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令和2年度以降入学者 | 工業地理学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 工業地理学 | ||||
教員名 | 近藤章夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業の予定) Blackboard ID:20224261 |
Blackboard ID | 20234210 |
授業概要 | グローバル経済下における産業立地と企業地理について、工業地理学のアプローチと既存研究の成果から講義します。 |
授業のねらい・到達目標 | 工業(産業)とは何か。現代経済における工業(産業)の位置、歴史、地理などに焦点をあてながら、さまざまな産業の姿について地理学の視点から多角的に論じます。工業(産業)だけでなく、工業(産業)にかかわるさまざまな社会経済的側面について解説し、広範な現代経済への理解を深めることを目標とします。ここでいう「広範な現代経済」のなかには、現代ビジネス、企業行動、多国籍企業、立地戦略、流通・マーケティングに関わるトピックを通じて、産業立地論、企業の地理学、多国籍企業の経済地理学、経営地理学などの領域に関する、方法論の意義と諸課題などを含みます。 経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,自己の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる(A-1-2)。 日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,自己の理解に基づいて説明することができる(A-2-2)。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式:講義 主要産業の発展について、国・地域のスケールでみた立地や企業行動を概観し、市場変化や技術革新のもたらした地理的影響に焦点を当てます。その際、経済史の視点を重視し、近代から現代までの歴史をふまえ、「世界の中の日本」を意識したトピックを各回で取りあげます。授業は配布資料と板書を基本とします。復習の一環として講義終了時に小テスト(授業参画度として評価)を課すことがあります。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 日本に入国できない留学生ならびに遠方に居住している学生について、対面授業に参加できない場合、Blackboard上でのオンデマンド動画視聴と課題提出で代替します。 |
履修条件 | 経済学や経営学の基礎的な概念にも適宜触れるので、現代経済・ビジネスに関心をもって受講して欲しいと思います。履修者の関心や講義の進捗状況によって、授業計画を一部変更することがあります。なお、世界と日本の地理を前提に講義をするので、高等地図帳を手元に用意することを推奨します。各産業の市場動向については、毎年アップデートされる『会社四季報 業界地図』(東洋経済新報社刊)や『日経業界地図』(日本経済新聞社刊)などを適宜参照すると有益です。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション(講義の概要と学習のポイント)
【事前学習】工業地理学について調べる。 (2時間) 【事後学習】学習のポイントをふまえ、参考書や関連論文などにふれる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
工業(産業)と地理学(1)―産業化と経済発展(A-1-2)
【事前学習】工業地理学について調べる。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
工業(産業)と地理学(2)―立地論と工業地域形成論(A-1-2)
【事前学習】工業地理学について調べる。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
鉄は国家なり―なぜ工業地理学は鉄鋼業を重視するのか(A-2-2)
【事前学習】当該産業に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
石油時代の来し方行く末―石油化学産業とその周辺(A-2-2)
【事前学習】当該産業に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 【授業形態】対面授業 |
6 |
繊維産業と日本の工業化―伝統工業から近代工業へ(A-2-2)。
【事前学習】当該産業に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
織物からユニクロまで―繊維産業からみる現代経済の変化(A-2-2)
【事前学習】当該産業に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
工業から「ものづくり」へ―加工組立型製造業とものづくり基盤技術(A-2-2)
【事前学習】当該産業に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
自動車大国日本の行方(1)―企業城下町型集積とJIT(A-2-2)
【事前学習】当該産業に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
自動車大国日本の行方(2)―日本的生産システムとグローバル戦略(A-2-2)
【事前学習】当該産業に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
電子立国興亡史(1)―日の丸家電・半導体の栄枯盛衰、シリコン列島化(A-2-2)
【事前学習】当該産業に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
電子立国興亡史(2)―シリコンバレーとハイテク・サイエンス産業の集積論(A-2-2)
【事前学習】当該産業に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
知識経済化とグローカル・マーケティング時代(1)―商品連鎖と価値連鎖(A-2-2)
【事前学習】新しい産業動向に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
知識経済化とグローカル・マーケティング時代(2)―科学技術・イノベーション(A-2-2)
【事前学習】新しい産業動向に関する書籍、論文、新聞雑誌記事などをみておく。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、参考書や関連論文などで理解を深める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
講義の総括―工業地理学の到達点と現代における意義と課題(A-1-2)
【事前学習】第2回~第14回の内容を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】これまでの学修した内容を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 特定の教科書は指定しません。適宜レジュメ、資料、参考文献を提示します。 |
参考書 | 橘川武郎、平野 創、板垣 暁編 『日本の産業と企業―発展のダイナミズムをとらえる』 有斐閣 2014年 新宅純二郎、天野倫文偏 『ものづくりの国際経営戦略―アジアの産業地理学 (東京大学ものづくり経営研究シリーズ)』 有斐閣 2009年 第1版 松原 宏編 『現代の立地論』 古今書院 2013年 第1版 竹内淳彦・小田宏信 『日本経済地理読本』 東洋経済新報社 2014年 第9版 その他の参考書や関連論文については講義のなかで適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(80%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出状況など。(20%) 成績評価は主に中間レポートおよび期末レポートによります。ただし、履修者数によっては成績評価の方法を変更する可能性があります。 |
オフィスアワー | 授業の前後に対応します。 |
備考 | 授業は対面形式を基本としますが、授業の進捗状況や履修者の学習状況をふまえ、一部の授業をオンライン形式で実施することがあります。 |