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書道科教育法Ⅰ

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令和2年度以降入学者 書道科教育法Ⅰ
令和元年度以前入学者 書道科教育法Ⅰ
教員名 山下由季
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 一部実施される遠隔授業はオンデマンド型で行います。詳細は授業内で説明します。
Blackboard ID 20231583
授業概要 高等学校学習指導要領に示された芸術科書道の「目標」・「内容」を把握し、授業実践に必要な理論や指導方法、適切な評価方法について学習します。
学習指導要領に示された目標や指導事項をもとに、教材研究や学習指導案の作成、具体的な授業方法について学び、模擬授業を通じて、授業実践の方法について考察します。
また、授業担当者の教職経験(中学校国語科「書写」・高等学校芸術科「書道」)を活かして下記の目標の達成に努めます。
授業のねらい・到達目標 本授業では、主として書道Ⅰを想定し、学習指導要領における芸術科書道の「目標」・「内容」の要点、適切な評価方法について学び、書写・書道教育における指導内容・方法の在り方について理解した上で、自分の考えを持ち、授業計画や実際の授業がおこなえる能力を身につけることを目標とします。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 対面授業において、講義を行い、必要事項を確認した上で、受講生が自ら高等学校芸術科書道の教材研究、学習指導案の作成を行います。
講義内で模擬授業を実施し、実際の授業に必要な指導方法、評価方法などを確認します。
受講生間における議論、意見交換を行いながら、教材研究や授業計画の方法などについて学び、意見や考えを共有します。
フィードバックの方法については、授業内で提示します。
対面での授業参加が困難な場合、その授業分を遠隔授業(授業内容の資料配布、課題)を行うことで対応します。詳細については授業内で提示します。
やむを得ず、対面で参加できない場合には事前に担当教員に申し出て、許可を得てください。
授業計画
1 ガイダンス(授業概要・到達目標・授業の方法、及び本授業に関する評価基準について補足説明)
高等学校芸術科書道及び中学校国語科書写を学ぶ意義とその関連について。
【事前学習】シラバスの事前確認を行う。文部科学省HP上、『中学校学習指導要領』「国語」(平成29年)、『高等学校学習指導要領』「書道」(平成30年)の部分を通読しておく。 (2時間)
【事後学習】シラバスの再確認。『学習指導要領』中学「書写」・高校「書道」記載内容を復習しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 高等学校芸術科書道の学習指導要領における目標、内容、指導事項について。
【事前学習】文部科学省HPから『高等学校学習指導要領解説 総則編』(平成30年)記載の『学習指導要領』改訂の経緯及び基本方針について要点をおさえておく。 (2時間)
【事後学習】高校「書道」記載の「目標」・「内容」に関する要点を確認しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 高等学校芸術科書道における評価の観点、評価規準について。
【事前学習】『高等学校学習指導要領解説 芸術編』の「評価」について内容確認しておく。。 (2時間)
【事後学習】高校「書道」における評価の観点、評価規準について授業中、指摘する事例をもとに自身の考えをまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 高等学校芸術科書道の指導と評価の年間計画の作成①
教育目標と教育課程のかかわりについて
【事前学習】高等学校の教育目標と教育課程について確認しておく。 (2時間)
【事後学習】高等学校の教育目標及び教育課程と芸術科書道の指導と評価の年間計画との関連性について復習しておく。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
5 高等学校芸術科書道の指導と評価の年間計画の作成②
単元の配列と内容について
【事前学習】芸術科書道の指導と評価の年間計画との関連性について確認しておく。 (2時間)
【事後学習】高等学校芸術科書道における単元について復習しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 高等学校芸術科書道の指導と評価の年間計画の作成③
指導事項と評価方法について
【事前学習】指導と評価の年間計画の作成における指導事項と評価方法について、学習指導要領や教科書を確認しておく。 (1時間)
【事後学習】講義内容をふまえ、高等学校芸術科書道Ⅰの指導と評価の年間計画の作成する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
7 指導と評価の年間計画の発表及び検討①
履修生が作成した年間計画を発表し、学生間で問題の共有と改善点の検討を行う。
【事前学習】講義内容をふまえ、高等学校芸術科書道Ⅰの指導と評価の年間計画の作成する。 (3時間)
【事後学習】自分及び他者が作成した指導と評価の年間計画について、検討・評価・改善を試みる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
8 指導と評価の年間計画の発表及び検討②
学生間で問題の共有と改善点の検討をふまえ、高校「書道」の授業の展開やその具体的な活動について議論する。
【事前学習】講義内容をふまえ、高等学校芸術科書道Ⅰの指導と評価の年間計画の作成する。 (3時間)
