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令和2年度以降入学者 | 文化地理学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 文化地理学 | ||||
教員名 | 吉野裕 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Blackboard ID | 20231241 |
授業概要 | この授業は地理学分野のひとつである「文化地理学」をテーマにしています。文化地理学の研究対象は、たとえば、都市や集落の景観、言語、宗教、衣食住、社会集団、世界観(人々の空間のとらえ方)など非常に多様です。この授業では文化地理学の学問上の位置づけや、これがどのようなテーマで研究されてきたか、研究史にもふれながら紹介していきます。その際に、文化地理学の研究がいかなる方法・資料を用いて行われてきたかについても具体的に説明します。みなさんはこの科目を履修することにより、文化地理学の研究上の視野が極めて広く、なおかつ、その研究手法が非常に多様であることを深く理解するでしょう。 |
授業のねらい・到達目標 | ①文化地理学の学問上の位置づけとその研究史について説明できる。 ②文化地理学の視点でなされた研究の特徴、ならびに、その研究方法について説明できる。 ※この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1・2、およびカリキュラムポリシーCP1・2に対応しています。 経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の倫理観を持って、倫理的な課題に向き合うことができる(A-1-2)。 日本及び世界諸国の自然環境や社会、経済、文化などの現状及び相互関係を、自己の理解に基づいて説明することができる(A-2-2)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ・講義形式(対面式)で実施します。 ・やむを得ない事情により対面式の授業に参加できない場合は、Zoomで授業に参加していただきます。授業終了後、Blackboardに課題を提出して下さい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(受講上の諸注意)、文化地理学の学問上の位置づけを確認しよう (A-1-2)
【事前学習】シラバスを熟読し、不明な点をノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】地理学分野において、文化地理学がどのような位置づけにあるか配付資料を参考に復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
文化地理学の歴史 (A-1-2)
【事前学習】地理学の歴史や研究史に関する図書を探し、読む。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
文化地理学の研究とは?-都市や農村といった多様な地域におけるフィールドワークの紹介と海外の旧版地形図から把握した土地利用- (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】都市や農村・漁村など,地域ごとに適応した現地調査の方法論について,紹介した図書を探し、読む。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
「地域のとらえ方」について学ぼう①等質地域と機能地域から地域構造を把握しよう (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】等質地域・機能地域という専門用語の意味を地理学の事典などで調べておく。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
「地域のとらえ方」について学ぼう②農作物のグローバル化から分布が形成される仕組みを把握しよう (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】伝播(拡散・普及)という専門用語の意味を地理学の事典などで調べておく。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
「地域のとらえ方」について学ぼう③メンタルマップおよび知覚と行動 (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】人間の世界観・空間認知に関する図書を探し、読む。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
「地域のとらえ方」について学ぼう④好きな空間と嫌いな空間 (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】人間の世界観・空間認知,地域構造および土地利用に関する図書を探し、読む。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
環境論について学ぼう (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】環境論の定義について地理学の事典で調べておく。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
文化地理学の研究の紹介①言語 (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】言語の地域差に関する図書を探し、読む。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
文化地理学の研究の紹介②生業・資源と産業・生活と文化 (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】自然条件を活かした生業,生活と文化,地域の資源と産業の関わりについて紹介した図書を探し、読む。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
文化地理学の研究の紹介③宗教と人口 (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】宗教の歴史・地域差・組織・人口に関する図書を探し、読む。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
文化地理学の研究の紹介④民俗 (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】民俗(年中行事)の地域差やこれを継承する社会集団に関する図書を探し、読む。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
文化地理学の研究の紹介⑤ジェンダー (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】グローバル化が進む中,世界では性差によって識字率などにどのような地域差が生じているか図書などで調べておく。 (2時間) 【事後学習】授業で学修した専門用語の定義を事典で調べる。試験にそなえて、第1~13回目までの授業内容を復習する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
総括・試験 (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】試験にそなえて、第1~13回目までの授業内容を復習する。 (3時間) 【事後学習】試験での解答が困難だった点について、図書などで調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
試験の返却と全体の講評 (A-1-2、A-2-2)
【事前学習】第14回の事後学習に引き続き、試験での解答が困難だった点について、図書などで調べる。 (2時間) 【事後学習】講評をもとに、自身の試験の解答を修正する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 森 正人・中川 正 『文化地理学ガイダンス 改訂版』 ナカニシヤ出版 2022年 第1版 高橋伸夫・田林 明・小野寺 淳・中川 正 『文化地理学入門』 東洋書林 1995年 第1版 千葉徳爾 『文化地理入門』 大明堂 1991年 第2版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第14回目に実施します。その結果をもとに成績を評価します。(70%)、授業参画度:毎回、リアクションペーパーを提出していただきます。その記載内容で成績を評価します。(30%) |
オフィスアワー | 第1回目の授業時にお伝えします。 |