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道徳教育の理論と方法

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令和2年度以降入学者 道徳教育の理論と方法
令和元年度以前入学者 道徳教育の理論と方法
教員名 長谷川千恵美
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業を基本とするが、状況によっては遠隔授業(オンデマンド)に一部変更、調整する場合もある。
Blackboard ID 20231617
授業概要 道徳教育の基礎理論と指導法について学ぶ。
授業のねらい・到達目標 本授業では、道徳教育の実践に資する知識、思考力、技能を身につけるために、以下の到達目標を設定する。
1.「道徳とは何か」について多角的に考察し、道徳教育の意義、歴史、現代的課題ついて考えを深めることができる。(A-8-3)
2.学習指導要領における道徳教育の目標、内容、指導法等についての知識を習得し、説明することができる。(A-4-3)
3.「道徳科」の特質を理解し、指導のねらいを明確にして学習指導案、授業展開を構想することができる。(A-4-3)

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP4,DP8及びカリキュラムポリシーCP4,CP8に対応している。
授業の形式 講義
授業の方法 ・講義を中心に進めるが、受講者数や状況に応じて演習、グループワークを取り入れる。
・授業資料を授業前日までにBlackboardで配信するので予習して授業にのぞむこと。
・課題として、①毎授業回の学習内容に関するミニレポート(リアクションペーパー)②レポート(中間・期末・課題研究)を課すので、指定した方法で提出すること。
 提出されたレポート類に対しては、コメント及び全体講評をフィードバックする。
・コロナ感染により対面授業参加が困難な場合は課題レポートを課すので、指定した方法で提出すること。 (詳細はガイダンスで説明)
履修条件 教育の意義や役割に対する高い関心と学ぶ意欲をもっていること。
授業計画
1 ガイダンス:1.授業の概要 2.道徳ってなんだろう?-道徳のイメージを具体化する
【事前学習】授業の概要を確認する。道徳からイメージすることばを10個挙げ、その理由を考える。 (2時間)
【事後学習】道徳について理解したこと、考えたことをまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 道徳の本質を考える-道徳・倫理の由来 法と道徳 宗教と道徳
【事前学習】道徳・倫理の意味を調べ、人間と道徳について考察しておく。 (2時間)
【事後学習】行為の選択に迷う場面を数例取り上げ、道徳的問題かどうかを考察する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 道徳教育の可能性について考える
【事前学習】「蜘蛛の糸」を検索して、あらすじを確認しておく。 (2時間)
【事後学習】徳目主義を克服する道徳教育の可能性についてまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 道徳教育の歴史(1)戦前:修身科と教育勅語
【事前学習】道徳教育の制度について確認しておく。 (2時間)
【事後学習】教育勅語の特質についてまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 道徳教育の歴史(1)戦後:学習指導要領の変遷と道徳教育の現代的課題(いじめ・情報モラル)
【事前学習】小中学校で受けてきた道徳授業を振り返り、印象をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】「道徳の時間」が「特別の教科 道徳」に改訂された背景についてまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 学校における道徳教育の目標・内容・指導計画
【事前学習】『中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編』第2章第1節を通読し、内容を把握しておく。 (1時間)
【事後学習】道徳性について理解したことをまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
7 道徳科の目標・内容・指導計画
【事前学習】『中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編』第2章第2節、第3章を通読し、内容を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】道徳教育と道徳科の関係、その内容(内容項目)についてまとめる。*中間レポート (2時間)
【授業形態】対面授業
8 「道徳科」の指導(1)道徳授業の特質ー教材の役割と活用・指導方法・学習指導案
【事前学習】『中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編』第4章を通読し、概要を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】道徳科の学習における3つの指導方法について整明する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 「道徳科」の指導(2)学習指導案の作成と授業の進め方
【事前学習】配布資料を読み、学習指導案の作成手順、指導過程を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】学習指導過程の基本形、発問に役割について理解したことをまとめる。    (2時間)
【授業形態】対面授業
10 「道徳科」の指導(3)学習指導案作成と授業の進め方
【事前学習】配布資料をもとに、ねらいとする価値について考察しておく。 (2時間)
【事後学習】学習指導過程の基本型、発問の役割についてまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 「道徳科」の指導(4)問題解決的な学習
【事前学習】配布した道徳教材を読み、多様な視点から吟味しておく。 (2時間)
【事後学習】道徳的価値の葛藤、対立について考察を深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 道徳科の指導(5)道徳的行為に関する体験的な学習ー役割演技・アサーション等
【事前学習】体験学習と体験的学習との違いについて調べておく。 (1時間)
【事後学習】道徳科の特質を生かした指導をするためには、どのような工夫や配慮が必要か考察する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
13 道徳教育および道徳科の評価-評価の考え方と方法
【事前学習】『中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編』第5章を通読し、評価の考え方を把握しておく。  (2時間)
【事後学習】評価の方法とその課題についてまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 復習:基本的知識の習得度を確認する【課題研究】
【事前学習】1~13回の学習内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】重要語句について整理し、説明できるようにする *課題研究レポート (2時間)
【授業形態】課題研究
15 学習のまとめ
【事前学習】興味をもった内容、難しく感じた内容について分析、整理しておく。 (2時間)
【事後学習】学習内容やレポートを振り返り、自己の学習成果と課題についてまとめる。*期末レポート       (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 文部科学省 『中学校学習指導要領解説(平成29年告示) 特別の教科 道徳編』 教育出版 2018年
文部科学省HPでも公開されている。
参考書 参考文献については、必要に応じて授業で紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:ミニレポート・レポート(80%)、授業参画度:授業や課題への取り組み状況(20%)
ミニレポート、レポート(中間・期末・課題研究)の内容、授業参画度をもとに、知識・理解・思考・表現力等を総合的に評価する。詳細はガイダンスで説明する。
オフィスアワー Blackboard、メール、対面授業終了後教室で対応する。

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