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令和2年度以降入学者 | 教育学演習3 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 教育学演習3 | ||||
教員名 | 間篠剛留 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 1週目のみオンデマンド、2週目以降は対面形式。対面形式の週も、感染状況等によってはオンライン形式に切り替える可能性がある。切り替える場合にはBlackboardを通して通知する。 |
Blackboard ID | 20231042 |
授業概要 | 「教育学演習3・4」(間篠担当)に共通の内容:教育研究の幅を広げる この授業では、教育を研究することに関する受講者のイメージを広げるとともに、そのための能力を身に付けることを目指す。前期「教育学演習3」ではポップカルチャーから教育を考える。後期「教育学演習4」では、英語文献をもとに教育を考える。 「教育学演習3」の内容:ポップカルチャーの教育思想 本科目のテキストは、次のようなものである。 「「ポップカルチャー」に含まれる多様な作品とそれらを受容する私たちの感性は複雑に交差し、時代や社会のあり方を象徴的に浮かび上がらせることがある。本書は、さまざまな「推し」をもち、あるいは同人誌を制作する研究者(アカデミック・ファン)が、「ポップカルチャー」を通して浮かび上がってくる現代社会のありようや人間観を、自分自身を振り返りながら読み解く試みである。」(本科目のテキスト 序章より) 本授業では、このテキストを用い、一見すると教育と直接かかわらないような事柄から教育を考える。これによって教育を捉える視野を広げ、新たな枠組みを構築するとともに、自分自身で取り組んでみたい教育研究の方法を探していく。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、「教育学演習1・2」で学んだことを活かしながら、具体的な課題を調べ、考察し、考えるためのさまざまなスキルを身につけ、教育学についての理解を深めていく。また、担当教員は高校教員向けのアクティブラーニング研修会講師を務めた経験がある。その経験から、アクティブラーニングの具体的方法についても、授業内で解説する。 本授業の到達目標は以下のとおりである。 (1)テキストの解釈を行い、単に「私はこう考える」と伝えるだけでなく、複数の意見を比較しながらより妥当な解釈を検討することができる(A-6-3) (2)テキストをもとに追加資料の調査・分析を行い、自分なりに問題を設定し、議論することができる(A-4-3) (3)執筆したレポートについて自己評価を行い、改善に向けた課題設定ができる(A-8-3) この科目は文理学部(学士(教育学))のDP及びCPの6,8に対応しています。 |
授業の形式 | ゼミ |
授業の方法 | <授業の進め方> 毎回授業の担当者を割り振り、担当者が授業を運営する。 授業担当者は授業前週までに文献に関する予習課題を提示する。 受講者はその予習課題に取り組んだうえで当日の授業に参加する。 また、授業後には小レポートに取り組む。 <個人研究レポート> 文献講読の他、本科目では読み取った内容を参考文献に用いたレポートを執筆する。 テーマは教育に関連するものであれば自由。指定のフォーマット(40字×30行)で5枚。詳細は授業中に説明する。 <対面授業に参加できない場合> 特別な事情によって対面授業に参加できない場合、Zoomでの参加を認める。ただし、本授業の担当者および当該回の授業担当学生に、前日までに連絡すること。 |
履修条件 | 同一教員の「教育学演習3」(前期)、「教育学演習4」(後期)をあわせて履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(第1週目は登録作業等のため、「教育学演習1」の対面授業はありません。代わりにオンデマンド教材を用意しますので、それを視聴して第2週目の授業に備えてください)
【事前学習】テキストを概観し、担当箇所の希望を考える (1時間) 【事後学習】Blackboardから授業の方法を確認する (1時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
2 |
担当箇所の割り振り、ポップカルチャーのイメージ共有
【事前学習】テキストを概観し、担当箇所の希望を考える (2時間) 【事後学習】事後レポート(課題は当日発表) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
授業実践の在り方を考える
【事前学習】自分の担当章を読み、授業案を考える (2時間) 【事後学習】事後レポート(課題は当日発表) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
「ポップカルチャー」とは何か?
【事前学習】テキスト序章を読み、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート(課題は当日発表) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
「なさそう」が「ありそう」になる世界から見通せること
【事前学習】テキスト第1章を読み、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート(課題は当日発表) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
現代のスポーツマンガにおける凡人の努力
【事前学習】テキスト第2章を読み、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート(課題は当日発表) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
「宿命」に抗する現代的手法
【事前学習】テキスト第3章を読み、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート(課題は当日発表) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
音楽ライブイベントにおける音楽享受について
【事前学習】テキスト第5章を読み、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート(課題は当日発表) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
コミックマーケットという「場」
【事前学習】テキスト第6章を読み、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート(課題は当日発表) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
「推しのいる生」の何が新しいのか
【事前学習】テキスト第4章を読み、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート(課題は当日発表) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
総合討論1
【事前学習】テキスト序章・第1章を読み返し、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
総合討論2
【事前学習】テキスト第2章・第3章を読み返し、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
総合討論3
【事前学習】テキスト第5章・第6章を読み返し、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
総合討論4、「マイナス宇宙」における父子の戦いと「ネズミ」が姉を糾弾する場面について
【事前学習】テキスト第4章を読み返し、テキスト終章を読み、事前レポートに取り組む (2時間) 【事後学習】事後レポート (2時間) |
15 |
個人研究レポートの相互検討、全体の総括
【事前学習】個人研究レポート草稿の執筆 (2時間) 【事後学習】個人研究レポートの完成 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 渡辺哲男編著 『ポップカルチャーの教育思想――アカデミック・ファンが読み解く現代社会』 晃洋書房 2023年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末レポート(40%)、授業参画度:毎回の小レポート、議論への参加(30%)、担当回の授業運営(30%) 毎回の小レポートには、各回の事前課題・事後課題が含まれる。各回の事前課題・事後課題はその回の授業担当者が設定する。 成績評価方法それぞれの主な評価の観点は以下の通り。 ・期末レポート:到達目標1・2・3 ・毎回の小レポート、議論への参加:到達目標1・2 ・担当回の授業運営:到達目標1・3 ・担当箇所の発表・授業運営:1・2・3 |
オフィスアワー | 水曜日 16:10-17:00 間篠研究室または教育学科図書室 その他の時間に面談を希望する場合は、初回授業で案内する連絡先に相談すること。 |
備考 | ①本科目の受講登録については、教育学科事務室からの指示に従うこと ②演習科目であるため、基本的に全回出席し、積極的に参加すること(欠席が3回に達した場合履修放棄とみなす。特段の事情がある場合には必ず間篠に相談すること) ③同じ授業を受講している仲間の成果に対して積極的に、批判的に、建設的にコメントすることが求められる。 ④コロナ禍の状況や受講者の人数によっては、授業のスケジュールを変更する場合がある。その際にはBlackboardにて通知する。 |