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文献日本語学の方法１

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令和元年度以前入学者 文献日本語学の方法１
教員名 三原裕子
単位数    2 学年 2～4 開講区分 文理学部
（他学部生相互履修可）
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業をおこなう。blackboard上にアップした講義内容をよく読むこと。
授業概要 さまざまな文献資料を用いて江戸時代の日本語を考察していく。そのための文献資料の用い方を身につける。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
江戸時代の日本語とその言語生活を知るために必要な文献の利用法を身につける。

〈到達目標〉
江戸時代の様々な文献について、自分の研究に必要な文献を見つけることができる。
自分の研究に必要な文献の歴史的背景を説明することができる。

〈日本大学教育憲章との関係〉
・日本文学・日本語学研究の専門性をもって，世界諸国の歴史や政治，経済，文化，価値観，信条などの現状および相互関係を，複数の世界観に立って解釈し説明できる。（A-2-3)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら，仮説に基づく課題や問題を提示し，客観的な情報を基に，論理的・批判的に考察できる。（A-3-3)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し，複数の解決策を提示した上で，問題を解決することができる。（A-4-3)
・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら，責任と役割を担い，新しいことに挑戦することができる。（A-5-3)

〈ディプロマポリシーとの関係〉
この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP2,3,4,5及びカリキュラムポリシーCP2,3,4,5に対応している。
授業の形式 講義
授業の方法 Blackboardに概要を配信する。学習理解を測るために、ミニレポートの提出を予定している。フィードバック方法等については、授業内で指示する。
また、何か質問がある場合も掲示板・リアクションシートを活用してほしい。学期末に全体的な内容について、知見をのべてもらうレポートを要求する。
なお対面授業に参加できない場合はフィードバック用のミニコメント、ミニレポート、学期末レポートを要求する
授業計画
1 はじめに　文献資料とはなにか。文献資料のメリットとデメリット。江戸時代の文献資料の捉え方を考える（A-3-2～4)。
【事前学習】シラバスを確認し、授業全体の流れを理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料は全て自己管理し、保存すること(講義2週間後には削除する) （2時間）
【授業形態】対面授業
2 江戸期より以前の資料を検討する。　ローマ字の文献から読み取れること　①『天草本イソホ物語』ほか　「fito」と「hito」（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】与えられた資料に目を通し、読めるようにすること （2時間）
【授業形態】対面授業
3 江戸期より以前の資料を検討する。ローマ字の文献から読み取れること　②『和英語林集成』　「けぶり」と「けむり」（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】与えられた資料に目を通し、読めるようにすること （2時間）
【授業形態】対面授業
4 方言資料(京都中心)の検討　①『男重宝記』　『本草綱目』（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料の注意点を再度確認すること （2時間）
【授業形態】対面授業
5 方言資料(江戸中心)の検討　②『物類称呼』　『浜荻』（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料の注意点を再度確認すること （2時間）
【授業形態】対面授業
6 江戸の大衆小説　滑稽本から読み取れること　―　『浮世風呂』①（A-3-2～4、A-4-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料から内容を理解しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
7 江戸の大衆小説　滑稽本から読み取れること　―　『浮世風呂』②（A-3-2～4、A-4-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料から内容を理解しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
8 現代に通じる話芸の資料　咄本から見える言語生活　話し言葉と書き言葉　①（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料から内容を理解しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
9 現代に通じる話芸の資料　咄本から見える言語生活　実際の落語を聞く　②（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料から内容を理解しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
10 現代に通じる話芸の資料　咄本から見える江戸の声　①（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料から内容を理解しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
11 現代に通じる話芸の資料　咄本から見える江戸の声　②（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料から内容を理解しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
12 江戸人の読書能力を文献から知る　　丁稚や奉公女は本が読めたのか（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料から内容を理解しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
13 江戸人の書記能力を文献から知る　　当て字や当て漢字　言語遊戯　（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料から内容を理解しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
14 侍の言語生活　文献資料から読み解こう　　『氷川清談』とS.ブラウン『会話篇』（A-3-2～4)
【事前学習】与えられた資料に目を通し、全体像を理解しておくこと （2時間）
【事後学習】資料内容全体を整理し理解しておくこと （2時間）
【授業形態】対面授業
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める（A-3-2～4、A-4-2～4)
【事前学習】全体的な資料に目を通しておくこと （2時間）
【事後学習】全体的な資料内容を整理し、確認しすること （2時間）
【授業形態】対面授業
その他
教科書 特に教科書は使わない。
参考書 教場で紹介、指示する
成績評価の方法及び基準 レポート:Bb上に掲載し指示する。遅延は厳禁のため毎週Bbは見ておくこと(40%)、授業内テスト:部分的な解読などについて、Bb上に掲載し指示する(20%)、授業参画度:授業後リアクションペーパーの提出(40%)
授業においては、対面参加と遠隔参加とにおいて評価に差を設けない
リアクションペーパーの詳述を期待する
オフィスアワー 授業終了時必要な場合はその時間を設ける。

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