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令和2年度以降入学者 | スポーツメンタルマネジメント | ||||
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令和元年度以前入学者 | スポーツメンタルマネジメント | ||||
教員名 | 水落文夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 体育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面による講義授業であるが,授業内容によりグループワークや心理テストなどを活用した演習の形式を含む。 |
Blackboard ID | 金曜日1限:20234033 金曜日2限:20234034 |
授業概要 | スポーツ心理学はスポーツをする人の心理的課題に対する具体的解決方法を提案している。そこで,円滑なスポーツ活動やスポーツ競技者の競技力向上と実力発揮に関わる心の問題とスキルについて,スポーツ心理学の理論・モデルに基づき,心理サポートの方法に関連させて解説する。 スポーツメンタルトレーニングの理論的背景と具体的な方法について講義する。スポーツ選手に対する心理サポートは多岐にわたるが,本講義では,そのすべてを網羅しない。主に心理的スキルの向上とコンディショニングを目的とする教育的アプローチを学修する。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> 運動・スポーツを行なうことや,その能力を高めることに心の問題は切り離せない。スポーツ心理学の分野で研究され実践された知見をもとに問題の本質を特定し,その特性を理解するとともにコントロールする手段を探れるようになる。 <到達目標> スポーツや運動行動にともなう心理的なことがらを,様々な角度から科学的・客観的に分析・評価して指導できる基礎的知識と態度を身につける。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は,文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP1,4,6,7,およびカリキュラムポリシーCP1,4,6,7に対応している。 <日本大学教育憲章との関係> ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる(A-1-3)。 ・問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる(A-4-3)。 ・さまざまな人々とのコミニュケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる(A-6-3)。 ・集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行うことができる(A-7-3)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 資料冊子(テキスト)「スポーツ心理学・メンタルマネジメント資料集」に記載の内容,およびプレゼン資料から基本事項を理解し,適宜に資料集に記入する。また,各授業で出題される課題について学修し,提示された期日までにBlackboardを通して提出する。中間試験と期末試験を授業内で対面にて行う。毎授業の小テスト(クイズ)はBlackboardを通して問題を配信する。課題の提出方法,フィードバック方法等については,授業時に提示する。 本授業は対面授業のため,授業の出席に対して相談が必要な場合には,担当教員と体育学研究室に必ず事前に申し出ること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業の進め方 スポーツと心(1)スポーツ選手の競技生活と実力発揮を阻害する心理的要因 スポーツメンタルトレーニングの対象となる心理的スキルの概要を学ぶ(A-1,A-4) 【事前学習】シラバスを事前に確認すること。資料冊子pp.111-113を読んで,心理的スキルの概念を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】資料冊子pp.111-113記述と講義を振り返り,心理的スキルの構成要素を説明できるようにしておく。第2回以降の授業に備え,配布した資料冊子を通読してスポーツメンタルトレーニングに関連する専門用語に慣れる。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
2 |
スポーツと心(2)スポーツ選手の心理的ストレスと問題行動
【事前学習】資料冊子pp.114-123を読んで,競技における心理的ストレスについて確認しておく。 (3時間) 【事後学習】資料冊子pp.114-123の記述と講義を振り返り,心理的ストレスと競技行動の関係を説明できるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
3 |
心理的コンディショニング(1)選手と指導者の心理的課題と求められる心理的スキル
【事前学習】資料冊子pp.124-131を読んで,競技における感情と行動の関係を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.124-131の記述と講義を振り返り,競技における感情の影響を説明できるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
4 |
心理的コンディショニング(2) メンタルトレーニングの概要と環境 スポーツメンタルトレーニングを進めるための環境づくりを学び,その背後にある倫理的問題などを理解する(A-1,A-7) 【事前学習】資料冊子pp.132-141を読んで,メンタルトレーニングの一般的な流れを確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.132-141の記述と講義を振り返り,メンタルトレーニングの一般的流れと留意点を説明できるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
5 |
心理的コンディショニング(3) スポーツ選手の目標設定と動機づけ 目標設定スキルを高めるための具体的な手順を学ぶ(A-1,A-4) 【事前学習】資料冊子pp.144-153を読んで,メンタルトレーニングの目標設定技法の役割を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.144-153の記述と講義を振り返り,目標設定ワークシートをまとめる。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
6 |
心理的コンディショニング(4) スポーツ選手のリラクセーション リラクセーションの機能を正しく理解し,その方法の種類と方法を学ぶ(A-1,A-4) 【事前学習】資料冊子pp.155-160を読んで,メンタルトレーニングのリラクセーションとサイキングアップの両技法の役割を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.155-160の記述と講義を振り返り,リラクセーションスキルとその習得方法を説明できるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
