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令和2年度以降入学者 | 心理的アセスメント | ||||
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令和元年度以前入学者 | 心理的アセスメント | ||||
教員名 | 河野千佳 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 心理検査の実物を使っての演習を行うため、遠隔対応はしない。 |
Blackboard ID | 20234130 |
授業概要 | 心理支援を行う際には、支援対象者についての理解と、理解に基づいた支援方針を考えることが大切である。本授業では、心理的アセスメントについての基礎知識を学ぶ。公認心理師・臨床心理士の資格を有する教員が、心理臨床現場にて心理的アセスメントを行う際に受検者に対して配慮すべき点等も授業の中で伝えていく。 |
授業のねらい・到達目標 | 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】 心理的アセスメントについて基本的な事項について理解し説明できる。 ひとのこころを数量的に測定する方法である心理検査について理解し説明できる。 検査の目的、測定対象により様々な心理検査があることを理解できる。 そして、受検者の利益を考え、適切な心理的アセスメントを行うための基礎知識を身につけることができる(A-3-3)(A-4-3)。 この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,4及びカリキュラムポリシーCP3,4に対応する。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 授業では必要に応じて資料を配布する。 心理アセスメントについて基本事項を説明する。 実際の心理検査を用いての演習を行うため、検査の取り扱いも含めて真摯に取り組むこと。 なお、授業の性質上、心理検査の演習回を欠席した場合には、検査用具・用紙に触れられないことがある。 課題はBlackboardに提出、評価したのちに必要に応じて全体に講評を行う。 |
履修条件 | 心理学科在籍者のみ受講可 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業方法について説明する)(A-3-3,A-4-3) 臨床心理学の歴史について 【事前学習】心理学の概論書(これまでに使用した教科書、自身が選んだ著書等)で、臨床心理学の歴史、心理検査についての復習をしておくこと (2時間) 【事後学習】臨床心理学の歴史の概要について、ノートにまとめなおすこと。 (2時間) |
2 |
エンカウンターグループ (A-3-3,A-4-3) エンカウンターグループの体験 心理臨床への活用 【事前学習】エンカウンターグループとは何か調べておく (2時間) 【事後学習】グループワークの実施はどのようなものであったかまとめておく (2時間) |
3 |
心理的アセスメントをめぐる諸概念 (A-3-3,A-4-3) 目的 心理的アセスメントの方法(観察、面接、心理検査) 心理的アセスメントの観点と展開 心理支援につなげる 【事前学習】教科書の目次から該当する箇所を探して目を通しておくこと (2時間) 【事後学習】学んだことをまとめ、説明できるようにしておく (2時間) |
4 |
心理的アセスメントの倫理と発達検査(A-3-3,A-4-3) 心理的アセスメントの倫理 発達検査 ケースについて学ぶ 【事前学習】教科書の目次から該当する箇所を探して目を通しておくこと (2時間) 【事後学習】心理検査の取扱に関する倫理と、発達検査についてまとめ、説明できるようにしておく (2時間) |
5 |
代表的心理検査の種類と内容(A-3-3,A-4-3) 知能検査 IQとは ケースについて学ぶ 【事前学習】教科書の目次から該当する箇所を探して目を通しておくこと (2時間) 【事後学習】学んだことをまとめ、説明できるようにすること (2時間) |
6 |
代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3) 職業興味検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ 【事前学習】パーソナリティについて、復習をしておくこと (2時間) 【事後学習】職業興味とキャリアについて,自己分析すること (2時間) |
7 |
代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3) 質問紙検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ 【事前学習】性格特性について復習をしておくこと (2時間) 【事後学習】今回学んだ質問紙法について、自己分析しておくこと (2時間) |
8 |
代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3) 投映法検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ 【事前学習】投映法検査について復習をしておくこと (2時間) 【事後学習】投映法検査の結果から自己分析すること (2時間) |
9 |
代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3) 作業法検査を実際に体験し、施行、結果の処理、適切な記録について学ぶ 【事前学習】作業法検査について復習をしておくこと (2時間) 【事後学習】作業法検査の結果についてまとめなおすこと。 (2時間) |
10 |
代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3) 性格検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ 性格の因子モデル 【事前学習】パーソナリティについて復習をしておくこと (2時間) 【事後学習】性格検査の結果から自己分析をする (2時間) |
11 |
代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3) 認知・記憶検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ 検査実施における留意点 ケースについて学ぶ 【事前学習】心理支援はどのような領域において行われているのかを調べること。 (2時間) 【事後学習】検査の類似点と相違点について、まとめておくこと (2時間) |
12 |
代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3) 性格検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ 【事前学習】心理検査を通じて何がわかり何がわからないのかについてまとめておくこと (2時間) 【事後学習】検査結果から自己分析をする (2時間) |
13 |
代表的心理検査の種類と内容 (A-3-3,A-4-3) 健康に関する検査を実際に体験し、施行、結果の処理、適切な報告について学ぶ 【事前学習】心理支援が行われている領域で、どのような心理支援が行われているのかを調べておくこと (2時間) 【事後学習】検査結果から自己分析をしておくこと (2時間) |
14 |
授業内試験と解説(A-3-3,A-4-3)
【事前学習】第13回までの内容をしっかりと理解しまとめておく (2時間) 【事後学習】理解が不十分だったところを見直しておく (2時間) |
15 |
授業の振り返りとまとめ (A-3-3,A-4-3) スクイグルを体験 ケースについて学ぶ 【事前学習】これまでの授業を通して理解したことをまとめておく (2時間) 【事後学習】心理的アセスメントについての分からなかった問いを、復習すること。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 津川律子・遠藤裕乃編 『心理的アセスメント (公認心理士の基礎と実践14巻)』 遠見書房 2019年 第1版 |
参考書 | 小山充道(編著) 『必携 臨床心理アセスメント』 金剛出版 2008年 氏原 寛・岡堂哲雄ほか 『心理査定実践ハンドブック』 創元社 2006年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは、求めるテーマ、内容、提出状況を見て評価する(30%)、授業内テスト:授業内試験を行う。(55%)、授業参画度:授業参画度はリアクションペーパー等で評価する。(15%) |
オフィスアワー | メール等Blackboardを通して質問を受け付ける。一人の質問はみんなの疑問として授業の中で扱う。 |