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令和2年度以降入学者 | 社会学史2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 社会学史2 | ||||
教員名 | 犬飼裕一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面で行います。 |
Blackboard ID | 20233868 |
授業概要 | 社会学史1と2の概要としては、前期の社会学史1で社会学を確立した代表的な人物の議論を紹介し、後期の社会学史2で、その後の展開を行った多様な人々の議論を紹介することにします。前年のドイツ社会学中心の「社会学史2」の内容を踏まえ、今年度はフランス社会学に力点をおいて説明していくことにいたします。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識・技能>と<能力> グローバル化する現代社会における社会学の役割を理解し,そのことを踏まえ国際社会が直面する問題について,行為を中心に,構造や変動,自我や関係,などの観点から説明することができる(A-2-2: 世界の現状を理解し,説明する力)。 社会学は20世紀初頭前後にまず新しい方法として生まれました。時代はちょうど19世紀までの科学と20世紀以降の科学の立場がぶつかり合っている頃で、社会学は両方の要素を受け取って展開してきました。現に、社会学はヨーロッパの哲学や歴史、そして宗教から多くのものを受け継いでいます。そして、哲学や歴史学の方法であった社会学が、後には独立した学科として成立します。本講義では、哲学や歴史、宗教といった関連領域にも目配りしながら社会学が独自の方法と領域を確立していく様子を説明していきます。受講者にとっては高校まででバラバラに教えられてきた歴史や政経の問題が、実は宗教や哲学と密接に関係していることを知り、今までとは違った立体的な思考が可能になるはずです(A-1-2: 豊かな知識・教養に基づく高い倫理観)。 この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 前期に行った講義「社会学史1」を受けて、後期ではゲオルク・ジンメルとマックス・ウェーバーをとりあげます。ジンメルとウェーバーはほぼ同じ時代にドイツで活躍した人物ですが、二人とも専門の社会学者ではなかったのがこの時代の社会学に独特の正確を与えています。ジンメルは哲学や芸術の分野でも名高く、ウェーバーは経済学や法学、政治学、歴史学といった領域でも一流の業績を残しました。このため二人の社会学について理解するには、同時代のヨーロッパの、ドイツの様々な学問のあり方を視野に入れなければならないのです。特に歴史と哲学の基礎知識は不可欠なので、前期の導入に続き、後期でも前期とは違う形で導入的な説明に力を入れることにします。 対面授業への参加が困難な人は、個別に指示します。 授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行う。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
社会学理解のためのヨーロッパ史とヨーロッパ哲学1(A-2-2)
【事前学習】参考書『社会学の名著30』を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
2 |
社会学理解のためのヨーロッパ史とヨーロッパ哲学2(A-2-2)
【事前学習】参考書『社会学の名著30』を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
3 |
社会学理解のためのヨーロッパ史とヨーロッパ哲学3(A-2-2)
【事前学習】参考書『社会学の名著30』を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
4 |
ゲオルク・ジンメル『社会学』1(A-1-2)
【事前学習】ゲオルク・ジンメル『ジンメル・コレクション』(ちくま学芸文庫)を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
5 |
ゲオルク・ジンメル『社会学』2(A-1-2)
【事前学習】ゲオルク・ジンメル『ジンメル・コレクション』(ちくま学芸文庫)を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
6 |
ゲオルク・ジンメル『貨幣の哲学』1(A-1-2)
【事前学習】ゲオルク・ジンメル『ジンメル・コレクション』(ちくま学芸文庫)を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
7 |
ゲオルク・ジンメル『貨幣の哲学』2(A-1-2)
【事前学習】ゲオルク・ジンメル『ジンメル・コレクション』(ちくま学芸文庫)を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
8 |
マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』1(A-1-2)
【事前学習】マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
9 |
マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』2(A-1-2)
【事前学習】マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
10 |
マックス・ウェーバー『職業としての学問』『職業としての政治』1(A-1-2)
【事前学習】マックス・ウェーバー『職業としての学問』『職業としての政治』(ともに岩波文庫)を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
11 |
マックス・ウェーバー『職業としての学問』『職業としての政治』2(A-1-2)
【事前学習】マックス・ウェーバー『職業としての学問』『職業としての政治』(ともに岩波文庫)を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
12 |
マックス・ウェーバー『職業としての学問』『職業としての政治』3(A-1-2)
【事前学習】マックス・ウェーバー『職業としての学問』『職業としての政治』(ともに岩波文庫)を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
13 |
古典社会学と現代1(A-1-2)
【事前学習】参考書『方法論的個人主義の行方』を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
14 |
古典社会学と現代2(A-1-2)
【事前学習】参考書『方法論的個人主義の行方』を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
15 |
古典社会学と現代3(A-1-2)
【事前学習】参考書『方法論的個人主義の行方』を読んでおいてください。 (2時間) 【事後学習】授業ノートの復習をしてください。 (2時間) 【担当教員】犬飼裕一 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 適宜紹介する。 |
参考書 | 犬飼裕一 『方法論的個人主義の行方』 勁草書房 2011年 犬飼裕一 『和辻哲郎の社会学』 八千代出版 2016年 ゲオルク・ジンメル『ジンメル・コレクション』(ちくま学芸文庫) マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫、日経BP文庫) マックス・ウェーバー『職業としての学問』『職業としての政治』(ともに岩波文庫、合冊は日経BP文庫) 以下は文庫版ではないので非常に高価ですが参考まで。授業の中では説明するので図書館などで参照するとよいでしょう。 ゲオルク・ジンメル『社会学』(白水社) ゲオルク・ジンメル『貨幣の哲学』(白水社) |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、授業参画度(20%) 試験の評価に当たっては、まず講義内容をよく理解していることを前提とします。それに加えて、本講義で紹介した文献を実際に読んでさらに学習を深めることを期待しています。講義内容と各自の読書に現代の社会問題や国際問題を有機的に関連させて展開することができれば、満点の評価といたします。 以上を踏まえ、A-1-2(豊かな知識・教養に基づく高い倫理観)ならびにA-2-2(世界の現状を理解し、説明する力)の修得状況を評価します。 課題の提出をもって授業参画度(80%)とみなし、提出された課題の質をもって授業内テスト(20%)とみなし、双方で評価を行います。 対面授業に参加できない場合の成績評価については別途授業内で説明します。 |
オフィスアワー | 授業終了後。所要を除いてほぼ毎日研究室に在室していますのでアポイントを取って訪ねてきてください。質問はメールでも対応します。 |
備考 | 講義時間内および終了後の質問や討論による授業参画度を、成績評価に積極的に取り入れます。特に講義時間内の質問を歓迎します。 YouTube「犬飼裕一社会学チャンネル」にて、授業の録画映像を公開しています。授業の復習や過年度の講義による予習に利用してください。https://www.youtube.com/channel/UCxuwZ4sGUpYL-cYBrBbHUJA |