文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 史学科 > 日本史研究実習2
日本大学ロゴ

日本史研究実習2

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 日本史研究実習2
教員名 舟橋正真
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Blackboard ID 20233583
授業概要 この授業は、日本現代史に関わる論文と史料の輪読を通して、歴史学の基本的な手法である「史料批判」を学ぶものである。テキストとしては、象徴天皇制研究に関わるものを用いる。前半は象徴天皇制に関する論文、後半はその関連史料(初代宮内庁長官の田島道治と昭和天皇の対話記録『昭和天皇拝謁記』)を輪読する。「史料批判」の手法を学んでいくため、『昭和天皇実録』や『田島道治日記』などの関連史料を使用する(報告準備の際、史学研究室書庫や大学図書館等で調査すること)。
授業のねらい・到達目標 この授業を通して、歴史学(とくに日本現代史)に関わる卒業論文を執筆するための必要な基本的知識や技術、調査能力を身につけられるようにする。
この科目は文理学部(学士(文学))のDP5,6,8及びCP5,6,8に対応している。
新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる(A-5-3)。
様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる(A-6-3)。
学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる(A-8-3)。
授業の形式 演習
授業の方法 配布資料(PDFファイル)の配信、課題(レジュメを含む)の提出などは全てBlackboardで行う(部分的にはメールで対応する。また配布資料は各自でダウンロードして用意すること)。
初回の授業までに、Blackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの連絡事項欄に掲示するので随時確認すること。
初回は講義形式、第2回以降は演習形式で行う。具体的には、配布資料の該当箇所を受講生が分担して報告し、その後討論を行う。受講者数に応じて、授業内容(論文・史料輪読の範囲、報告人数など)を変更することがある。
テーマに関連した幅広い分野の論文および史料を読み、その内容について発表を行い、討論を行う。
対面授業に参加できない要件を満たした場合、Zoomでの参加を認める。また、急遽対面で参加できない場合は、事前に連絡すること。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法、レジュメの作成方法、調査方法などを説明する、報告の順番を決める)
【事前学習】シラバスをよく読んでおくこと。昭和天皇や日本国憲法(第一章天皇)について辞典などで調べておくこと。配布した資料に目を通し、そのなかで関心のある(報告してみたい)項目を選んでおくこと。 (1時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、各自準備に取りかかること(A-5-3)。 (3時間)
【授業形態】対面授業
2 『戦後史のなかの象徴天皇制』(1)「昭和天皇の象徴天皇制認識」(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
【授業形態】対面授業
3 『戦後史のなかの象徴天皇制』(2)「象徴天皇制における行幸」(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
【授業形態】対面授業
4 『戦後史のなかの象徴天皇制』(3)「戦後皇族論」(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
【授業形態】対面授業
5 『戦後史のなかの象徴天皇制』(4)「ミッチー・ブーム、その後」(受講生1名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
【授業形態】対面授業
6 『象徴天皇制のゆくえ』(2)「立憲君主制と象徴天皇制」(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
【授業形態】対面授業
7 『昭和天皇拝謁記』を読む(1)(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
8 『昭和天皇拝謁記』を読む(2)(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
9 『昭和天皇拝謁記』を読む(3)(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
10 『昭和天皇拝謁記』を読む(4)(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
11 『昭和天皇拝謁記』を読む(5)(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
12 『昭和天皇拝謁記』を読む(6)(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
13 『昭和天皇拝謁記』を読む(7)(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
14 『昭和天皇拝謁記』を読む(8)(受講生2名による報告と討論を行う)(A-6-3)
【事前学習】担当者は報告の準備を進め、それ以外の受講生は配布資料を熟読し、質問を考えてくること(A-5-3)。 (3時間)
【事後学習】配布資料とレジュメを読み返し、報告や討論で出された疑問点、論点、課題などをよく復習すること。報告者は追加調査を行う。 (1時間)
15 学期のまとめ(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める)(A-8-3)
【事前学習】半期中に用いた資料やレジュメを読み返しながら、「象徴天皇制とは何か」について考えておくこと(A-5-3)。 (1時間)
【事後学習】半期中に用いた資料やレジュメを読み返し、それぞれの論点が何であったのかを改めて考えてみる(A-8-3)。この授業で学んだことを今後のレポートやゼミ報告、卒論作成などで実践してみる。 (3時間)
その他
教科書 河西秀哉編著 『戦後史のなかの象徴天皇制』 吉田書店 2013年
茶谷誠一編著 『象徴天皇制のゆくえ』 志學館大学出版会 2021年
古川隆久ほか編『昭和天皇拝謁記1〜5』岩波書店 2021〜2022年

授業で用いる論文、史料は担当教員が用意する(購入の必要はない)。該当箇所をPDFしたものを初回の授業で配布する。
『昭和天皇拝謁記』の輪読部分は教員から授業内で指示する。
参考書 原武史・吉田裕編 『岩波 天皇・皇室辞典』 岩波書店 2005年
小田部雄次 『天皇・皇室を知る事典』 東京堂出版 2007年
古川隆久 『昭和天皇』 中公新書 2011年
茶谷誠一 『象徴天皇制の成立』 NHKブックス 2017年
吉田裕ほか編 『平成の天皇制とは何か』 岩波書店 2017年
河西秀哉ほか編 『〈地域〉から見える天皇制』 吉田書店 2020年
古川隆久ほか編 『昭和天皇拝謁記6:田島道治日記』 岩波書店 2022年
宮内庁編修『昭和天皇実録』東京書籍 2015〜2018年
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
報告内容、質疑応答、授業への貢献度、報告・討論後の小レポートの内容などを総合的に評価する。
オフィスアワー メールで対応する(E-mail:seishin.funabashi☆gmail.com)(☆を@に置き換えてください)

このページのトップ