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公認心理師の職責

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令和2年度以降入学者 公認心理師の職責
令和元年度以前入学者 公認心理師の職責
教員名 横田正夫
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20234169
授業概要 現役の臨床心理士であり、公認心理師の資格も有する教員の元で、公認心理師とはどのようなものか、どうのような法的な知識が必要であり、どのような職責なのかについて具体的に学びます。講義される内容には公認心理師の役割、公認心理師の法的義務及び倫理、心理に関する支援を要する者等の安全の確保、情報の適切な取扱い、保健医療、福祉、教育その他の分野における公認心理師の具体的な業務、自己課題発見・解決能力、生涯学習への準備、多職種連携及び地域連携等を含みます。授業担当者は臨床心理士として、臨床現場で働いた経験を活かしながら、公認心理師の具体的な姿を講義します。
授業のねらい・到達目標 【公認心理師コース科目(受験資格取得に必要な科目)】
公認心理師として社会から期待される役割、実際の現場で気を付けるべき態度を身につけ、議論できます。公認心理師に必要な、公認心理師の役割、公認心理師の法的義務及び倫理、心理に関する支援を要する者の安全の確保、情報の適切な取扱い(A-3-3)、保健医療、福祉、教育その他の分野における公認心理師の具体的な業務、自己課題発見・解決能力、生涯学習への準備、多職種連携及び地域連携について身につけます(A-4-3)。

