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令和5年度以降入学者 | 地理情報科学特論Ⅱ | ||||
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令和4年度以前入学者 | 地理情報科学特論Ⅱ | ||||
教員名 | 関根智子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 地理学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 状況に応じて同時双方向型の遠隔授業(Zoom)や課題学習になる場合がある。 Blackboardを通じて学習資料や課題等を配信する。 対面授業に参加できない場合の遠隔対応は行わない。 |
Blackboard ID | 20234817 |
授業概要 | GISによる人文科学のデジタル化と地理情報科学の経済への利用について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 地理情報科学で使用する地理空間データやGISによる人文科学のデジタル化、地理情報科学の経済への利用について、新たな研究動向を理解するとともに、研究上どのような問題点が存在しているかを究明できるようになることを目指す。 |
授業の形式 | 講義、演習、実習 |
授業の方法 | 地理情報科学で使用する地理空間データベースについて、その整備状況や問題点について講義する。また、地理情報科学の最近の研究成果の中から、GISによる人文科学のデジタル化、経済への利用について説明するとともに、文献を紹介し講読する。適宜、GISの実習を行う。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安としている。 提出されたレポートは、添削して返却し、学生が確認後に回収する。 |
履修条件 | 「地理情報科学特論Ⅰ」を修得していることが望ましい。 地理情報科学に関する基礎的な知識、GISの基本的な操作方法を習得していることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の到達目標と授業の方法について説明する。 地理空間データベース(1):オープンデータ 【事前学習】シラバスを事前に確認すること。オープンデータについて調べて説明できるようにしておくこと。 (2時間) 【事後学習】オープンデータの利用についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
地理空間データベース(2):ビックデータ
【事前学習】ビックデータについて調べて説明できるようにしておくこと。 (2時間) 【事後学習】ビックデータの利用についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
地理空間データベース(3):位置的プライバシー
【事前学習】位置がわかることによって発生する問題を考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】位置的プライバシーとその問題の解決についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
地理空間データベース(4):個人データのセキュリティ
【事前学習】個人データについての問題を考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】位置がわかることによって発生する問題を考えておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
行政・民間による地理空間データ(1):国・地方公共団体による地理空間データの整備
【事前学習】国・地方公共団体による地理空間データとしてどのようなデータがあるのかを調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】国・地方公共団体による地理空間データをダウンロードして、データの優れている点と問題点などをまとめておくこと。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
行政・民間による地理空間データ(2):民間企業による地理空間データの整備
【事前学習】民間企業による地理空間データとしてどのようなデータがあるのかを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】民間企業による地理空間データの優れている点と問題点などをまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
行政・民間による地理空間データ(3):施設管理図の自動作成と施設管理
【事前学習】GISを使用した施設管理の事例を調べてまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】民間企業による地理空間データとしてどのようなデータがあるのかを調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
GISによる人文学のデジタル化(1):古地図の利用
【事前学習】ジオリファレンスについて復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】歴史学におけるGISの利用と、GISにより歴史地理学の研究がどのように変わったかについてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
GISによる人文学のデジタル化(2):景観再現
【事前学習】ArcGISによる3D表現の方法を復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】地理情報科学による景観の研究について、GISにより景観の分析方法や可視化がどのように変わったかを中心にまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
GISによる人文学のデジタル化(3):デジタル・ヒューマニティーズ
【事前学習】デジタル・ヒューマニティーズの用語の意味について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】GISによるデジタル・ヒューマニティについて、授業を振り返りながらまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
地理情報科学の経済への利用(1):地価分布図と地価の変化
【事前学習】授業で指定された地価の地理空間データをダウンロードし、座標変換などを行っておくこと。 (2時間) 【事後学習】GISで作成した地価分布図と空間分析の結果を考察しておくこと。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
地理情報科学の経済への利用(2):土地利用
【事前学習】授業で指定された土地利用の地理空間データをダウンロードし、座標変換などを行っておくこと。 (2時間) 【事後学習】GISで作成した土地利用図と空間分析の結果を考察しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
地理情報科学の経済への利用(3):交通
【事前学習】鉄道の地理空間データと大都市交通センサスのデータをダウンロードし、座標変換などを行っておくこと。 (2時間) 【事後学習】GISで作成した鉄道による移動者の図と空間分析の結果を考察しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
地理情報科学の経済への利用(4):人と車のナビゲーション
【事前学習】ナビゲーション、自動走行などについての文献を読み、内容をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】人と車のナビゲーションへのGISの利用と社会への応用についてまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業のまとめ:GISによる人文学のデジタル化と地理情報科学の経済への利用
【事前学習】授業中に提示した課題についてのレポートを作成すること。事後学習でまとめていたものについて、レポートを作成し、提出できるようにしておくこと。 (3時間) 【事後学習】学修した内容の整理をする。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 授業で使用する文献などは、そのコピーを配布する。 |
参考書 | 授業中に適宜、指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業参画度(30%)、質疑の内容、GISによる実習など(30%) レポートは、授業計画で記載してあるレポートや、事前・事後学習でまとめたもので評価する。 授業参画度は、授業計画に記載してある発表や、授業中のディスカッションで評価する。 |
オフィスアワー | 質問等は授業終了後、またはメールを通じて受け付ける。 詳細は、第1回の授業で説明する。 |