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教育原論

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令和2年度以降入学者 教育原論
令和元年度以前入学者 教育原論
教員名 田中謙
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 【対面授業(一部遠隔授業あり)】
この授業は、授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開するため、基本的に対面授業および一部遠隔授業として「ZOOM」による「同時双方向型」で行うこととする。また一部授業では「課題研究」(2~3回)を取り入れる。授業担当者からの質疑に応答することが授業参加の条件となるため、対面授業および一部遠隔授業ともにリアルタイムでの参加が履修上の必須条件となる点に留意されたい。
Blackboard:
2022教育原論(田中謙・前・火4):20221617
2022教育原論(田中謙・前・火5):20221618
Blackboard ID 20231590
授業概要 本講義では、教育の基本的概念および理念について概説を行う。また世界および日本の教育の歴史や思想について概説を行う。これらの概説を通して、これまでの教育や学校教育がどのように社会においてとらえられ、変遷してきたのか、現状どのようになっているのかを世界と日本双方の社会(社会システム)から迫り、理解を図る。さらに現代的な教育課題の理解を踏まえ、「家庭・地域・学校の連携」「教育と福祉、保健医療の連携」等についても概説を加える。
授業のねらい・到達目標 本講義では、以下3点を目的(授業のねらい・到達目標)に設定する。
①教育学の諸概念、教育の目的・目標、教育の成立に係る子供、教員、家庭等の相互関係について理解する(A-1-2)。
②家族および社会による教育の歴史、近代教育制度の成立および展開、歴史的視点を踏まえた現代社会における教育課題について理解する。また「家庭・地域・学校の連携」「教育と福祉、保健医療の連携」等について理解する(A-2-2)。
③家庭および子供、学校および学習に関わる教育の思想について、主に代表的な教育家の思想を通して理解する。
 上述の目的(授業のねらい・到達目標)の達成を通して、以下の2つの資質・能力の育成をめざす。
・「世界の現状を理解し、説明する力」:世界で起こっている多様な出来事について、自分なりに説明することができる(A-2-2,A-8-2)。
・「問題発見・解決力」:ある問題に対して自分なりに解決策を考案できる(A-4-2)。

