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介護福祉論

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令和2年度以前入学者 介護福祉論
教員名 二瓶さやか
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期集中 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20231020
授業概要 介護福祉の理念と実践、高齢者・介護福祉に関する制度・政策について学びます。ノーマライゼーションの理念をふまえながら、生活の質を高める支援方法について理解し、生活に即した制度・政策について講義を行います。


担当教員は、介護施設において、生活相談員・介護職員としての実務経験を有している。実務経験の知見を活用し、高齢者介護や介護福祉に関わる制度および具体的な相談援助技法や支援方法、その基盤となる考え方について授業をおこなう。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
 介護を必要とする人を理解し、利用者主体・自立支援・自己実現を目指した実践的ケアの基本や関連する社会資源について基本的知識を身につける。介護をされる側、する側双方の視点から介護の本質を理解し、人間の尊厳に基づいた社会・介護システムの向上に関する理論を身につける。
<到達目標>
 ・高齢者の生活を取り巻く社会的状況について理解することができる。
 ・高齢者・介護福祉の理念、目的について理解することができる
 ・介護福祉の対象となる人を理解し支援の方法について理解することができる。
 ・介護福祉に関連する制度・政策について説明することができる
 ・近未来の介護福祉の課題について考察する視点を習得することができる

<ディプロマポリシーとの関係>
 この科目は、文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。

<日本大学教育憲章との関係>
 ・日本及び国際社会が直面している社会福祉の問題を説明することができる。
 ・日本及び国際社会が直面している社会福祉の問題を理解し、それを踏まえて社会福祉学の役割を説明することができる。
 ・世界各国の歴史、経済、政治、文化などの背景を理解し、国際社会が直面している社会福祉の問題を社会福祉学の視点から説明することができる。
 ・世界各国の歴史、経済、政治、文化などの背景を理解し、国際社会が直面している社会福祉の問題を社会福祉学の視点から解決する方法を提案することができる。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 授業の形式【講義・演習】
授業は、講義を主として、一部演習を組み合わせて実施する。
資料は、担当教員が作成するオリジナル資料を基本として、厚生労働省等、公刊行物資料等を活用し適宜配布する。
演習については、視覚教材を活用する。
授業内に提示する課題やリアクションペーパーについては、授業内に口頭でフィードバックする他、必要に応じてコメントにて返答する。
授業計画
1 ガイダンス  介護福祉とは 生活支援としての介護について
【事前学習】15回のシラバスの内容を確認し、講義全体の概要を理解しておくこと (1時間)
【事後学習】介護とは何かについて、歴史的な経過から成り立ちや考え方を理解しまとめること (3時間)
【授業形態】対面授業
2 高齢者の社会的理解 介護福祉を取り巻く現状と動向・課題について
【事前学習】介護福祉に関連する諸問題について調べておくこと (2時間)
【事後学習】介護福祉に関連する社会的課題について全体像をまとめ課題の予防策についてまとめること (2時間)
【授業形態】対面授業
3 介護の倫理と専門性 介護の専門性と専門職の歴史的変遷 他職種との連携の必要性について
【事前学習】福祉に関連する専門職と役割について調べ、倫理綱領に目を通しておくこと (2時間)
【事後学習】介護実践の特性と専門性をまとめ、介護分野における専門職の役割について説明できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
4 介護の対象者理解(1) 介護の対象者と特性の理解について
【事前学習】介護を要する高齢者や障害者の心身の特性や変化について調べておくこと (2時間)
【事後学習】介護を要する高齢者や障害者の心身の特性についてまとめ説明できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
5 介護の対象者理解(2) 認知症ケアの概況について
【事前学習】認知症をはじめとした高齢期に頻発する精神疾患の特性について調べておくこと (2時間)
【事後学習】認知症がもたらす影響を整理し認知症に関連する国の制度施策をまとめること (2時間)
【授業形態】対面授業
6 介護の意義と基本的視点  生活支援とその意義について
【事前学習】介護の歴史的変遷を復習し「生活支援」としての介護について調べておくこと (2時間)
【事後学習】介護の専門性について考察し専門職に求められる役割についてまとめること (2時間)
【授業形態】対面授業
7 介護の活動の場の特性理解 高齢者・障害者に対する生活支援提供の場とその特性について
【事前学習】介護の対象となる高齢者・障害者に対する社会的サービスやサービスの種類と意義・目的について調べておくこと (2時間)
【事後学習】介護の対象者の生活、介護のあり方についてまとめケアマネジメントについて考察すること (2時間)
【授業形態】対面授業
8 介護におけるコミュニケーション 介護を必要とする利用者やその家族とのコミュニケーション方法について
【事前学習】福祉分野や介護の対象者におけるコミュニケーション技法について調べておくこと (2時間)
【事後学習】心身の特性に応じたコミュニケーションについてまとめ実践できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
9 生活支援の実際(1) 食事・排泄・睡眠への支援 支援方法について
【事前学習】自身の日常生活を振返り自立した日常生活とは何かについて考えをまとめておくこと (2時間)
【事後学習】支援の意義や具体的方法を復習し実践する際の留意点について説明できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
10 生活支援の実際(2) 身体の清潔・運動と移動・家事・整容への支援 支援方法について
【事前学習】介護を要する高齢者に対する基本的な介護技術や支援方法について調べておくこと (2時間)
【事後学習】支援の意義や具体的方法を復習し実践する際の留意点について説明できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
11 居住環境の整備   居住環境の理解とユニバーサルデザインについて
【事前学習】高齢者や障害者を取り巻く地域・居住環境や関連する制度施策について調べておくこと (2時間)
【事後学習】高齢者や障害者が生活していくうえでの安全確保、安全な住まいの確保のあり方について 説明できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
12 介護保険制度の概要 介護保険制度の概要や理念・概要について
【事前学習】居住する地域の介護保険制度(HP可)について目をとおし概要について調べておくこと (2時間)
【事後学習】介護保険制度の目的やサービス内容等、基本的な枠組みについて説明できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
13 介護保険制度の運営 介護保険法における専門職の役割と多職種連携について
【事前学習】介護保険制度に関連する組織・専門職、連携について調べておくこと (2時間)
【事後学習】介護保険サービス提供における専門職の役割や連携の実際について説明できるようにすること (2時間)
【授業形態】対面授業
14 地域ケアシステムの形成と動向 地域包括支援センターの制度と役割、政策展開について
【事前学習】地域において自立生活を支援するための包括的な支援について調べておくこと (2時間)
【事後学習】地域包括ケアシステムについて国の展開や今後の展望についてまとめ整理すること (2時間)
【授業形態】対面授業
15 介護福祉の理念と総括
【事前学習】これまでの講義内容をまとめ介護福祉の理念や今後の展望についてまとめておくこと (2時間)
【事後学習】講義をふまえ、介護福祉の理念と近未来の福祉課題に対する支援や社会システムについて 総括レポートを提出すること (2時間)
その他
教科書 指定はしませんが、授業内で適宜関係のあるものを紹介します。
参考書 指定はしませんが、授業内で適宜関係のあるものを紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業内テスト(20%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー 初回授業後に日程・時間等を相談し設定します。

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