検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 卒業論文研究ゼミ2 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 卒業論文研究ゼミ2 | ||||
教員名 | 牧野理英 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
---|---|
授業の形態 | 対面授業(一部ZOOMとBlackboardを併用) Blackboard を使用した研究課題とZoom による授業 遠隔で授業を行わなくてはならないことから、前期のシラバスの内容はかなり変更することがある。 前期は初回7回までZoom 、後は対面でおこなうことにする。(状況により授業形態は変化するのでその都度連絡する) 状況により読む量なども変更があるため、この内容は暫定的であることを了解してもらいたい。 卒業論文研究ゼミ2(牧野理英・前・木2) |
Blackboard ID | 20233796 |
授業概要 | このクラスでは、英語圏(アメリカ、イギリス、カナダ)の日系作家に焦点をしぼり、第二次世界大戦における日米間をテーマにした彼らの文学作品を読む。主に日本をベースにした小説を中心に、英語圏文学史上で一定の評価を得た作家との対比によって、どのようなものが文学とみなされているのか?あるいはどういったものが排除されていたのかという点にも留意し、グローバル時代における日系文学の重要性を考察する。前期はイギリス作家カズオ・イシグロのミステリー作品を解読する。ジェンダー、人種表象に焦点を置く。 |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、DP4、DP5、DP6、DP7、DP8、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、CP4、CP5、CP6、CP7、CP8、に対応している。 第二次世界大戦における日米の関係を理解できる。そしてそこから現代のグローバル時代における日本の位置を理解できる。日本人としてイシグロをどのように読み、イシグロをよんだことのない人々にどのように紹介するのか? 国際教養としてイシグロを理解できる。 (A-1-2)学修から得られた豊かな知識と教養, 及び, 自己の倫理観に基づいて, 英語学・英語圏文学の役割を説明することができる。 (A-3-2)既存の知識にとらわれることなく, 言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる。 (A-4-2)英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて説明することができる。 (A-5-2)新しい問題に取り組む意識を持ち, そのために必要な情報を収集することができる。 (A-6-2)親しい人々とコミュニケーションを取り, 専門的知識について正しく説明することができる。 (A-7-2)学修活動において, 積極的にリーダーシップを発揮し, 他者と協働して作業をすることができる。 (A-8-2)自分の学修経験の振り返りを継続的に行い, 分析することができる。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | ゼミ形式 前期ではイギリス作家のカズオ・イシグロの日本をトピックにした小説を扱う。また英語圏文学におけるアジア系とは何を意味するのか?(作家がアジア系であること、テーマがアジア系であることなど)という問題にも取り組んでいきたい。映画などの視覚的教材も適宜とりいれて授業を行う。クラスでは発言を求めることが多いため、かならずテキストは読んできて、議論に加わること。また履修者のレベルによって読む量も調節するため、シラバスの内容は便宜上のものである。フィードバックは適宜行う。 事前に授業担当教員の許可を得た者については、遠隔での参加を認める場合がある。 Blackboard に配信する課題を提出することで代替措置とする。そのほか詳しいことは状況に応じて別途指示する。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
授業のテーマや到達目標、方法などについて説明し、簡単なガイダンスをする。これまでに読んだ英米文学、自身の英語力に関して書いてもらう。 (Zoom)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解する。 (0.5時間) 【事後学習】When We Were Orphans Chapter 1-2 (3.5時間) 【担当教員】1930年代とはどんな時代なのかをまとめる 【授業形態】対面授業 |
2 |
When We Were Orphans Chapter 3-4
【事前学習】Chapter 3-4 を読んでおく (2時間) 【事後学習】語り手とは誰か? (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
When We Were Orphans Chapter 5-6
【事前学習】Chapter 5-6 を読んでおく 【事後学習】語り手の探偵という職業についてまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
When We Were Orphans Chapter 7-8
【事前学習】Chapter 7-8 を読んでおく (2時間) 【事後学習】記憶とは (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
When We Were Orphans Chapter 9-10
【事前学習】Chapter 9-10 を読んでおく (2時間) 【事後学習】Banks の父とは? (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
When We Were Orphans Chapter 11-12
【事前学習】Chapter 11-12 を読んでおく (2時間) 【事後学習】語り手の母とは? (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
When We Were Orphans Chapter 13-14
【事前学習】Chapter 13-14 を読んでおく (2時間) 【事後学習】記憶の構造 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
When We Were Orphans Chapter 15-16
【事前学習】Chapter 15-16 を読んでおく (2時間) 【事後学習】Akira とは? (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
When We Were Orphans Chapter 17-18
【事前学習】Chapter 17-18 を読んでおく (2時間) 【事後学習】イマジナリー・チャイルドとは (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
When We Were Orphans Chapter 19-20
【事前学習】Chapter 19-20 を読んでおく (2時間) 【事後学習】日本と中国の関係 1930年代 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
When We Were Orphans Chapter 21-22
【事前学習】Chapter 21-22 を読んでおく (2時間) 【事後学習】孤児とは (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
When We Were Orphans Chapter 23
【事前学習】最終章を読んでおく (2時間) 【事後学習】自分の考えをまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
発表 前半
【事前学習】発表者は内容をまとめ、後半は質問や意見を用意 (2時間) 【事後学習】前半は留意点をまとめておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
発表 後半
【事前学習】後半の発表者は内容をまとめる。前半は質問や意見を用意 (2時間) 【事後学習】期末ペーパー準備 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
レポート提出: 今までに学んだことからテーマを絞りレポートを作成 (対面)
【事前学習】レポートに関する発表 (3時間) 【事後学習】これまでに学んだことを確認する (1時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | Kazuo Ishiguro, When We Were Orphans , Faber and Faber , 2000 他に必要なテキストはプリントで適宜配布する |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:テーマを選び、担当教員の了解を受けたうえで提出(30%)、授業内テスト:小テスト 全5,6回の予定(40%)、授業参画度:発表 発言 前期はウェッブ上で判断(30%) 対面授業が不可能であるためZoom を用いて発言、発表を評価する。 対⾯授業に参加できない場合の条件を満たし遠隔で参加した場合、課題の提出によって評価する。 小テストや授業内試験を受けられない場合、Blackboardを介した課題提出によって評価する。期日については都度、Blackboardで告知する。 |
オフィスアワー | 火曜日、牧野研究室にて/ブラックボードメール |