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測地学実習

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令和2年度以降入学者 測地学実習
令和元年度以前入学者 地球計測学実習
教員名 村瀬雅之
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 地球科学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Blackboard ID 20234255
授業概要 測地学や測量の基礎的事象を体感的に学習する。
授業のねらい・到達目標 授業のねらい:
基本的な測量方法と測量データ処理を実際に行うことで修得する。

到達目標:
1.測地学や地球物理学的データを解析し、その意味を理解できる(1-15)。
2.古典的測量手法(測距、測角、水準)を実際に体験し、得られたデータの解析ができる(6-10)。
3.近・現代的測量手法(GNSS測量)を実際に体験し、得られたデータの解析ができる(4,5,11)。

学科プログラム(JABEE認定プログラムを含む)の学習・教育到達目標「(F)地球科学の専門技術を修得する」(1-15)に寄与する。
※括弧内の数字は授業計画内の講義番号

日本大学教育憲章との関係:
資料や事象を注意深く観察・検討して,問題を発見し,解決策を考案することができる(A-4-3)。

ディプロマポリシー(DP)との関係:
この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, 及びカリキュラムポリシーCP3に対応している。
なお、この科目は旧カリキュラム(令和元年度以前入学者が対象)においては、文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6, 及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
授業の形式 実習
授業の方法 授業では、原則として、受講者それぞれに異なった課題を課すが、必要に応じて、グループや全員で取り組む課題もある。
実習の進め方の詳細については、初回の授業で説明を行う。
野外で行う実習は、天気により実施内容の順番を変更することがある。
事前・事後学習として、実験や野外実習の内容をまとめ、レポートの作成を行うこと。

本演習は、野外での測量機器の使用を前提としているため、遠隔による参加は認めない。
初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。
受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
履修条件 データ解析にはWindows上で動くアプリケーションソフトを使用するため、Windows10もしくはWindows11のノートPCを持っていない学生は事前に相談すること。
授業計画
1 実験・観測課題の説明と実験・観測の進め方・誤差の評価
実験・観測を行う上での注意事項、レポートの書き方などの説明
【事前学習】シラバスを確認し、授業の流れを理解すること (2時間)
【事後学習】実験の進め方やレポートの書き方について復習しておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
2 GMTを用いた測地学や地球物理学データの可視化(基本的なグラフ作成)
【事前学習】UBUNTUについて予め調べておくこと (2時間)
【事後学習】UBUNTUについて学習した内容をまとめておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
3 GMTを用いた測地学や地球物理学データの可視化(基本的な地図の作成)
【事前学習】第2回で実施した内容を確認しておくこと (2時間)
【事後学習】GMTについて学習した内容をまとめておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
4 GNSS測量1(設置・手法の解説)
【事前学習】GNSSについて予め調べておくこと (2時間)
【事後学習】GNSSについて学習した内容をまとめておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
5 GNSS測量2(回収・解析方法の解説)
【事前学習】GNSSについて予め調べておくこと (2時間)
【事後学習】GNSSについて学習した内容をまとめておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
6 古典的測量手法(測距、測角)1(トータルステーションの使用法)
【事前学習】トータルステーションについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】トータルステーションの観測手法について学習した内容をまとめておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
7 古典的測量手法(測距、測角)2(構内での測量)
【事前学習】トータルステーションについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】トータルステーションの観測手法について学習した内容をまとめておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
8 古典的測量手法(測距、測角)3(データ解析)
【事前学習】トータルステーションについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】トータルステーションの計算結果をまとめ、レポートの作成を行うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
9 古典的測量手法(水準)1(構内での測量)
【事前学習】水準測量に関することを予め調べておくこと (2時間)
【事後学習】水準測量の観測手法について学習した内容をまとめておくこと (2時間)
【授業形態】対面授業
10 古典的測量手法(水準)2(データ解析)
【事前学習】水準測量に関することを予め調べておくこと (2時間)
【事後学習】水準測量の計算結果をまとめ、レポートの作成を行うこと (2時間)
11 GNSS測量3(データ解析)
【事前学習】解析方法に関することを予め調べておくこと (2時間)
【事後学習】解析した結果をまとめ、レポートの作成を行うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
12 気象庁の見学(気象庁の地震・火山監視における測地学・地球物理学的観測について学習する)
【事前学習】気象庁の地震火山業務についてHPの内容を確認しておくこと (2時間)
【事後学習】見学で学習した内容をまとめ、レポートの作成を行うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
13 震源データのGMTによる可視化
【事前学習】日本の被害地震について調べておくこと (2時間)
【事後学習】震源データ解析で学んだ内容をまとめ、レポートの作成を行うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
14 地殻変動データ解析とGMTによる可視化
【事前学習】国土地理院のHPで地殻変動について調べておくこと (2時間)
【事後学習】最終課題のレポートの作成を行うこと (2時間)
【授業形態】対面授業
15 最終課題の解説と授業のまとめ
【事前学習】これまでの実験内容についてまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】この授業の達成度の自己評価をおこなうこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教科書は用いず、プリントを配布します。
参考書 猪木幹雄、中田勝行、那須充 『図説わかる測量』 学芸出版社
成績評価の方法及び基準 授業内に課す課題(100%)
達成度評価基準
実験課題の場合は提出されたレポートを以下の基準で評価する。
1.実習の目的が理解できているか。(1-15)
2.正しく機器が操作できたか。(1-15)
3.正しくデータを取得し、正しく整理できているか。(1-15)
4.テキストを正しく理解し、取得したデータから目的とする物理量が正しく導出出来ているか。(1-15)
見学の場合は,見学後に提出されたレポートを以下の基準で評価する。
1.見学の内容が正しく理解できているか。(1-15)
各項目毎に提出されたレポートを上記の基準で採点する。全レポートの平均点が、100点満点で60点以上を合格とする。
対面授業で参加できない者は、実習内容に関連する課題を提出することで評価する。
オフィスアワー 原則として、授業後に授業を行った教室で対応する。ブラックボードでの質問も受け付ける。

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