文理学部シラバスTOP > 大学院博士前期課程 > 社会学専攻 > 社会福祉特殊応用研究2
日本大学ロゴ

社会福祉特殊応用研究2

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 社会福祉特殊応用研究2
教員名 太田由加里
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 社会学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Blackboard ID 20234751
授業概要 社会的存在としての子どもの理解と子どもを取り巻く家族の生活上の困難を把握する。
この講義では、文献の講読を通して、広く社会構造の中で子ども・家族をとらえ直し、社会福祉の視点に立って考察を深める。
さらに社会福祉実践を深めていくために、その背景にある理論を実践に展開し、また実践の積み重ねを理論化していくという往還の検討を行う。
授業のねらい・到達目標 日常的な子どもにかかわる福祉実践を検討することから始め、それを研究の対象へとシフトさせるために必要な理論を探索・講読する。その学識を身につけ、説明できるようになることを目標とする。それらの理論が実践とどのように結びつき、日常の実践に活かせるのか、理論と実践の往還の意義を学び、具体的に研究に活かせるようになることを目標とする。先行研究収集・レビューの方法を理解したうえで、論文を執筆する。
調査方法を身に着けたうえで、調査研究を遂行する。
論文の構造を理解したうえで、執筆し完成させる。
研究計画書を作成し、倫理委員会に提出したうえで、研究を遂行する。
以上を踏まえ修士論文を執筆し、完成させる。
授業の形式 研究
授業の方法 ・対面授業が困難な院生については、事前に教員と話し合い、許可を受けたうえで遠隔授業形態における出席を可能とする。
・文献の講読とそれに関する履修者の報告・ディスカッションにより進める。
・院生のレジュメをもとにディスカッション、個別の指導をいます。
・授業内容については、院生の研究テーマにも配慮し、調整をします。
提出物の提出方法、フィードバックの方法等については、授業開始時に提示する。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 イントロダクション 授業概要・到達目標・授業の方法について説明する
【事前学習】シラバスを事前に読み授業全体の流れを理解すること (2時間)
【事後学習】初回の授業内容について要点を整理しておくこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
2 文献講読:報告とディスカッション:子どもの生態学的研究-マルチシステムの視座
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
3 文献講読:報告とディスカッション:子どものリスクとレジリエンス(レジリエンスの概念など)
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
4 文献講読:報告とディスカッション:子どものリスクとレジリエンス(共通のリスク要因など)
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
5 文献講読:報告とディスカッション:リスクと防御推進要因の分析方法-疫学から学ぶ
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
6 文献講読:報告とディスカッション:子どもへの不適切なかかわり
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
7 文献講読:報告とディスカッション:学校での不適応
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
8 文献講読:報告とディスカッション:障害のある幼少期の子どもの発達上の脆弱性
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
9 文献講読:報告とディスカッション:児童期と思春期におけるアルコールと薬物をめぐるリスクと防御推進要因
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
10 文献講読:報告とディスカッション:非行と行為障害をめぐるリスクと防御推進要因
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
11 文献講読:報告とディスカッション:思春期の性感染症予防
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
12 文献講読:報告とディスカッション:思春期の妊娠をめぐるリスクと防御推進要因
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
13 文献講読:子どものうつ-リスク要因の視座
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
14 文献講読:青少年の自殺
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】課題研究
15 総括-子どものリスクとレジリエンスーエビデンスに基づく実践のモデルに向けて
【事前学習】主題について授業内で示した資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】主題について授業内で示した課題を行うこと (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
その他
教科書 マーク・W・フレイザー 『子どものリスクとレジリエンス-子どもの力を活かす援助-』 ミネルヴァ書房 2013年 第初第2刷版
参考書 阿部彩 『子どもの貧困』 岩波書店 2008年
篭山京 『大都市における人間構造』 東京大学出版会 1981年
アマルティア・セン 『不平等の再検討』 岩波書店 2006年
各自の問題関心に合わせた文献や資料を紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:課題レポートを作成する(60%)、授業参画度:授業内での報告やディスカッションにより評価する(40%)
*対面授業に出席できない場合、詳細については授業でお伝えしますが、主な要件は下記の通りです。
・対面授業に出席できない場合は、授業前に担当教員にメールで連絡し、許可を得てください。
・日本に入国できない留学生、コロナ感染症などによって大学に来れない学生は、blackboardを通じて配信するオンデマンド動画を
 視聴し、リアクションペーパーを提出してください。それを評価の一部とします。
・許可を受けずにオンデマンド動画を視聴した場合は【欠席】とみなします。
オフィスアワー メールにて適宜受け付ける。メールは初回授業時に提示する。

このページのトップ