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令和2年度以降入学者 | 英語学特殊講義1 | ||||
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教員名 | 吉冨朝子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 原則として対面授業を行うが、必要が生じればZoomによる遠隔授業を行う。 教育効果を高めるために、対面授業を受けることができる学生を受講対象とする。 |
Blackboard ID | 20231778 |
授業概要 | 第二言語習得理論や実証研究を踏まえた効果的な外国語指導法について学ぶ。特に英語スピーキング能力の指導と評価に焦点を当て、技能としての英語の総合的な力を伸ばすために、教員として必要な専門知識・教授技能を身につける。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> ・第二言語習得研究に基づく外国語教授法の専門的な知識を身につける。 ・英語スピーキングスキル向上のための具体的な指導法・評価法を身につける。 <到達目標> ・第二言語習得研究に基づく外国語教授法について書かれた英文の専門書の要点を理解し、それを自分の英語学習および指導に応用できる。 ・英語スピーキング能力とは何か、そのスキルを伸ばすためにはどういうことを踏まえなくてはならないかについて学修し、教育現場で実践できる。 ・効果的なレッスン案・タスク案・テスト案を作成できる。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | ・英文の専門書の発表担当を決め、担当者が割り当てられた箇所の要点を発表する。 ・発表の際には、発表担当者が要点をまとめたハンドアウトを準備・配布する。 ・発表担当者以外も、該当箇所をきちんと事前学習してきて、発表後に議論する。 ・議論では、内容理解の確認と、具体的な実践への応用可能性について検討する。 ・授業で学んだことを踏まえてレッスン案・タスク案・テスト案を作成して発表する。 ・レッスン案・タスク案・テスト案について互いにフィードバックを行い、改善につなげる。 ・到達度を確認するために、期末レポートでは専門文献の要約と、それを踏まえたレッスン案・タスク案・テスト案を作成する。 |
履修条件 | 英文の専門文献を使用するので、CEFRでB2以上の英文読解力があることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:シラバス概要の説明と発表分担の決定。 テキストの導入 【事前学習】テキストを事前に購入し、イントロの章を読む (2時間) 【事後学習】第二言語習得研究および外国語教育学の基礎的な専門用語を確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
パートⅠ:スピーキング過程と技能 第1章 スピーキングと言語学習者(1) ①スピーキングと言語習得 ②スピーキングとアカデミック・ラーニングとの関係 【事前学習】第1章前半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】これまで自分が経験したスピーキング授業を振り返り、分析する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第1章 スピーキングと言語学習者(2) ①スピーキングと情意的因子 ②スピーキング指導の現状 【事前学習】第1章後半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第1章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第2章 スピーキングにおける認知過程(1) ①スピーチ産出モデル ②話速 【事前学習】第2章前半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】スピーキングがなぜ難しいのか、自らの学習・指導経験を踏まえて考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第2章 スピーキングにおける認知過程(2)流暢さ、正確さ、複雑さ
【事前学習】第2章後半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第2章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第3章 スピーキング能力とは(1) ①コミュニケーション能力とスピーキング ②言語知識と談話知識 【事前学習】第3章第1部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】スピーキング能力とは何か、能力の構成概念を考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第3章 スピーキング能力とは(2) スピーキング・スキルの核となる能力
【事前学習】第3章第2部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】学習者が身につけるべき知識・技能・ストラテジーとは何かを考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第3章 スピーキング能力とは(3) コミュニケーション・ストラテジー
【事前学習】第3章第3部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第3章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
パートⅡ 話し言葉による談話 第4章 音声言語の特性、文法、発音(1) スピーキングとライティングの関係 【事前学習】第4章第1部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】書き言葉と話し言葉の特性の相違を考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第4章 音声言語の特性、文法、発音(2) 話し言葉と書き言葉の比較
【事前学習】第4章第2部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】話言葉特有の文法や発音の特性とは何かを考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第4章 音声言語の特性、文法、発音(3)イントネーションと音声
【事前学習】第4章第3部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第4章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第5章 話し言葉の談話とスピーキングのジャンル(1) ①発話における談話特性 ②トランズアクションとインターラクション 【事前学習】第5章前半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】社会的な文脈で使われる言語の談話的特性とは何かを考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第5章 話し言葉の談話とスピーキングのジャンル(2) ①ジャンルの概念 ②コーパス言語学の役割 【事前学習】第5章後半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第5章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
パートⅢ 授業デザインと指導アプローチ 第6章 教授法の枠組(1) スピーキング指導のアプローチ概観 【事前学習】第6章前半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】様々なスピーキング指導のアプローチの特徴・理論的根拠・問題点は何かを考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
第6章 教授法の枠組(2) 方法論の構築
【事前学習】第6章後半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第6章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | GOH, Christine, C. M.& BURNS, Anne, Teaching Speaking: A Holistic Approach:Cambridge Language Education, Cambridge University Press, 2012, 1 edition 初回授業までに各自テキストを購入しておくこと。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レッスン案・タスク案・テスト案の作成(30%)、授業内テスト:発表担当箇所の要約の口頭発表およびレジメ(50%)、授業参画度:授業内の議論への積極的参加(20%) |
オフィスアワー | 授業終了後、またはメールによるアポ |