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP4,DP8及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP4,CP8に対応している。
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:【講義】
(1)本講義は2023(令和5)年4月11日(火)から2023(令和5)年7月25日(火)までの授業期間中の授業日に、「Blackboard」を通じて授業資料を配布する。
(2)授業資料を参考に、自ら文献・webサイト等での自主的な調べ学習に取り組みながら、対面授業および遠隔授業に参加して学修を行う。
(3)授業資料を基に、各自で事前学習・事後学習を行うこと。
(4)期末試験を実施する(状況に応じて期末レポート課題に振替を行う)。
(5)授業資料配布および中間レポート等の提出は「Blackboard」での提出を予定しているため、「Blackboard」が使用できるように準備しておくこと。
6)【重要】この授業では授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開する。その際教育効果を高めるため、対面授業での参加および遠隔授業時の「ZOOM」使用の際のビデオONで授業への参加を求めることがある。この点を理解した上で、本科目を履修すること。
(7)【重要】この授業の資料は授業前にあらかじめ掲示する(資料を利用した反転学習型授業方法)。その資料を事前学習時に履修者が学習をしてきた前提で、ポイントを中心に解説する。
(8)【重要】本講義は対面授業および一部遠隔授業「ZOOM」(同時双方向型)を基本に行う。ただし、2~3回程度【課題研究】での授業を取り入れる可能性がある。また対面授業に参加できない場合は、毎回授業資料を基にレポート課題に取り組み、それを提出することで出席とみなす。詳細は授業内で指示する。
(9)中間レポートの内容や評価等の詳細は授業内で指示する。
授業計画
1 オリエンテーション【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:教育の目的・目標と基本構造について概説する。
【事前学習】シラバスを読み込み、授業概要について学習ノートをあらかじめ作成する。 (2時間)
【事後学習】授業概要に関するガイダンスを振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 教育学と現代の教育【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:教育学の基本的構造と現代社会における教育上の諸課題、近年の教育改革の動向について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、教育学と現代の教育についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 学校の成立①【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:ヨーロッパおよび日本における「学校」の成立史について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、ヨーロッパおよび日本における「学校」の成立史についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 学校の成立②【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:ヨーロッパおよび日本における「近代学校」の成立史について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、ヨーロッパおよび日本における「近代学校」の成立史についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 子供と家庭教育に関する思想【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:Rousseau(ルソー)、Pestalozzi(ペスタロッチ)、Dewey(デューイ)等を中心に、欧米の代表的な教育思想および思想家について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、子供と家庭教育に関する思想についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 学校教育と学習に関する思想【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:Fröbel(フレーベル)、Montessori(モンテッソーリ)、Steiner(シュタイナー)等を中心に、代表的な思想家の思想について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、学校教育と学習に関する思想についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 学校教育の目的・目標と意義①【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:明治期・大正期・戦前昭和期における近代教育制度、学校制度の成立から、学校教育の目的・目標と意義について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、明治期・大正期・戦前昭和期における近代教育制度、学校制度の成立についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 学校教育の目的・目標と意義②【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:戦後昭和期の義務教育制度、学校制度の確立から、学校教育の目的・目標と意義について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、戦後昭和期の義務教育制度、学校制度の確立についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 学校教育の目的・目標と意義③【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:平成期・令和期の教育制度、学校教育制度の整備から、学校教育の目的・目標と意義について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、平成期・令和期の教育制度、学校教育制度の整備についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 現代社会における教育課題①【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:幼児教育制度と幼児教育現場における教育課題について、初等・中等教育との関連を踏まえながら概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、幼児教育制度と幼児教育現場における教育課題についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 現代社会における教育課題②【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:初等教育制度と小学校教育現場における教育課題について、幼児教育・中等教育との関連を踏まえながら概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、初等教育制度と小学校教育現場における教育課題についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 現代社会における教育課題③【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:中等教育制度と中等教育現場における教育課題について、幼児教育・小学校教育との関連を踏まえながら概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、中等教育制度と中等教育現場における教育課題についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 家庭・地域・学校の連携【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:家庭・地域・学校の連携の重要性について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、家庭・地域・学校の連携についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 教育と福祉、保健医療の連携【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:現代社会の教育課題に対応するうえでの福祉、保健医療との連携の重要性について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、教育と福祉、保健医療の連携についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 授業総括【対面授業(「ZOOM」(同時双方向型)に変更の可能性有)】:授業総括を行い、今後の日本社会における教育のあり方を考えていくための視座を提示する(A-2-2)(A-4-1)。
【事前学習】これまで作成・整理してきた学習ノートを加筆・修正し、仕上げる(A-2-2)。 (2時間)
【事後学習】授業総括に基づきテスト内容の復習を行う(A-4-1)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 中学校、高等学校の『学習指導要領』および『学習指導要領解説総則編』を準備して下さい。授業時には資料を送信配布します。また必要に応じてあらかじめ持参する資料等を指示します(例:文部科学省WEBサイトのコピー等)。
参考書 安彦忠彦・藤井千春・田中博之編 『新版 よくわかる教育学原論』 ミネルヴァ書房 2020年 第2版
廣田照幸 『ヒューマニティーズ教育学』 岩波書店 2009年 第1版
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、レポート:中間レポート(20%)
期末試験(テスト形式で実施。ただし社会情勢を考慮し、期末レポートに変更の可能性あり)と中間レポートの状況で評価を行います(リモート参加者も同様です)。
オフィスアワー オリエンテーション資料および第1回授業資料を通してEメールアドレスを伝えますので、必要に応じてメールで受け付けます。なお、「Blackboard」のメールは使用しませんので必ず授業で提示するメールアドレスを使用して連絡をしてください。

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