7 |
心理的コンディショニング(5) スポーツ選手の呼吸法によるリラクセーション スポーツ選手の心理的ストレスと,その対処としてのリラクセーションの効果を理解する(A-1,A-4) 第1回~第6回の授業内容について,中間試験として習熟度テストを行う(A-1,A-4,A-6) 【事前学習】資料冊子を通読して,第1回~第6回の授業内容を見直しておく。 (3時間) 【事後学習】資料冊子pp.161-164の記述と講義を振り返り,呼吸調整法の具体的方法とストレスマネジメントを説明できるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
8 |
心理的コンディショニング(6) スポーツ選手の注意様式と注意集中 スポーツ選手の実力発揮と,そのための注意集中の効果と方法を理解する(A-1,A-4) 【事前学習】資料冊子pp.166-176を読んで,メンタルトレーニングの注意集中技法の役割を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.166-176の記述と講義を振り返り,注意の様式と様々な注意集中の使い方を説明できるようにしておく。 (3時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
9 |
心理的コンディショニング(7) イメージの機能およびスポーツ選手のイメージ活用 メンタルトレーニングで用いるイメージ想起の多様な種類と役割を学ぶ(A-1,A-4) 【事前学習】資料冊子pp.177-186を読んで,メンタルトレーニングのイメージ技法の役割を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.177-186の記述と講義を振り返り,イメージの種類とそれぞれのイメージの使い方を説明できるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
10 |
心理的コンディショニング(8) スポーツ選手の認知・思考および情動・行動の変化 スポーツ選手の円滑な競技活動と実力発揮に対する認知・思考の重要性を正しく理解する(A-1,A-4) 【事前学習】資料冊子pp.187-201を読んで,メンタルトレーニングの認知・思考技法の役割を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.187-201の記述と講義を振り返り,認知・思考変容のプロセスとスキル習得の方法を説明できるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
11 |
心理的コンディショニング(9) スポーツ競技の実力発揮を支援する方法および活用する技法 試合・大会で実力を発揮する可能性が高い心理状態を理解し,そのためのルーティン・ワークの組み立てを理解する(A-1,A-4) 【事前学習】資料冊子pp.206-219を読んで,試合前に行う心理的コンディショニングの具体例を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.206-219の記述と講義を振り返り,試合で目指す心理状態とそれを導くルーティンなどの方法を説明できるようにしておく。 (2時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
12 |
個人と集団(1)スポーツ集団の構造と機能,集団の育成(チームビルディング) スポーツ集団の心理的風土や集団機能を理解し,チームワークの本来の機能を学ぶ(A-1,A-4) 【事前学習】資料冊子pp.224-228を読んで,スポーツ集団の特性,集団育成のための教育プログラムを確認しておく。 (2時間) 【事後学習】資料冊子pp.224-228の記述と講義を振り返り,チーム機能とチームビルディングの方法を説明できるようにしておく。 (1時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
13 |
個人と集団(2)スポーツ集団の構造と機能,効果的なリーダーシップ 強力なチームに欠かせないリーダーシップの機能について理解する(A-1,A-4) 【事前学習】資料冊子pp.229-234を読んで,ジュニア選手に対する親の役割を確認しておく。 (1時間) 【事後学習】資料冊子pp.229-234の記述と講義を振り返り,スポーツ競技において良い重要な他者の条件を説明できるようにしておく。 (1時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
14 |
個人と集団(3)スポーツ集団に対する心理サポート スポーツ集団強化のために重要なコミュニケーションのスキルを理解する.ジュニア選手に影響する重要な他者の中から親の影響と役割について考える(A-6,A-7) 【事前学習】資料冊子pp.234-249を読んで,集団におけるリーダーシップとコミュニケーションスキルの役割を確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】資料冊子pp.224-249の記述と講義を振り返り,スポーツ集団強化のためのリーダーシップとコミュニケーションの機能を説明できるようにしておく。 (4時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
15 |
これまでの授業内容のまとめと習熟状況の確認 第8回~第14回の授業内容について,期末試験として習熟度テストを行う(A-1,A-4,A-6) 【事前学習】資料冊子を通読して,第8回~第14回の授業内容を見直しておく。 (5時間) 【事後学習】確認された習熟状況をもとに,スポーツをする人の心理サポートの課題を検討しておく。 (1時間) 【担当教員】水落文夫 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | テキストとして用いる資料冊子「スポーツ心理学・メンタルマネジメント資料集」を配布する。前期科目「スポーツ心理学」で配布された場合は,それを使用すること。 |
参考書 | 日本スポーツ心理学会 『スポーツメンタルトレーニング教本(三訂版)』 大修館書店 2016年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業後に小テスト(クイズ)を行う(30%)、授業内テスト:中間試験と期末試験の点数で評価する(60%)、授業参画度:Blackboardで配信されるクイズの解答状況やレポート課題の提出状況で評価する(10%) A-1,A-4の達成度は中間・期末試験,A-4,A-6の達成度はレポート,A-7の達成度は授業参画度にて判定する。 事前の申し出によって対面での受験ができないと認められた学生(不測の事態の場合でも可能な限り早期に連絡すること)には,別に中間試験と期末試験の方法を伝える。 |
オフィスアワー | Blackboardを通しての質問は直接回答するか,授業日までの資料に解説を載せる。 |