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令和2年度以降入学者 | 東洋史特殊講義3 | ||||
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教員名 | 松重充浩 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業。 BlackboardコースID: |
Blackboard ID | 20231724 |
授業概要 | 前近代中国における法的規範の諸特徴とその社会的基盤との関連を、寺田浩明『中国法制史』(東京大学出版会、2018年)の輪読を通じて理解する。 |
授業のねらい・到達目標 | 違和感の大きい異文化を理解する上で有効な方法と知見を得ることができ、異文化コミュニケーション能力を向上することができる。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 講義と演習の併用形式。受講者による輪読分担箇所の内容紹介と疑問点提示を受けて、担当教員が内容補足と解説をおこなう。 講義部分に関しては、Blackboardに掲示した資料を読み、課題に取り組み提出する。また、報告に関しては、初回の授業で、報告レジュメ作成上の留意事項(史・資料リスト作成方法、レジュメ書式・必須項目、質疑応答におけるポイント、等々)を提示するので必ず確認すること。 *履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 **なお、対面授業に参加できない要件を満たした場合、Blackboardで配信するプリントを見ながら音声を聴き、指定日時までに課題を提出すること。 |
履修条件 | 講義だけでなく演習形式も併用しているため、報告担当者は、急病や事故などの特段の理由がない限り、無断欠席は厳禁とする。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:本授業の狙いを説明し、輪読対象資料の配付をおこなう(講義)。
【事前学習】中国に対する違和感とその所以を整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】配布された資料の読解を開始する。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
2 |
伝統中国の法秩序に関する研究の背景を担当教員が解説する(講義)。
【事前学習】前近代中国社会で、どのような「法」が、どのよう場面で運用されていたのかに関する研究成果を読了しておく。 (2時間) 【事後学習】配布された資料の読解を開始する。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
3 |
伝統中国社会において、如何なる「生業」が存在し、それが如何なる社会関係を結ぶものだったのかの先行研究を確認し、その内容理解に資する解説を行う。この回から、受講者のテキスト内容の紹介報告を開始する。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
4 |
伝統中国社会において、「財産」分与如何なる形態で存在し、それが如何なる社会関係を準備していくものだったのかに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
5 |
伝統中国社会において、「財産」分与形態を背景に一つした社会関係が、他の局面で如何なる実態をもって展開したのかに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
6 |
伝統中国社会において、秩序・紛争・訴訟が如何なる実態をもって展開したのかに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
7 |
伝統中国社会において、裁判と判決の社会的基礎が如何なる実態をもっていたのかに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
8 |
伝統中国社会において、犯罪の処罰の実態にに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
9 |
伝統中国社会において、判決の統一化が如何進展していたのかに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
10 |
伝統中国社会において、法・権力・社会がそれぞれどのような特徴をもって存在していたのかに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
11 |
伝統中国社会において、法・権力・社会が如何なる相互連関実態を形成していたのかに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
12 |
伝統中国法と近代法裁判との差異内容を明らかに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
13 |
現代中国の法運用における伝統中国法からの規定要因が如何なるものかに関するテキスト内容報告を行い、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
14 |
伝統中国法とイスラーム社会の近世日本社会の法の異同から、伝統中国法の特徴を明らかにしたテキスト内容報告を行い、した先行研究を確認し、その内容理解に資する解説を行う。
【事前学習】先行研究内容紹介担当者は、報告用のレジュメを作成する。他の受講者は、報告される箇所で不明な用語を工具書等を利用して確認を行い内容理解に努める。 (2時間) 【事後学習】質疑応答と担当教員による解説をふまえた報告レジュメの修正による、内容の理解の充実化を行う。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
15 |
寺田浩明『中国法制史』刊行後における、当該研究領域における研究成果の紹介と、残された課題について解説する。
【事前学習】輪読内容全体の整理を行い、中国伝統法の特徴とその成立基盤の関係を把握しておく。 (2時間) 【事後学習】本授業で得た知見を東アジアにおける懸案紛争事件の背景理解に援用してみる。 (2時間) 【担当教員】松重充浩 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 寺田浩明 『中国法制史』 東京大学出版会 2018年 第1版 |
参考書 | 授業内で適宜参考文献の紹介を行う。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:報告レジュメの内容と質疑応答の内容(100%) 報告レジュメに関しては、専門用語の確認と先行研究の論理構造の正確な把握が出来ているかを評価する。質疑応答に関しては、積極的な発言と内容理解を助ける仮説の提示も評価する。 対面授業に参加できない要件を満たし、授業方法欄で指定した対応にて授業参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。 |
オフィスアワー | 授業終了後。質問や相談は、Blackboardあるいは電子メールでも適宜受け付ける。 |