検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | GIS分析法(含実習) | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | GIS分析法(含実習) | ||||
教員名 | 関根智子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
授業の形態 | 状況に応じて同時双方向型の遠隔授業(Zoom)や課題学習になる場合がある。 Blackboardを通じて学習資料や課題等を配信する。 対面授業に参加できない場合の遠隔対応は行わない。 |
Blackboard ID | 20234225 |
授業概要 | 地理情報システム(GIS)を用いた高度な地理空間データ分析の方法について、受講生に実際にGISを操作させながら講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | GISを使用した地理空間データ分析と可視化の方法を習得し、それらを実用できるようにする。地理学の地域分析で利用できる、GISソフトウェアのArcGIS Pro(ESRIジャパン株式会社)を使用した地理空間データ分析の方法を理解するとともに、分析結果を地図化し、それらを考察できるようになることを目的とする。 この科目は、文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3、DP4及びカリキュラムポリシーCP3、CP4、地理学科ルーブリックA-3-2、A-4-2に対応している。 ・提示された客観的な情報を基に、論理的・批判的な思考をすることができる(A-3-2)。 ・資料や事象を観察・検討して問題を発見し、解決策について考えることができる(A-4-2)。 なお、令和元年度以前の入学者では、この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1、DP3、DP4、DP7及びカリキュラムポリシーCP1、CP2、CP3、CP7に対応している。 |
授業の形式 | 講義、実習 |
授業の方法 | 講義とコンピュータを使用した実習。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 提出されたレポートは、添削して返却し、学生が確認後に回収する。 |
履修条件 | 「地理情報システム(含実習)」を修得していること。 ArcGIS Proをインストール可能なWindows PCを持っていることが望ましい。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス:授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。ArcGIS Proのインストールと認証について説明する。(受講生の人数によっては定員の調整を行う。)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解すること。 (1時間) 【事後学習】前期科目「地理情報システム(含実習)」の内容を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
地図レイヤの前処理(1):位置情報の取得と表示(施設の住所データの作成)(A-3-2)
【事前学習】位置情報にはどのようなものがあるかを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】位置情報についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
地図レイヤの前処理(2):位置情報の取得と表示(アドレスマッチング、ポイントの生成)(A-3-2)
【事前学習】第2回の授業で配布したアドレスマッチングの論文を読んでまとめておくこと。 (3時間) 【事後学習】アドレスマッチングの原理についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
地図レイヤの前処理(3):ジオリファレンス(幾何補正)過去と現在の地図との重ね合わせ(A-4-2)
【事前学習】第3回の授業で配布したジオリファレンスの論文を読んでまとめておくこと。 (3時間) 【事後学習】第2回から第4回までの地図レイヤの前処理についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
地理空間データ分析(1):道路ネットワーク分析(最寄り施設の検出)(A-4-2)
【事前学習】参考書の第9章「道路網の空間分析」を読んでまとめておくこと。なお、参考書が入手できない受講生には、そのコピーを第4回の授業で配布する。 (2時間) 【事後学習】地理空間データの道路ネットワーク構造についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
地理空間データ分析(2):道路ネットワーク分析(道路距離圏の生成とバッファによる圏域との比較、面積按分)(A-4-2)
【事前学習】「地理情報システム(含実習)」の授業で配布した面積按分の資料を読んで復習しておくこと。 (1時間) 【事後学習】授業で生成した道路距離圏内の人口を求めておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
地理空間データ分析(3):空間検索(道路距離圏別の施設の検出)(A-4-2)
【事前学習】参考書の75~76ページと第6回の授業で紹介した参考文献を読み、地理学における距離逓減について調べてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業で求めた道路距離圏別の施設数の表を作成して、距離逓減を考慮しながら考察し、内容をまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
道路ネットワーク分析に関する主題図の作成と考察。(A-3-2、A-4-2)
【事前学習】第5回から第7回までの道路ネットワーク分析について、その方法を復習しておくこと。 (1時間) 【事後学習】第5回から第8回までの道路ネットワーク分析について、分析結果やその考察をまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
地理空間データ分析(4):基盤地図情報のダウンロード、シェープファイルへの変換(A-3-2)
【事前学習】「地理情報システム(含実習)」の授業で配布した基盤地図情報のダウンロードの資料を読んで復習しておくこと。 (1時間) 【事後学習】「地理情報システム(含実習)」の資料を参考にして、授業で作成したシェープファイルの座標変換をしておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
地理空間データ分析(5):基盤地図情報の標高別の表示(A-3-2)
【事前学習】基盤地図情報の標高データの種類とデータ構造についてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】標高別の表示の考察をしておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
地理空間データ分析(6):三次元表示(DEMの処理、TINの生成)(A-3-2)
【事前学習】ベクトルデータとラスタデータについて調べてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業で作成した三次元表示の図から、二次元表示と三次元表示の利用の仕方を考えてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
地理空間データ分析(7):地形解析(等高線の作成、横断面図の作成、傾斜角、傾斜方位、光輝)(A-4-2)
【事前学習】第11回の授業で配布した地形解析についての資料を読んでまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業で作成した地図のレイアウトを作成しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
地形解析に関する考察(A-3-2、A-4-2)
【事前学習】第9回から第12回までの基盤地図情報のダウンロード、三次元表示、地形解析について、その方法を復習し、結果を整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第9回から第13回までの三次元表示や地形解析について、分析結果やその考察をしておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
作成した主題図に対しての質疑応答やフィードバックを行う。(A-3-2、A-4-2) レポートの作成 【事前学習】第2回から第13回までの事後学習でまとめた内容を復習するとともに整理し、授業に持ってくること。また、質問事項や意見などをまとめてくること。 (2時間) 【事後学習】授業での質疑応答やフィードバックを参考にして、第2回から第13回までの内容と分析結果、その考察のレポートを作成しておくこと。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業のまとめ、レポートの提出:これまでの授業の復習・解説を行い、授業の理解を深める。(A-3-2、A-4-2)
【事前学習】第2回から第14回の内容を復習し、質問や意見をまとめておくこと。レポートを完成して提出できるようにしておくこと。 (3時間) 【事後学習】学修した内容の整理をしておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし。授業では、実習方法などについての資料を配布する。 |
参考書 | 高阪宏行・関根智子 『GISを利用した社会・経済の空間分析(修正版)』 古今書院 2007年 第2版 授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度(30%)、GIS技術の習得状況(40%) レポート、授業参画度、GIS技術の習得状況で総合的に評価する。 レポートは、授業計画に記載してあるものや授業で説明したもので評価する。 授業参画度は,授業内での発言や発表、ディスカッションなどで評価する。 GIS技術の習得状況は、実習作業などから評価する。 |
オフィスアワー | 質問等は授業終了後、またはメールを通じて受け付ける。 詳細は、第1回の授業で説明する。 |