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令和2年度以降入学者 | 教育学特論1 | ||||
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教員名 | 入澤充 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業 |
Blackboard ID | 20231836 |
授業概要 | 教師の教育責任と法的責任について、授業担当者の実務経験を基に学校で発生している様々な教育問題を通して理解を深めていく。例えば、いじめ発生と教師の教育責任、いじめ防止対策推進法が制定されたが学校・教師は本法をどう捉え、どう対応したら良いのか、体罰が法律で禁止されているのに、なぜ繰り返されるのか、体罰をした教師の法的責任はどのような内容なのか、安全であるはずの学校で事故が起こった際の教師の法的責任と補償について等々を受講生と議論しながら、教育と法の関係性を考察をする。 |
授業のねらい・到達目標 | ■授業のねらい:カリキュラムポリシーに基づき、教育と法律の関係について理解をし、旺盛な知的好奇心が湧くようにしていくとともに問題発見、解決能力が身につくようにする。 ■到達目標:本講義を通して、課題解決能力を身に付けるともに、教育と法律の関係を十分に理解できるようにする。 この科目は、教育学研究科のDP1~8まで対応し、かつ中上級領域の内容が含まれています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式:講義、アクティブラーニング。 毎回レジュメを配布する。レジュメには「問題」と「課題」が示してあるので、授業で受講生と議論をしながら、問題解決力、課題形成力・解決力を醸成していく。なお、対面授業に参加できない場合は、オンデマンドで資料を送信し、レジュメの課題に応えられるように工夫をする。 |
履修条件 | 教育学、日本国憲法を履修しておくことが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
教育法研究とは何か:現代の教育問題と法律の関係についてケースを通して理解をする。A-3、A-5
【事前学習】シラバスを理解しておく (2時間) 【事後学習】ケース及び自ら示した解決方法の省察をする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
教育法の体系、日本国憲法、教育基本法、学校教育法等の意義と構造について理解を深める。A-2、A-8
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で示した法体系についてまとめておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
憲法26条(教育を受ける権利)について、その意義と機会均等について理解をする。格差社会の中での子どもの人権保障の在り方。A-3,A-5
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】親の経済力と子どもの学力問題について精査をしておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
教育基本法が定める教育のあるべき姿と現実の問題を事例、裁判例を通して理解をする。A-3,A-4
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で示した理想と現実の乖離について考察をしておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
教育基本法が定める教育の目的と目標について考える。人格形成とは何か。A-1,A-5
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で示した理想と現実の乖離について考察をしておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
学校制度の国際比較。明治5年に発布された学制から現代の学校までをその法的性格を理解する。A-4,A-8
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】日本の学校の制度史と諸外国の学校制度について省察をする (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
教師の教育責任とは何か。教育責任に伴い法的責任が付随することを理解する。A-1,A-6
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で示した事例を整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
学校長の権限と責任。大川小学校事件で示された校長の法的責任から考察を深める。A-2,校長のリーダーシップの箇所はA-7
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】レジュメの中の課題を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
学校の危機管理と法制度について。教育基本法の意義と学校の安全確保のための危機管理の在り方を理解する。A-3,A-4、
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】レジュメの課題を整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
学校運動部活動の問題点について考察をする。教師の指導上の責任、時間外労働の強制等々の問題を理解する。A-1、A-6
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】部活動の問題点をまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
学校事故と学校・教師の法的責任について考察をする。事例、裁判例から教育指導上の安全配慮義務・注意義務について考える。A-1,A-6
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で示した学校事故裁判例を整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
教師の「体罰」について。学校教育法11条は体罰を禁止しているが、体罰は暴力(暴行、傷害罪に該当する)であるという事実を裁判例を通して考察する。A-1,A-2
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】体罰裁判例を整理しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
いじめ裁判と学校・教師の法的責任。いじめ裁判例から解決の在り方を考察をする。A-2、A-4
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で配布した裁判例を見ておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
口頭試問と振り返り。学校現場の問題解決。法律と条理について考える。A-1,A-8
【事前学習】前回のレジュメを整理しておく (2時間) 【事後学習】授業で回答した内容をまとめておく。 【授業形態】対面授業 |
15 |
まとめ。14回の講義を通して、教育問題を法律で全て解決することが可能なのか考える。アクティブラーニングを通して課題解決力が身につくようにする。
【事前学習】14回分のレジュメを整理し、授業に臨むこと。 (2時間) 【事後学習】すべてのレジュメを整理しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | レジュメを配布するので教科書は使用しない。授業中に参考書を紹介する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、レポート:第5回目と10回目にレポートを課す(20%)、授業参画度:授業中に配布するレジュメに課題(テスト)を毎回課すのでその応答を評価する(10%) 授業はアクティブラーニングで行うので、毎回、受講生と応答をしながら進めるため、その内容を口頭試問とあわせて評価をする。 |
オフィスアワー | 非常勤なので、授業日各種質問を受ける。また、メールでも授業相談は受け付ける。 |