧野理英・前・水4) |
Blackboard ID | 20230800 |
授業概要 | この授業は、前期は英米そして日本の短編小説(日本の場合は英訳)を読むことによって社会と個人との関係性を学ぶというものである。特にアイデンティティの描かれ方に焦点を絞り、作品を分析していきたい。ただ英語で書かれた短編をよむことに終始するのではなく、批判的に読み、お互いに議論するということも授業の一環として行っていく。前期は自己と他者の関係性を中心にした作品を読んでいく。他者との関係からどのような自我が形成されるのかという普遍的テーマを英米、国文学の中から見出す。作品は科学小説やゴシック小説、恐怖小説からの抜粋を基にする。前期前半はキャノンとよばれる文学史上の作家に絞るが、後半ではエスニックの作家に焦点を当てていきたい。 また作品そのものを取り扱うことはしないが、映画鑑賞(Steven Kingを原作とした映画等)も授業の一環として扱う |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、DP5、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、CP5、に対応している。 英米(国)文学における自我の問題を理解することができる。社会において他者であること、マイノリティであることはどのような視点を提供するのかという問題に取り組む。卒業論文に何を選ぶべきなのか?自分が何が好きで何が嫌いなのかという文学的感性を養うことができる。 A-3-2既存の知識にとらわれることなく, 言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる。 A-4-2英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて説明することができる。 A-5-2新しい問題に取り組む意識を持ち, そのために必要な情報を収集することができる。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 演習 ただ英語で書かれた短編をよむことに終始するのではなく、批判的に読み、お互いに議論するということも授業の一環として行っていく。履修者のレベルによって読む量は調節していく。発言を重視するため、授業では予習が必須である。適宜映画などを取り入れて、作品との比較を行う。フィードバックは適宜行う。 事前に授業担当教員の許可を得た者については、遠隔での参加を認める場合がある。 Blackboard に配信する課題を提出することで代替措置とする。そのほか詳しいことは状況に応じて別途指示する。 |
授業計画 | |
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1 |
短編小説とは何か:授業のテーマや到達目標、方法などについて説明し、簡単なガイダンスをする。これまでに読んだ英米文学、自身の英語力に関して書いてもらう。 (Zoom)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (0.5時間) 【事後学習】次回の読み物 (3.5時間) |
2 |
アメリカ文学・SF 小説 H.P. Lovecraft ”The Outsider” 主人公は誰なのか? (Zoom) 【事前学習】”The Outsider" を読んでおく (2時間) 【事後学習】授業で話あったことに対する議論をまとめる (2時間) |
3 |
"The Outsider," continued ゴシックの定義 主人公に何が起きているのか? 映像との比較 (Zoom) 【事前学習】”The Outsider " 読み切る (2時間) 【事後学習】”後半を読んでおく (2時間) |
4 |
南米文学 ルイス・ホルヘ・ボルヘス Jorge Luis Borges, "Borges and I" この作品における「私」は誰なのか? (Zoom) 【事前学習】"Borges and I" を読んでおく (2時間) 【事後学習】Borjes の作家紹介をよんでおく (2時間) |
5 |
”Borges and I,”continued マジックリアリズムの定義 (Zoom) 【事前学習】短篇を読み切っておく (2時間) 【事後学習】自己と他者の関係はどのようなものなのか (2時間) |
6 |
アメリカ文学 Nathaniel Hawthorne, ”Young Goodman Brown” アメリカンゴシックとは (Zoom) 【事前学習】Hawthorne の作家紹介を読んでおく (2時間) 【事後学習】ピンクのリボンは何を意味しているのか? (2時間) |
7 |
"Young Goodman Brown," continued ピューリタンとは? (Zoom) 【事前学習】短編 前半部を読んでおく (2時間) 【事後学習】"Goodman の意味について (2時間) |
8 |
"Young Goodman Brown," continued 本短編におけるアメリカとは? (対面) 【事前学習】作品における象徴をさがしておく (2時間) 【事後学習】象徴は何を意味しているのか? (2時間) |
9 |
Film adaptation of ”Young Goodman Brown" Stanley Kubrick の、Eyes Wide Shut (対面) 【事前学習】 Goodman Brown も問題とは何か? (2時間) 【事後学習】現代のGoodman Brown とは? (2時間) |
10 |
イギリス文学 James Joyce ”Araby” Joyce って誰? (対面) 【事前学習】”Araby”を読んでおく Joyce の作家紹介を読んでおく (2時間) 【事後学習】Joyce の他の作品の概説を読んでおく (2時間) |
11 |
”Araby”continued Epiphany とは何か? (対面) 【事前学習】Arabyとは何なのか? (2時間) 【事後学習】語り手は何をみいだしたのか? (2時間) |
12 |
日系アメリカ文学:詩の世界Japanese American writer Lawson F Inada, "Plucking out a Rhythm" 日系アメリカ詩 (対面)) 【事前学習】"Plucking out a Rhythm” を読んでおく (2時間) 【事後学習】語り手の位置とは? (2時間) |
13 |
ゴシックホラーのフレームにおける個人の表象 鈴木光司の作品『リング』『らせん』をを中心に 映像における問題点 (対面)) 【事前学習】ハンドアウトを読んでおく (2時間) 【事後学習】主人公(達)に何が起こっているのか? (2時間) |
14 |
試験対策、Q and A (対面)
【事前学習】今まで読んだ作品に関する質問をまとめる (1時間) 【事後学習】試験準備 (3時間) |
15 |
期末試験とフィードバック (対面)
【事前学習】試験準備 (3時間) 【事後学習】今まで学んだことをまとめ確認する (1時間) |
その他 | |
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教科書 | テキストはプリントで適宜配布する。 |
参考書 | 諏訪部浩一 『アメリカ文学入門』 三修社 2020年 第8版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは求めるテーマと内容、提出状況をみて評価する(40%)、授業内テスト:期末テスト 小テスト(30%)、授業参画度:発言 発表 (前期においてはウェッブ上)(30%) 対⾯授業に参加できない場合の条件を満たし遠隔で参加した場合、課題の提出によって評価する。 小テストや授業内試験を受けられない場合、Blackboardを介した課題提出によって評価する。期日については都度、Blackboardで告知する。 |
オフィスアワー | 木曜日、牧野研究室にて/ブラックボードメール |