この科目は文理学部(学士(心理学))のDP及びCPの3,4に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 教科書の基本事項を説明し、Blackboardを使用して授業後半に小テストを実施し、次の週の初めに小テストについて解説を行います。
対面授業に参加できない場合、対面授業終了後Blackboardに記載している期日までに動画を視聴し、課題を提出する。
履修条件 公認心理師コース受講許可(2年次)を得ている者のみ受講可
授業計画
1 公認心理師として身につけておくべき事項の「公認心理師の役割」について学習する。「公認心理師の職責」の第1章「公認心理師の役割」(pp.11-21)について講義する。公認心理師としての職責の自覚、公認心理師とは、活動する分野を問わず求められる役割、知識及び技術、特定の分野に求められる役割、知識及び技術について講義する。A-3-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の11頁から21頁について通読し、公認心理師の職責を確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】公認心理師の役割、知識及び技術について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 公認心理師として身につけておくべき事項の「公認心理師の法的義務及び倫理」について学習する。「公認心理師の職責」の第2章「公認心理師の法的義務・倫理」(pp.22-34)について講義する。公認心理師法の法的位置づけ、公認心理師の法的義務と倫理、公認心理師法に定める法的義務、公認心理師と倫理について講義する。A-3-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の22頁から34頁について通読し、公認心理師の法的義務と倫理について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】法的義務と倫理について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 公認心理師として身につけておくべき事項の「心理に関する支援を要する者等の安全の確保」について学習する。「公認心理師の職責」の第3章「クライアント/患者らの安全の確保のために:心理に関する支援を要する者等の安全の確保」(pp.35-47)について講義する。倫理的配慮、物理的安全、心理的安全について講義する。A-3-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の35頁から47頁について通読し、要支援者の安全確保の必要性について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】要支援者の安全確保について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 公認心理師として身につけておくべき事項の「情報の適切な取扱い」について学習する。「公認心理師の職責」の第4章「情報の適切な取扱いについて」(pp.48-60)について講義する。心理職の職業倫理、秘密保持とその例外的状況について講義する。A-3-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の48頁から60頁について通読し、情報の取扱いについて確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】情報の取扱いについて振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 公認心理師として身につけておくべき事項の「保健医療、福祉、教育その他における公認心理師の具体的業務」のその1として「保健医療分野」について学習する。教科書の第5章「保健医療分野における公認心理師の具体的な業務」(pp.61-73)について講義する。保健医療分野で心理専門職が心理学的支援を行っている機関、保健医療分野における心理専門職の具体的な業務、保健医療分野における心理専門職の具体的な業務について講義する。A-4-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の61頁から73頁について通読し、保健医療分野での心理的支援について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】保健医療分野での心理学的支援の具体的な業務について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 公認心理師として身につけておくべき事項の「保健医療、福祉、教育その他における公認心理師の具体的業務」のその2として「福祉分野」について学習する。教科書の第6章「福祉分野における公認心理師の具体的な業務」(pp.74-83)について講義する。福祉分野における心理学支援の意義、福祉分野における心理支援活動、福祉分野における心理支援の特徴と職能、福祉分野における公認心理師業務の今後の展望について講義する。A-4-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の74頁から83頁について通読し、福祉分野での心理学的支援について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】福祉分野での心理学的支援について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 公認心理師として身につけておくべき事項の「保健医療、福祉、教育その他における公認心理師の具体的業務」のその3として「教育分野」について学習する。教科書の第7章「教育分野における公認心理師の具体的な業務」(pp.84-96)について講義する。教育分野における公認心理師の職域と学問的背景、教育領域での大きな問題、スクールカウンセリングの実際、チーム学校について講義する。A-4-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の84頁から96頁について通読し、教育分野での心理学的支援について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教育分野での心理学的支援について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 公認心理師として身につけておくべき事項の「保健医療、福祉、教育その他における公認心理師の具体的業務」のその4として「司法・犯罪分野」について学習する。教科書の第8章「司法・犯罪分野における公認心理師の具体的な業務」(pp.97-106)について講義する。少年事件:非行臨床の概要、成人事件:犯罪臨床の概要、被害者支援、家事事件:家族臨床の概要について講義する。A-4-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の97頁から109頁について通読し、司法・犯罪分野での心理学的支援について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】司法・犯罪分野での心理学的支援について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 公認心理師として身につけておくべき事項の「保健医療、福祉、教育その他における公認心理師の具体的業務」のその5として「産業・労働分野」について学習する。教科書の第9章「産業・労働分野における公認心理師の具体的な業務」(pp.107-120)について講義する。産業・労働分野での発展小史、組織の変容とうつ病の急増、産業・労働分野における心理士の仕事、産業・労働分野で必要なこと、典型的な事例から学ぶについて講義する。A-4-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の110頁から120頁について通読し、産業・労働分野での心理学的支援について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】産業・労働分野での心理学的支援について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 公認心理師として身につけておくべき事項の「自己課題発見・解決能力」について学習する。教科書の第10章「支援者としての自己課題発見・解決能力」(pp.121-130)について講義する。公認心理師としての自己、発見されるべき課題、行為を遂行する中での課題発見、自己課題の発見のしかたとその解決への取り組みについて講義する。A-4-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の121頁から130頁について通読し、自己課題発見・解決能力について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】自己課題発見・解決能力について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 公認心理師として身につけておくべき事項の「生涯学習への準備」について学習する。教科書の第11章「生涯学習への準備」(pp.131-141)について講義する。心理専門職の生涯学習、養成段階の心得について講義する。A-4-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の131頁から141頁について通読し、生涯教育について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】生涯学習について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 公認心理師として身につけておくべき事項の「多職種連携及び地域連携」について学習する。教科書の第12章「多職種連携と地域連携」(pp.142-155)について講義する。現代の心のケアへのニーズ、多職種連携、地域連携、連携する上での留意点について講義する。A-4-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の142頁から155頁について通読し、多職種連携及び地域連携について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】多職種連携及び地域連携について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 教科書の第13章「公認心理師の今後の展開」(pp.156-1169)について講義する。公認心理師の資質、「事例研究」と「品質マネジメントシステム」、公認心理師の職務の品質マネジメントシステム、心理に関する支援の多様な展開について講義する。A-4-3
【事前学習】「公認心理師の職責」の156頁から1169頁について通読し、今後の展開について確認し、疑問点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】今後の展開について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 試験と解説A-4-3
【事前学習】第1回~第13回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】公認心理師の職責について振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 まとめ(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める)A-4-3
【事前学習】これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめる (2時間)
【事後学習】公認心理師の職責について到達目標を振り返り、まとめをつくる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 野島一彦 『公認心理師の職責 (公認心理師の基礎と実践①(第1巻))』 遠見書房 2018年 第1版
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 試験(40%)、授業内テスト:授業ごとに毎回小テスト(60%)
授業内小テストの結果,および学習成果を総合して評価する。
オフィスアワー メールおよびBlackboardを使用して質疑応答を行います。

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