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社会・集団・家族心理学A(社会心理学)

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令和2年度以降入学者 社会・集団・家族心理学A(社会心理学)
令和元年度以前入学者 社会・集団・家族心理学A(社会心理学)
教員名 坂本真士
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20234132
授業概要 社会心理学の基礎について学ぶ。社会心理学が扱う現象のいくつかを具体的に示しながら,社会心理学の学問としての特徴(基本的な考え方,方法論,理論など)を講義する。
授業のねらい・到達目標 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】
社会心理学では人と人との関わりを,実証的な方法論を用いて研究する。日常生活への応用可能性が広く,日常のさまざまな現象を社会心理学から考えることも可能である。そのことを意識した上で,次の到達目標を設定する。
・社会心理学の実験例や調査例を通し,実証的アプローチの仕方(基本的な考え方,概念や理論,研究手法など)について理解している(A-3-3)。
・生活における身近な現象を,社会心理学の枠組みから考えられるようになる(A-3-3, A-4-3)。
この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。

なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,4及びカリキュラムポリシーCP3,4に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 ・授業は、スライドや視聴覚教材を併用しながら教科書の内容に沿って行うので、教科書の所定の箇所を事前に読んでおいてほしい。
・講義の一部では,、模擬的な心理学実験や心理学の調査を体験してもらう予定である。
・各回の授業内で復習のテストを実施する。テスト結果は評価の対象となる。テストの解答については、原則的に次回の授業の冒頭で説明する。
・合理的な理由で対面授業に参加できない場合、zoomを使用して授業への参加を認める(同時双方向型授業)。小テストへの参加も可能である。ただし、事前に申し出て許可を得る必要がある。
授業計画
1 ガイダンス:授業のテーマや到達目標及び授業の方法についての説明。現象の社会心理学的な見方について学ぶ(1章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】シラバスを事前に確認すること、教科書p.2~7を読んで、社会心理学の扱う範囲について確認し、不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
2 社会心理学の歴史と研究方法について学ぶ(1章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.7~14を読んで、社会心理学の研究法の考え方を確認し、不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
3 社会的自己1:自己とは何かを考え、自己概念と自己意識について学ぶ(2章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.18~24を読んで、自己概念や自己意識の基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
4 社会的自己2:自己評価と自己呈示について学ぶ(2章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.24~30を読んで、自己評価や自己呈示の基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
5 社会的認知1:印象形成と原因帰属について学ぶ(3章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.34~44を読んで、印象形成や原因帰属の基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
6 社会的認知2:原因帰属、ステレオタイプについて学ぶ(3章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.45~55を読んで、原因帰属のバイアスやステレオタイプの基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
7 対人的影響とコミュニケーション、態度:説得と合わせて、説得と深い関わりのある「態度」についても学ぶ(4章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】参考書『心理学概説』(「心理学概論1・2」教科書)のp.184~185、および教科書p.58~75を読んで、態度と説得の基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
8 対人関係、対人行動:対人関係に影響を与える要因について学ぶ(5章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.78~100を読んで、対人関係の始まりや経過に関する基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
9 向社会的行動:援助行動や被援助者の心理について学ぶ(6章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.104~123を読んで、援助行動、被援助者の心理に関わる基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
10 反社会的行動:攻撃行動および攻撃行動に関わる環境要因と個人差要因について学ぶ(7章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.126~146を読んで、反社会的行動や攻撃行動の基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
11 集団と個人1:集団の機能と構造および、集団の影響について学ぶ(8章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.150~160を読んで、集団の機能と構造および、集団の影響に関する基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
12 集団と個人2:集団の意思決定および、葛藤と協力について学ぶ(8章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.160~174を読んで、集団の意思決定および、葛藤と協力についての基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
13 組織と人間:仕事への動機づけやストレス、管理職のリーダーシップについて学ぶ(9章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.178~196を読んで、仕事への動機づけやストレス、管理職のリーダーシップに関する基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
14 集合行動:集合行動とその事例などから、集合行動の発生過程について学ぶ(10章)(A-3-3, A-4-3)
【事前学習】教科書p.200~218を読んで、集合行動や集合行動の発生過程についての基本的な概念を確認し、 不明な点があればノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で配布のプリントを復習する。授業内に出される課題に取り組み、期日までにBlackboardを通じて提出する。 (2時間)
15 これまでのまとめ:授業全体を振り返る(A-3-3, A-4-3)
レポートのフィードバック
【事前学習】授業内で配布のプリントや教科書の内容を復習し、わからない点があればメモしておく。 (3時間)
【事後学習】理解しきれなかった点があればメール等で質問する。 (1時間)
その他
教科書 岡 隆・坂本 真士 『ポテンシャル 社会心理学 (テキストライブラリ 心理学のポテンシャル)』 サイエンス社 2018年
これをもとに授業を進める。初回授業前に用意しておいてほしい。
参考書 池上知子,遠藤由美 『グラフィック社会心理学』 サイエンス社 2009年
厳島行雄・横田正夫 『心理学概説』 啓明出版 2014年 第1版
他にも適宜紹介する
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業内テスト:各回で実施する小テストのことを指す(60%)
レポート課題は11回の授業で提示し、14回の授業日に締め切る。
レポート評価の基準:十分に調べて考察し、自分の意見が自分の言葉で述べられているか。必要に応じ、主張・意見の根拠や情報源が提示されているか(引用・参考文献が正しい形式で書かれているか)。読み手が理解できたか(誤字脱字がない、論理的である)。書式が守られているか。
授業内テスト:ほぼ毎回、その日の授業内容についての小テストを行う。
オフィスアワー 水曜昼休み、坂本研究室にて

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