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令和2年度以降入学者 | 英語学特殊講義2 | ||||
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教員名 | 吉冨朝子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 原則として対面授業を行うが、必要が生じればZoomによる遠隔授業を行う。 教育効果を高めるために、対面授業を受けることができる学生を受講対象とする。 |
Blackboard ID | 20234706 |
授業概要 | 第二言語習得理論や実証研究を踏まえた効果的な外国語指導法について学ぶ。特に英語スピーキング能力の指導と評価に焦点を当て、技能としての英語の総合的な力を伸ばすために、教員として必要な専門知識・教授技能を身につける。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> ・第二言語習得研究に基づく外国語教授法の専門的な知識を身につける。 ・英語スピーキングスキル向上のための具体的な指導法・評価法を身につける。 <到達目標> ・第二言語習得研究に基づく外国語教授法について書かれた英文の専門書の要点を理解し、それを自分の英語学習および指導に応用できる。 ・英語スピーキング能力とは何か、そのスキルを伸ばすためにはどういうことを踏まえなくてはならないかについて学修し、教育現場で実践できる。 ・効果的なレッスン案・タスク案・テスト案を作成できる。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | ・英文の専門書の発表担当を決め、担当者が割り当てられた箇所の要点を発表する。 ・発表の際には、発表担当者が要点をまとめたハンドアウトを準備・配布する。 ・発表担当者以外も、該当箇所をきちんと事前学習してきて、発表後に議論する。 ・議論では、内容理解の確認と、具体的な実践への応用可能性について検討する。 ・授業で学んだことを踏まえてレッスン案・タスク案・テスト案を作成して発表する。 ・レッスン案・タスク案・テスト案について互いにフィードバックを行い、改善につなげる。 ・到達度を確認するために、期末レポートでは専門文献の要約と、それを踏まえたレッスン案・タスク案・テスト案を作成する。 |
履修条件 | 英文の専門文献を使用するので、CEFRでB2以上の英文読解力があることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
・前期授業の復習と実践例へのフィードバック ・第7章 スピーキング指導のモデル(1) スピーキング能力向上のための指導サイクル 【事前学習】テキスト第1章~第6章の要点を復習する。第7章前半を読んで要点をまとめる。 (3時間) 【事後学習】スピーキング能力向上のための総合的な言語活動とはどういうものかを考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
第7章 スピーキング指導のモデル(2) スピーキング指導のサイクルを踏まえた授業計画
【事前学習】第7章後半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第7章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第8章 スピーキング指導の授業計画(1) ①プログラム・コース・カリキュラム・シラバス ②計画の枠組 【事前学習】第8章第1部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】スピーキング・プログラムを計画する上で配慮すべき学習者要因は何かを考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第8章 スピーキング指導の授業計画(2) 目的および目標設定
【事前学習】第8章第2部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】スピーキング・プログラムを計画する上での学習者ニーズや、プログラム成果について考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第8章 スピーキング指導の授業計画(3) ①シラバス作成 ②プログラムの評価
【事前学習】第8章第3部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第8章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
パートⅣ 教室での実践とプロセス 第9章 スピーキング・タスク(1) スピーキング・タスクの種類 【事前学習】第9章第1部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】コミュニケーションや流暢さを促進するスピーキング・タスクの条件を考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第9章 スピーキング・タスク(2) ペア・ワークとグループ学習
【事前学習】第9章第2部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】スピーキング練習におけるペア・ワークやグループ学習において配慮すべき点は何かを考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第9章 スピーキング・タスク(3) スピーキング・タスク開発における留意点
【事前学習】第9章第3部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第9章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第10章 スピーキング・パフォーマンスの育成(1) 流暢さを伸ばす練習
【事前学習】第10章前半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】スピーキング・タスクにおける技能やストラテジーを伸ばす上で効果的な言語活動を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第10章 スピーキング・パフォーマンスの育成(2) ①言語・技能・談話・ストラテジーに焦点を当てたタスク ②タスクの反復 【事前学習】第10章後半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第10章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第11章 メタ認知的意識の向上(1) 構成概念としてのメタ認知
【事前学習】第11章前半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】メタ認知とは何か、またスピーキング指導においてなぜ重要なのかについて考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第11章 メタ認知的意識の向上(2) ①メタ認知の重要性 ②メタ認知的意識を向上させる活動
【事前学習】第11章後半を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第11章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第12章 スピーキング力の評価(1) ①スピーキング・テスト ②達成度の評価
【事前学習】第12章第1部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】スピーキング・プログラムにおいて評価の役割とは何かを考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
第12章 スピーキング力の評価(2) ①評価の原理 ②教室における評価
【事前学習】第12章第2部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】スピーキング力の評価における信頼性・妥当性、および評価法の種類について考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
第12章 スピーキング力の評価(3) 評価タスクにおける尺度と採点法
【事前学習】第12章第3部を読んで要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】第12章全体を踏まえた実践例を考える。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | GOH, Christine, C. M.& BURNS, Anne, Teaching Speaking: A Holistic Approach:Cambridge Language Education, Cambridge University Press, 2012, 1 edition 初回授業までに各自テキストを購入しておくこと。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レッスン案・タスク案・テスト案の作成(30%)、授業内テスト:発表担当箇所の要約の口頭発表およびレジメ(50%)、授業参画度:授業内の議論への積極的参加(20%) |
オフィスアワー | 授業終了後、またはメールによるアポ |