【事後学習】自分及び他者が作成した指導と評価の年間計画について、検討・評価・改善を試みる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
9 教材研究ついて
教材を取り扱いと、先行研究の成果が教材として教育に生かされるまでをみていく。
【事前学習】「表現」及び「鑑賞」の教材について、学習指導要領及び教科書を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】「表現」及び「鑑賞」の教材のとなりうる古典について復習しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 「表現」及び「鑑賞」の学習指導について
「表現」領域と「鑑賞」領域の具体的な教材や指導方法についてみていく。
【事前学習】「表現」及び「鑑賞」の学習指導についての理論と方法について確認しておく。 (2時間)
【事後学習】「表現」及び「鑑賞」の学習指導についての理論と方法について復習しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 具体的な授業と学習評価について
高校「書道」の授業で取り入れられている活動(知識理解や実技練習、グループ活動など)とその評価について、授業実践例を確認する。
【事前学習】自分の作成した「表現」及び「鑑賞」に関連する指導と評価の年間計画について確認しておく。 (2時間)
【事後学習】「表現」及び「鑑賞」の学習評価について留意すべき点をまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 学習指導案の作成について
(1)単元の指導目標と単元の評価規準
(2)単元設定の理由と単元の学習指導計
(3)本時の学習指導(本時の目標、本時の展開) 
について確認し、どのように作成するべきか検討する。
【事前学習】設定した単元をもとに自分の作成した年間計画を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】単元の指導目標と単元の評価規準の設定について留意すべき点をまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 学習指導案の発表と模擬授業及び検討①
履修生が実際に高校「書道」の授業を想定した学習指導案を作成し、それらをもとに模擬授業を行う。発表する学生以外は、生徒役となり模擬授業に参加する。
【事前学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、確認しておく。 (3時間)
【事後学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、検討・ 評価・改善を試みる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
14 学習指導案の発表と模擬授業及び検討②
履修生が実際に高校「書道」の授業を想定した学習指導案を作成し、それらをもとに模擬授業を行う。
授業を行うにあたり、必要とされる準備や授業の運営方法について、教員と生徒、両者の視点から検討する。
【事前学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、確認しておく。 (3時間)
【事後学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、検討・ 評価・改善を試みる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
15 授業運営に関する事項の振り返りとまとめ
学生自身が作成した学習指導案や模擬授業について振り返り、問題点や改善点について検討する。
【事前学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、確認しておく。 (3時間)
【事後学習】自分及び他者の作成した学習指導案について、検討・ 評価・改善を試みる。 (1時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
その他
教科書 文部科学省 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)』 東山書房 2018年
高等学校芸術科書道における現行の教科書を確認しておく。
高校で書道を履修していた受講者は、自身が高校で使用していた教科書を確認しておく。
参考書 『中学校学習指導要領』(平成29年 文部科学省)

成績評価の方法及び基準 レポート:課題発表の成果(年間計画、学習指導案)をレポートのかわりとし評価します。(40%)、授業内テスト:講義内で行う模擬授業をテストのかわりとして評価します。(20%)、授業参画度:授業への取り組み方、課題発表、成果物等で評価します。(40%)
遠隔授業(オンデマンド型)の場合は、BlackboardやZoomを用いて授業資料の提示、課題提出などを行います。授業参画度の「授業への取り組み、課題発表」の代わりに、対面授業内で発表する予定であった課題をレポートにまとめて提出してもらうことで評価します。詳細は授業内で提示します。
対面授業であっても、遠隔授業であっても成績評価に差を設けることはありません。
オフィスアワー 授業終了後、教室で対応します。
その他の連絡方法については、初回授業で提示します。
備考 「書道科教育法Ⅰ」・「書道科教育法Ⅱ」両科目を履修希望の場合、履修順序は「書道科教育法Ⅰ」→「書道科教育法Ⅱ」とすること。それが不可能な場合は第1回目までにE-mailにてご相談下さい。

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