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令和2年度以降入学者 | 古環境・古生態学実験 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 古環境・古生態学実験1 | ||||
教員名 | 中尾有利子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業. 顕微鏡など機材を使用するため遠隔での授業参加は認めない. |
Blackboard ID | 20231314 |
授業概要 | 現在の生物の生息環境の理解から過去の環境復元の方法を学習し,第四紀の地球環境史をひも解く環境復元の手法を身につける. |
授業のねらい・到達目標 | 〈授業のねらい〉 現在の潮間帯ではどのような生物が生息しているのか,野外実習を通して環境勾配にそった生物相の変化を理解する.また、堆積物中に保存された化石試料から,古環境・古生態をよみとるために必要な知識及び調査・分析方法を習得,環境の変遷を復元できるようになる. 〈到達目標〉 1.古環境・古生態を理解するための基礎的知識を身につける(1-15) 2.標本の記載方法を身につける(2,3) 3.フィールドにおける調査法を身につける(5,6) 4.様々な微化石の試料の処理方法を身につけて実践できる(5-14) 5.現生データの古環境・古生態への応用方法を理解し実践できる(1,4-14) 6.得られた結果をとりまとめ,評価し,討論できる(5.15) ※括弧内の数字は授業計画内の講義番号 〈学科プログラム(JABEE認定プログラム含む)学習・教育到達目標とのかかわり〉 「(F)地球科学の専門技術を習得する」に寄与する(2020年度以降の入学者). 「(G)地球科学の専門知識を修得する」に寄与する(2019年度以前の入学者). 〈日本大学教育憲章との関係〉 日常生活における現象に潜む科学的問題を発見し,専門的知識に基づいて解決案を作成できる(A-4-3). 〈ディプロマポリシー(DP)およびカリキュラムポリシー(CP)との関係〉 文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーのDP4及びカリキュラムポリシーのCP4に対応する. |
授業の形式 | 実験、実習 |
授業の方法 | 授業では実際の生物や化石試料を用いて分析方法を身につける. 野外実習を行う.サンプルの採取方法を学び,現生生物の生息環境を理解する.また,各種サンプルを持ち帰り,大学で処理方法,標本の作製方法,データの取り扱い方について学び,データをまとめる.野外実習で得たデータを元に,生物の生態,地形との関わり,環境復元にどのように役立てるかについて考察し,レポートにまとめる. 対面授業に参加できない場合は受講を認めない. 〈フィードバックについて〉 課題の提出にあわせ,各自に授業内あるいは個別に解説を行う. |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
古環境・古生態を理解するための基礎的知識
【授業形態】対面授業 |
2 |
動物分類の基礎.標本のスケッチと記載方法
【授業形態】対面授業 |
3 |
野外調査方法と結果のまとめ方・試料の保管方法・レポートの書き方
【授業形態】対面授業 |
4 |
野外実習(5月5日に実施)
【授業形態】対面授業 |
5 |
現生試料の分析方法1 試料の洗浄と標本の抽出(有孔虫・貝形虫)
【授業形態】対面授業 |
6 |
現生試料の分析方法2 スライドの作成(有孔虫・貝形虫)
【授業形態】対面授業 |
7 |
現生試料の分析方法3 分類と同定(有孔虫・貝形虫)
【授業形態】対面授業 |
8 |
現生試料の分析方法4 珪藻分析
【授業形態】対面授業 |
9 |
野外実習(5月5日に実施)
【授業形態】対面授業 |
10 |
堆積物の粒度と堆積構造の理解
【授業形態】対面授業 |
11 |
標本のレプリカの作成方法と記載方法
【授業形態】対面授業 |
12 |
化石試料を用いた古環境復元方法1 堆積物の処理方法 花粉化石の抽出
【授業形態】対面授業 |
13 |
化石試料を用いた古環境復元方法2 花粉化石のプレパラート作成
【授業形態】対面授業 |
14 |
化石試料を用いた古環境復元方法3 微化石の抽出とファウナルスライドの作成
【授業形態】対面授業 |
15 |
まとめの発表と総合討論
【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業内での提出物(60%)、野外実習のとりまとめ,調査・分析結果の発表,議論(40%) 総合的に判断し,60点以上を合格とする. 〈達成度評価基準〉 1.古環境・古生態を理解するための基礎的知識を身につける(20点) 2.標本の記載方法を身につける(15点) 3.フィールドにおける調査法を身につける(15点) 4.様々な微化石の試料の処理方法を身につけて実践できる(15点) 5.現生データの古環境・古生態への応用方法を理解し実践できる(15点) 6.得られた結果をとりまとめ,評価し,討論できる(20点) ※レポートはすべての提出物を含む |
オフィスアワー | 授業後の休み時間およびBbのメールで対応する. |
備考 | 野外実習日程は別指示する. |