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令和2年度以降入学者 | 卒業論文研究ゼミ1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 卒業論文研究ゼミ1 | ||||
教員名 | 牧野理英 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 対面授業(一部ZOOMとBlackboardを併用) Blackboard を使用した研究課題とZoom による授業 遠隔で授業を行わなくてはならないことから、前期のシラバスの内容はかなり変更することがある。 前期は初回7回までZoom 、後は対面でおこなうことにする。(状況により授業形態は変化するのでその都度連絡する) 状況により読む量なども変更があるため、この内容は暫定的であることを了解してもらいたい。 卒業論文研究ゼミ1(牧野理英・前・木2) |
Blackboard ID | 20230836 |
授業概要 | このクラスでは、英語圏(アメリカ、イギリス、カナダ)の日系作家に焦点をしぼり、第二次世界大戦における日米間をテーマにした彼らの文学作品を読む。主に日本をベースにした小説を中心に、英語圏文学史上で一定の評価を得た作家との対比によって、どのようなものが文学とみなされているのか?あるいはどういったものが排除されていたのかという点にも留意し、グローバル時代における日系文学の重要性を考察する。前期はイギリス作家カズオ・イシグロの日本をベースにした作品を解読する。ジェンダー、人種表象に焦点を置く。 |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、DP4、DP5、DP6、DP7、DP8、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、CP4、CP5、CP6、CP7、CP8、に対応している。 第二次世界大戦における日米の関係を理解できる。そしてそこから現代のグローバル時代における日本の位置を理解できる。日本人としてイシグロをどのように読み、イシグロをよんだことのない人々にどのように紹介するのか? 国際教養としてイシグロを理解できる。 (A-1-2)学修から得られた豊かな知識と教養, 及び, 自己の倫理観に基づいて, 英語学・英語圏文学の役割を説明することができる。 (A-3-2)既存の知識にとらわれることなく, 言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる。 (A-4-2)英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて説明することができる。 (A-5-2)新しい問題に取り組む意識を持ち, そのために必要な情報を収集することができる。 (A-6-2)親しい人々とコミュニケーションを取り, 専門的知識について正しく説明することができる。 (A-7-2)学修活動において, 積極的にリーダーシップを発揮し, 他者と協働して作業をすることができる。 (A-8-2)自分の学修経験の振り返りを継続的に行い, 分析することができる。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | ゼミ形式 前期ではイギリス作家のカズオ・イシグロの日本をトピックにした小説を扱う。また英語圏文学におけるアジア系とは何を意味するのか?(作家がアジア系であること、テーマがアジア系であることなど)という問題にも取り組んでいきたい。映画などの視覚的教材も適宜とりいれて授業を行う。クラスでは発言を求めることが多いため、かならずテキストは読んできて、議論に加わること。また履修者のレベルによって読む量も調節するため、シラバスの内容は便宜上のものである。フィードバックは適宜行う。 事前に授業担当教員の許可を得た者については、遠隔での参加を認める場合がある。 Blackboard に配信する課題を提出することで代替措置とする。そのほか詳しいことは状況に応じて別途指示する。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標、方法などについて説明し、簡単なガイダンスをする。これまでに読んだ英米文学、自身の英語力に関して書いてもらう。 (Zoom)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解する。 (0.5時間) 【事後学習】第一回目の作品の予習 ”A Family Supper" (3.5時間) |
2 |
Kazuo Ishiguro の日本とは ”A Family Supper" (Zoom) 【事前学習】”A Family Supper" 前半を読んでおく (2時間) 【事後学習】”A Family Supper "中半を読んでおく (2時間) |
3 |
”A Family Supper" continued 映像との比較 (Zoom) 【事前学習】“A Family Supper"後半を読んでおく (2時間) 【事後学習】An Artist of the Floating World pp.1-20 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
An Artist of the Floating World pp.1- 20 語り手に何が起こっているのか? (Zoom) 【事前学習】pp. 1-20 を読んでおく (2時間) 【事後学習】オノとはどういった人物なのかをまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
An Artist of the Floating World pp.20-40
【事前学習】pp.20-40 を読んでおく (2時間) 【事後学習】オノの時代背景をまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
An Artist of the Floating World pp.40-61 男性側の視点 (Zoom) 【事前学習】pp.40-61 を読んでおく (2時間) 【事後学習】小野の芸術的資質とはどのようなものなのかをまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
An Artist of the Floating World pp.61-85 クロダとは誰か? 【事前学習】pp.61-85を読んでおく (2時間) 【事後学習】クロダという人物の作品における重要性をまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
An Artist of the Floating World pp.85-96
【事前学習】pp.85-96 を読んでおく (2時間) 【事後学習】マツダとはどのような人物なのかをまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
An Artist of the Floating World pp.99-115 ノリコとは 【事前学習】pp.99-105 を読んでおく (2時間) 【事後学習】ノリコの作品における意義 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
An Artist of the Floating World pp.116-127
【事前学習】pp,116-127を読んでおく (2時間) 【事後学習】サイトウ・タロウとは誰かをまとめておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
An Artist of the Floating World pp.131-143
【事前学習】pp131-143まで読んでおく (2時間) 【事後学習】カメさんとはどのような人物なのかまとめておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
An Artist of the Floating World pp.144-155
【事前学習】pp.144-155 まで読んでおく (2時間) 【事後学習】ギサブロとは誰かまとめておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
An Artist of the Floating World pp.155-175
【事前学習】pp.155-175まで読んでおく (2時間) 【事後学習】Complacencyとはどういった絵と思われるのかをまとめておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
An Artist of the Floating World pp.175-194
【事前学習】pp.175-194 まで読んでおく (2時間) 【事後学習】期末ぺーパーの用意 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
An Artist of the Floating World pp.197-206 最後はどうなったのか 【事前学習】pp.197-206 を読んでおく (3時間) 【事後学習】イシグロのいう「画家」とは? (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | Kazuo Ishiguro, An Artist of the Floating World , Faber and Faber , 1986 イシグロの短編はプリントで適宜配布する |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:テーマを選び、担当教員の了解を受けたうえで提出(30%)、授業内テスト:小テスト 全10回の予定(40%)、授業参画度:発表 発言 前期はウェッブ上で判断(30%) 対面授業が不可能であるためZoom を用いて発言、発表を評価する。 対⾯授業に参加できない場合の条件を満たし遠隔で参加した場合、課題の提出によって評価する。 小テストや授業内試験を受けられない場合、Blackboardを介した課題提出によって評価する。期日については都度、Blackboardで告知する。 |
オフィスアワー | 木曜日、牧野研究室にて/ブラックボードメール |