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令和2年度以降入学者 | 理論・学説名著講読1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 理論・学説名著講読1 | ||||
教員名 | 鈴木健之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Blackboard ID | 20233877 |
授業概要 | 社会学の使命は、社会における<自由で平等な市民の連帯>の「可能性」(同時にその困難さ)を解き明かすことにある。社会学「思想」は、自由で平等な市民の連帯について、原理的な考察を行ってきた。授業では、社会学における行為論に焦点を絞り、その学説史的展開と、<いまここ>の社会(世界)への応用について、専門的な議論を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> ①社会学的行為論者の基本的な流れを学ぶ。 ②社会学的行為論の基本的な内容を学ぶ。 ③社会学理論と実証研究の関係性を学ぶ。 <到達目標> ①M・ヴェーバー、A・シュッツ、T・パーソンズ、H・ガーフィンケル、J・アレクサンダーの行為概念について説明することができる。 ②社会唯名論と社会実在論、社会現象学と主意主義的行為論、エスノメソドロジー、ミクロ-マクロ・リンクについて説明することができる。 ③<生>と<死>、<311>と<911>、<オバマ>と<トランプ>、<ナショナリズム>と<トランスナショナリズム>の関係について社会学的行為論の観点から説明することができる。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目はディプロマポリシーDP2,及びカリキュラムポリシーCP2に対応している。 <日本大学教育憲章との関係> この科目は日本大学教育憲章ルーブリックA2に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 『行為論からみる社会学―危機の時代への問いかけ』(中村文哉・鈴木健之編、晃洋書房2020年)を教科書として、全章について詳細な解説を行う。本著で議論されている主要な理論家、M・ウェーバー、A・シュッツ、T・パーソンズ、H・ガーフィンケル、そしてJ・アレクサンダーについては、彼らの人と思想・理論について解説する回を設ける。 授業はパワーポイントを用いて行う。授業開始時にハンドアウト(要点書き)を配布する。なお教科書はPDFを無料配布するので購入には及ばない。但し購入を拒むものではない。 授業内で課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行う。 |
授業計画 | |
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1 |
『行為論からみる社会学』へのイントロダクション
【事前学習】事前配布資料①を読む。 (2時間) 【事後学習】社会学的行為論とは何かをまとめ、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
マックス・ウェーバーの行為論
【事前学習】事前配布資料②を読む。 (2時間) 【事後学習】ウェーバー行為論の骨子についてまとめ、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
『行為論からみる社会学』(2):宇都宮京子論文
【事前学習】宇都宮論文を読む。 (2時間) 【事後学習】宇都宮論文の要点とまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
『行為論からみる社会学』(3):佐藤成基論文
【事前学習】佐藤成基論文を読む。 (2時間) 【事後学習】成基論文の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
アルフレッド・シュッツの社会現象学
【事前学習】事前配布資料を読む③ (2時間) 【事後学習】シュッツの社会現象学の骨子についてまとめ、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
『行為論からみる社会学』(4):佐藤嘉一論文
【事前学習】佐藤嘉一論文を読む。 (2時間) 【事後学習】嘉一論文の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
『行為論からみる社会学』(5):中村文哉論文
【事前学習】中村論文を読む。 (2時間) 【事後学習】中村論文の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
『行為論からみる社会学』(6):張江洋直論文
【事前学習】張江論文を読む。 (2時間) 【事後学習】張江論文の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
『行為論からみる社会学』(7):浜日出夫論文
【事前学習】浜論文を読む。 (2時間) 【事後学習】浜論文の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
ハロルド・ガーフィンケルのエスノメドロジー(特別講師を招いての授業に変更の可能性あり)
【事前学習】事前配布資料④を読む (2時間) 【事後学習】ガーフィンケルのエスノメソドロジーの骨子についてまとめ、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
アーヴィング・ゴフマンの相互行為秩序(特別講師を招いての授業に変更の可能性あり)
【事前学習】事前配布資料⑤を読む (2時間) 【事後学習】ゴフマンの相互行為秩序論の骨子についてまとめ、授業へのコメント行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
『行為論からみる社会学』(8):小島奈名子論文
【事前学習】小島論文を読む (2時間) 【事後学習】小島論文の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
ジェフリー・アレクサンダーの行為システム論
【事前学習】事前配布資料⑤を読む (2時間) 【事後学習】アレクサンダー社会学の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
『行為論からみる社会学』(9):西原和久論文
【事前学習】西原論文を読む (2時間) 【事後学習】西原論文の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
『行為論からみる社会学』(10):鈴木健之論文
【事前学習】鈴木論文を読む (2時間) 【事後学習】鈴木論文の要点をまとめて、授業へのコメントを行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 中村文哉・鈴木健之 『行為論からみる社会学―危機の時代への問いかけ』 晃洋書房 2020年 第1版 教科書の購入は任意とします。 |
参考書 | 仲川秀樹編 『社会学史入門―黎明期から現代的展開まで』 ミネルヴァ書房 2020年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末レポートを課す。(60%)、毎回の課題への取り組み(40%) |
オフィスアワー | 出講日(授業日)の授業の前後。 |