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令和2年度以降入学者 | 生物学概論1 | ||||
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令和2年度以降入学者 | 生物学概論1(物理学科学科専門科目) | ||||
令和元年度以前入学者 | 生物の基礎1(物理学科学科専門科目) | ||||
教員名 | 池田真理 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Blackboard ID | 20231675 |
授業概要 | 医療問題や環境問題など、地球上で起こっている事象を正しく理解するためには、生物学の基礎知識が必要不可欠である。本講義では、細胞の構造や機能、生体を構成する物質、遺伝のしくみ、エネルギー代謝など、おもにミクロの生物学における基本的な事項について解説する。 |
授業のねらい・到達目標 | <ねらい> 現代社会において、ゲノム編集、ワクチン開発、クローン技術など、生命倫理に関わる多くの事柄が身近な話題となっているが、それらを正しく理解するためには生物学の基礎知識が必要不可欠である。本講義では、科学技術の発展が目まぐるしい現代社会において必要とされる生物学的な素養を身につけることを目指す。 <到達目標> 細胞の構造や機能、生体を構成する物質、遺伝のしくみ、エネルギー代謝など、おもにミクロの生物学における基本的な事項について説明できる。 <能力> この科目は文理学部のディプロマポリシーDP3, 4およびカリキュラムポリシーCP3, 4に対応している。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(DP3-1)。 ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(DP4-1)。 各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。 A-3 (DP3・CP3): 論理的・批判的思考力 A-4 (DP4・CP4): 問題発見・解決力 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業内容の資料を配布する。理解を深めるために、画像や動画を用いてわかりやすく解説する。 各回の授業で授業内課題を配布する。授業内課題は授業終了時に提出する(授業参画度として評価する)。 各回の授業の終了後に復習課題をBlackboardに配信する。復習課題は締め切り日時までにBlackboardに提出する(レポートとして評価する)。 授業で配布する資料や課題およびそれらの模範解答・解説は、順次Blackboardに配信する。 第15回に到達度を確認するためのテストを行う。テスト終了後、テスト内容の解説を行う。 対面授業に参加できない場合:授業終了後、Blackboardに配信する資料を用いて自主学習し、期日までに復習課題を提出する。メールで質問等を受け付ける。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンスを行う。生き物の動きや生体組織の構造の観察に必要不可欠な顕微鏡について学ぶ。
【事前学習】顕微鏡について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
細胞の基本的な構造や機能について学ぶ。さらに、原核生物・真核生物、単細胞生物・多細胞生物、植物細胞・動物細胞など、それぞれの違いについて学ぶ。
【事前学習】細胞の基本的な構造や機能について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
生体を構成する成分(タンパク質、糖質、脂質、核酸、ビタミン、ミネラル)の構造や機能、分類について学ぶ。
【事前学習】生体を構成する成分について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
遺伝子を構成する物質であるデオキシリボ核酸(DNA)について学ぶ。さらにDNAから遺伝情報が「転写」されるしくみを学ぶ。
【事前学習】DNAについて調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
「転写」された遺伝情報をタンパク質へ「翻訳」するために必要なリボ核酸(RNA)について学ぶ。RNAには3種類あり(mRNA、rRNA、tRNA)、それぞれの構造や機能について学ぶ。
【事前学習】RNAについて調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
生体内で代謝活動を営む酵素の働きや性質について学ぶ。また代謝に必要なエネルギー供給する物質であるATPについて学ぶ。
【事前学習】酵素やATPについて調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
エネルギーの生産を行う「呼吸」(解糖系、TCA回路、電子伝達系)のしくみを学ぶ。
【事前学習】呼吸について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
光の物理エネルギーを有機物のもつ化学エネルギーとして固定する「光合成」について学ぶ。
【事前学習】光合成について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
細胞内で合成されたタンパク質の輸送、細胞内外への物質の取り込みや分泌、細胞内における物質の分解のしくみについて学ぶ。さらに細胞の形態維持に不可欠な細胞骨格や細胞運動について学ぶ。
【事前学習】タンパク質の細胞内輸送、細胞骨格、細胞運動について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
細胞の周期や分裂・増殖の調節について学ぶ。また増殖の調節が正常に行われなくなった場合の疾患である「がん」について学ぶ。
【事前学習】細胞周期について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
生命体の永続性の知識を深めるために、生命における生殖のしくみを学ぶ。
【事前学習】生殖について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。また前回までの既習事項も復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
受精卵から分裂を繰り返して多細胞化し親と同じ複雑な構造と機能をもつ成体になるまでの「動物の発生」のしくみについて学ぶ。
【事前学習】動物の発生について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。また前回までの既習事項も復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
動物とは異なる植物の発生様式と成長調節のしくみについて学ぶ。
【事前学習】植物の発生について調べておく。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。また前回までの既習事項も復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
最新の生物学研究を紹介する。
【事前学習】授業内テストに向けて、前回までの既習事項を総復習する。 (1時間) 【事後学習】講義資料・復習課題を用いて授業内容を復習する。また前回までの既習事項も復習する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
到達度を確認するための授業内テストを行う。テスト終了後にテスト内容の解説を行う。
【事前学習】授業内テストに向けて、前回までの既習事項を総復習する。 (8時間) 【事後学習】授業内テストの復習を行う。これにより「論理的・批判的思考力(A-3)」を養う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 授業内容の資料を配布する。 |
参考書 | (編著)南雲保、(著)今井一志、大島海一、鈴木秀和、田中次郎 『やさしい基礎生物学』 羊土社 2021年 和田勝 『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』 羊土社 2020年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:各回の授業後に提出する復習課題をレポートとして評価する(30%)、授業内テスト:期末試験を行い、その点数を評価する(40%)、授業参画度:各回の授業で提出する授業内課題を授業参画度として評価する(30%) ・学期末の「授業内テスト」において各回で学んだ内容を説明できるかどうかで,論理的・批判的思考力(A-3)を評価する。 ・授業内課題を通して,論理的・批判的思考力(A-3)ならびに問題発見・解決力(A-4)を評価する。 ・授業内テスト(期末テスト)を受けられない場合は、後日Zoomで追試験を行う。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて質疑応答を行う。 |