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令和2年度以降入学者 | 障害者福祉論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 障害者福祉論 | ||||
教員名 | 吉田仁美 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業(ただし第15回は課題研究で実施する)。 |
Blackboard ID | 20233931 |
授業概要 | 今日、障害者福祉は国内的にも、国際的にも大きな変化が生じてきている。本講義では、障害者の自立生活運動の歴史、国際障害者福祉の歴史、理念を学んだ上で、障害者権利条約や国際生活機能分類(ICF)に照らし合わせて障害の概念の定義が変化してきていることを理解する。そして、日本国内における障害者福祉の法制度のサービス体系、障害者をめぐる環境、障害者の権利、障害者の生活実態について把握する。 |
授業のねらい・到達目標 | ・国際的な障害者福祉の歴史的展開について理解し、障害者権利条約が生まれた背景について説明することができる。 ・障害の定義・概念についてWHOの国際生活機能分類をもとに説明することができる。 ・障害者福祉の歴史と障害観の変遷について説明することができる。 ・国内における障害者福祉制度・サービス体系の最新の動向を把握し、関連知識を修得し、概要を説明できる。 この科目は旧カリキュラムでは文理学部(学士(社会福祉学)のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 なおこの科目は新カリキュラムでは文理学部(学士(社会福祉学)のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP2,CP3,CP4に対応しています。 ・日本及び国際社会が直面している社会福祉の問題を説明することができる(A-2-1)。 ・物事を論理的に説明することができる(A-3-1)。 ・社会や身近な環境に存在する福祉課題を見抜き、職業人及び市民としての立場から、課題解決の方向を提案することができる(A-4-1)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ・初回の授業時に視聴環境についてアンケートを実施します。 ・毎回の授業終了後にはレスポンスカードを提出していただきます。必要であれば、次回あるいは次々回の授業で解説を行います。 ・対面参加が難しい学生は必ず事前に申し出てください。教員の許可を得てZOOMでの参加を可能とします。 |
授業計画 | |
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1 |
第1回 導入:障害者福祉論の授業概要(A-2-1)
【事前学習】教科書に目を通し授業全体の流れを理解すること。 (2時間) 【事後学習】「障害」とは何かということについて自分なりに考えてみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
障害者福祉の歴史的展開(A-2-1)
【事前学習】歴史を通して障害者福祉の全体像を理解する。 (2時間) 【事後学習】障害者福祉の主要な歴史をおさえておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
障害者の人権保障と福祉の理念:国際的な自立生活運動の歴史等をふまえて(A-2-1)
【事前学習】国際的な自立生活運動の歴史を調べてみる。 (2時間) 【事後学習】当事者が今日の障害者福祉をどのように築いてきたかを理解する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
障害者福祉を取り巻く思想と理念障害者福祉の原理となる基本的人権(A-2-1)
【事前学習】障害者を取り巻く思想について調べておく。 (2時間) 【事後学習】障害者理念にかかわる主要な文献を読んでおく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
障害概念の特性:障害概念の変遷を踏まえて(A-2-1)
【事前学習】教科書に記載されている国際生活機能分類(ICF)の部分を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】ICFについて自分で説明できるようにしておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
障害者とは:障害者福祉制度との関連で(A-2-1)
【事前学習】日本国内の障害者福祉関連制度を調べておく。 (2時間) 【事後学習】障害児に関する施策を調べておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
障害者に対する法制度:障害者総合支援法(A-2-1)
【事前学習】障害者総合支援法の概要をみておく。 (2時間) 【事後学習】支給決定のプロセスについて事例から学ぶ。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
障害者と家族等の支援における関係機関と専門職の役割(A-2-1)
【事前学習】障害者福祉に関する機関を調べておく。 (2時間) 【事後学習】障害者支援施設の種類、補装具・住宅改修の種類等についてまとめておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
障害者福祉施設の現状(A-2-1)
【事前学習】障害者福祉施設の誕生の歴史を調べておく。 (2時間) 【事後学習】障害当事者が家族を取り巻くニーズについて整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
障害者と家族等に対する支援の実際(A-2-1)
【事前学習】地域生活支援事業について調べる。 (2時間) 【事後学習】ボランティア・NPOが障害者福祉にどのようにかかわっているか考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
障害児に対する支援(A-2-1)
【事前学習】特別支援教育の現状と課題を整理する。 (2時間) 【事後学習】諸外国のインクルーシブ教育について授業内容をもとに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
障害者雇用の現状と課題(A-2-1)
【事前学習】障害者雇用の現状と課題を整理する。 (2時間) 【事後学習】職業リハビリテーションの現状と課題を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
障害者の生活実態とこれを取り巻く社会環境(A-2-1)
【事前学習】バリアフリー、ユニバーサルデザインの事例を調べておく。 (2時間) 【事後学習】福祉のまちづくりの事例を調べておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
障害者の生活自立と生活ニーズ(A-2-1)
【事前学習】障害者の生活自立に必要な生活ニーズにはどのような課題があるかを考えておく。 (2時間) 【事後学習】生活のユニバーサルデザインについてレポートを書く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業内試験と解説による到達度の確認(A-3-1,A-4-1)
【事前学習】これまでの授業内容をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】今後の日本の障害者福祉の課題をレポートにまとめる。 (2時間) 【授業形態】課題研究 |
その他 | |
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教科書 | 峰島厚・木全和巳・児島芳郎 責任編集 『障害者福祉【新・社会福祉士シリーズ14】』 弘文堂 2021年 第1(初)版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、授業参画度:リアクションペーパー、授業参加姿勢(40%) 授業内試験は期末レポート試験で実施(課題研究)し、その内容を評価する。授業参画度は、リアクションペーパーと授業参加姿勢で評価する。 リアクションペーパーは対面でもオンラインでも提出状況と提出された内容で評価する。授業参加姿勢は対面でもオンラインでも発言の積極回数、グループディスカッションへの貢献度等を評価する。 授業参画度をA-2の達成度で評価する。授業内試験をA-3,A-4の達成度で評価する。 |
オフィスアワー | 水曜日の昼休み(12:10~13:00) 質問等はBlackBoardあるいはメール(アドレスは初回に伝えます)で対応します。 |