検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | アジアの教育 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | アジアの教育 | ||||
教員名 | 日暮トモ子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
---|---|
授業の形態 | 主として対面授業で行う。一部、オンデマンド型授業や課題研究にて実施する。 |
Blackboard ID | 20231054 |
授業概要 | アジア諸国の教育の現状と課題について、歴史的、社会的、文化的背景に基づき概観することで、アジア諸国にみられる教育の特質について理解を深める。その理解に基づき、グローバルな視点から、教育の役割や今後の日本の教育の在り方について考える機会とする。 必要に応じて、適宜、欧米の状況、アフリカなど途上国の状況にも触れる。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)この授業のねらいは、以下のとおりである。 ・アジア諸国の教育の現状と課題について基礎的な知識を身につけ、諸外国との比較を通じて、これからの日本の教育の在り方や教育の役割についてグローバルな視点から議論できるようになる。 ・アジアに対する理解を深めることを通して、日本とアジア諸国との共存・共生の道を探るための視点を身につけることができるようになる。 (2)この授業の到達目標は以下のとおりである。 ・他者からの設定された何らかの観点のもと、世界で起こっている多様な出来事について総合的に説明できる。(A-2-3) ・既存の評価指標を用い、自ら評価時期を設定して振り返りを行い、自分なりの課題を設定できる。(A-8-3) ・アジアの教育状況を踏まえ、グローバルな視点から日本の教育上の課題について指摘することができる。 この科目は文理学部(学士(教育学))のDP2,DP8及びCP2,CP8に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ・授業の前日までに、Blackboard上に授業資料を配信するので、受講生は事前に読んでおくこと。 ・毎回授業終了後にリアクションペーパーの提出を課す。 ・小テスト及びレポートについては、それぞれ翌週に全体に向けて解説・講評を行う。 ・受講者数にもよるが、グループワークやディスカッションの機会を設ける予定である。 ・やむを得ない事情で対面授業に参加できない場合、対面授業終了後、Blackboardに記載している期日までに動画を視聴し、課題を提出する。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス(授業の概要と進め方の説明) アジア諸国の教育をみる視点、授業に関するアンケート調査の実施 【事前学習】シラバスをよく読み、授業の全体像について把握すること。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、アジア諸国の教育を見る視点を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
比較教育学、国際教育学とは? アジアの教育を見る上での「比較」の手法 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、比較の手法、国際統計の特徴についてまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
国際機関と国際統計 EFA、MDGs、SDGsなどの施策 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料を復習を行い、国際機関の役割、国際統計の種類について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
東アジアの教育(1)中国 改革開放後の経済発展と教育の関係、経済・教育格差の拡大、一人っ子政策のその後 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料を復習を行い、中国の教育の特徴について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
東アジアの教育(2)韓国 植民地の歴史、平準化政策、大学入試、就職状況、日本との関係 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料を復習を行い、韓国の教育の特徴について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
東アジアの教育(3)台湾・香港 植民地の歴史、中国・米国・イギリスとの関係、民主化運動 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、台湾・香港の教育の特徴をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
東南アジアの教育(1)マレーシア・シンガポールを中心に(A-2-3) 多文化、多民族国家における教育制度・政策 小テスト①の実施 【事前学習】第1回~第6回の復習を兼ねた小テストを行うので、復習をしておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、授業で取りあげた国の一つを選んで特徴をまとめる。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
8 |
東南アジアの教育(2)インドネシアを中心に 宗教と教育の関係、ASEAN共同体における教育課題 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、授業で取りあげた国の一つを選んで特徴をまとめる。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
9 |
南アジアの教育:インドを中心に カースト制度、IT、識字教育、ノンフォーマルエデュケーション 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、インドの教育の特徴をまとめる。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
10 |
テーマ別比較(1)(A-2-3) 義務教育(義務教育制度、試験文化、国際学力調査(PISA調査、TIMSS調査)の影響) グループワーク① 【事前学習】事前配付資料を読み、国際学力調査結果から気づいた点、疑問点等を挙げておく。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、国際学力調査と各国の教育政策との関係についてまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
テーマ別比較(2) 高等教育(大学改革、大学入試改革) 【事前学習】事前配付資料を読んで、疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、各国の入試改革動向を踏まえ、日本との類似点・相違点についてまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
テーマ別比較(3)(A-2-3) 子ども観、子どもと労働を巡る問題 小テスト②の実施 【事前学習】第7回~第11回の復習を兼ねた小テストを行うので、復習をしておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、児童労働の現状と問題点を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
テーマ別比較(4)(A-2-3) 男女の格差、児童婚、女子教育、マイノリティに対する教育、移民・難民 グループワーク② 【事前学習】事前配付資料を読み、統計データから気づいた点・疑問点等を挙げておくこと。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、アジア・途上国の女子教育の課題について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
授業の総復習(学期末レポート)と解説(A-8-3)
【事前学習】第1回~第13回までの講義内容を復習し、レポート作成の準備を行うこと。 (2時間) 【事後学習】提出したレポートの振り返り、修正等を行うこと。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業、課題研究 |
15 |
授業のまとめ これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める。 レポートの講評、日本とアジア諸国との今後の在り方について考える。 【事前学習】本講義を通して学んだものについてまとめること。 (2時間) 【事後学習】配付資料の復習を行い、今後の日本の教育の在り方についてまとめること。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 使用しません。Blackboard上に講義資料を配信します。 |
参考書 | 日暮トモ子編著 『アジア教育情報シリーズ 1巻 東アジア・大洋州編』 一藝社 2021年 牧貴愛編著 『アジア教育情報シリーズ 2巻 東南アジア編』 一藝社 2021年 小原優貴編著 『アジア教育情報シリーズ3巻 南・中央・西アジア編』 一藝社 2021年 黒田一雄・横関祐見子 『国際教育開発論』 有斐閣 2005年 二宮晧編著 『新版 世界の学校』 学文社 2014年 馬越徹・大塚豊編 『アジアの中等教育改革-グローバル化への対応』 東信堂 2013年 馬越徹編 『アジア・オセアニアの高等教育』 東信堂 2004年 日本比較教育学会編 『比較教育学事典』 東信堂 2012年 北村友人・杉村美紀編 『激動するアジアの大学改革』 上智大学出版 2012年 上記の他、授業内で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(30%) ・授業参画度は毎回のリアクションペーパーの提出、グループワークにおける貢献度で評価します。 ・授業内テストは、復習のための小テストを2回実施します。資料を見ながら答えてくださって構いません。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardで適宜対応します。授業内でE-mailアドレスを伝えるので確認してください。 |
備考 | ・受講者数にもよりますが、グループワークやディスカッションの機会を設ける予定ですので、積極的に授業に参加することを期待します。 |