文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 中国語中国文化学科 > 中国現代文学研究4
日本大学ロゴ

中国現代文学研究4

このページを印刷する

科目名 中国現代文学研究4
教員名 山口守
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 1945年以降の台湾文学の歴史と作品を学ぶ。郷土文学、モダニズム、原住民族文学が主内容となる。
授業のねらい・到達目標 1945年の中華民国復帰と国民党軍事支配,その後の民主化まで,台湾社会は日本植民地統治記憶と抗日戦争記憶の接合・非接合を中心に,多様で多元的な社会へと変化してきた。文学もその動きと連動しながら,中国語創作が主流になる中で,エスニシティと個人の両レベルで様々な実践が展開された。ここでは主として言語における主体性と,言語による主体性の両方を,郷土文学派の黄春明、モダニズム作家の白先勇、原住民族作家のリグラヴ・アウの作品を通して学習することを目的とする。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 パワーポイント等を使用する講義と映画等表象芸術の読み解き学習、及び中国語テキストの講読を組み合わせて授業を行う。最初は1945年以降の台湾文学の流れを概説する。その後、1960年代モダニズムの代表的作家白先勇について講義しながら、映画「孤恋花」の中国語シナリオを読む。さらに郷土文学派として分類されることの多い黄春明の小説を映画化した『坊やの人形』へと進む。そして台湾原住民族の文化と歴史を概説した後、パイワン族作家リグラヴ・アウの中国語作品「歌をうたうアミ族の少女」等を読む。なお中国語翻訳以外に、毎回の授業内容を踏まえたレポート提出が必要となる。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 中国語テキストを読解できる中国語能力があること。
授業計画
1ガイダンス「1945年以降の台湾文学の流れ」
[事前学習]『講座台湾文学』「序章」を読んでおく。
[事後学習]「戦後」の意味をノートにまとめる。
2白先勇と1960年代モダニズム1:空間のノスタルジア
[事前学習]『講座台湾文学』第7章を読んでおく。
[事後学習]モダニズムの意味をノートにまとめる。
3白先勇と1960年代モダニズム2:時間のノスタルジア
[事前学習]『講座台湾文学』第7章を読んでおく。
[事後学習]白先勇の短篇を読む。
4「孤恋花」シナリオ講読1:上海と台北を結ぶ糸
[事前学習]Bbから映画『孤恋花』のシナリオをダウンロードして、冒頭の2頁を訳しておく。
[事後学習]授業中に進んだ翻訳をノートに書いておく。
5「孤恋花」シナリオ講読2:郷土台湾への帰属
[事前学習]映画『孤恋花』の3頁以降を訳しておく(進度は指示する)。
[事後学習]授業中に進んだ翻訳をノートに書いて、まとめたものを提出する。
6郷土文学とは何か(黄春明を中心として)
[事前学習]『講座台湾文学』第6章を読んでおく。
[事後学習]郷土文学の作家についてノートにまとめる。
7「坊やの人形」シナリオ講読1:台湾語映画の実験
[事前学習]Bbから映画『坊やの人形』のシナリオをダウンロードして、冒頭の2頁を訳しておく。
[事後学習]授業中に進んだ翻訳をノートに書いておく。
8「坊やの人形」シナリオ講読2:庶民の実像
[事前学習]映画『孤恋花』の3頁以降を訳しておく(進度は指示する)。
[事後学習]授業中に進んだ翻訳をノートに書いて、まとめたものを提出する。
9華語語系文学概説:異なる声と文字
[事前学習]Bbから教材「アフターバベル」をダウンロードして読んでおく。
[事後学習]文学における声と文字の関係をノートにまとめる。
10台湾原住民族の歴史1(エスニシティとアイデンティティ、霧社事件)
[事前学習]原住民族文学に関する事前レポートを作成して提出する。
[事後学習]フィードバックされたレポートの内容を確認してノートに整理する。
11台湾原住民族の歴史2(リグラヴ・アウと言語主体)
[事前学習]Bbから教材『祖霊被遺忘的孩子』序文をダウンロードして、訳せる者は訳しておく。
[事後学習]文学における声と文字の関係をノートにまとめる。
12「歌をうたうアミ族の少女」講読1:マイノリティへの関心
[事前学習]Bbから教材「歌をうたうアミ族の少女」をダウンロードして1頁訳しておく。
[事後学習]授業中に進んだ翻訳をノートに書いておく。。
13「歌をうたうアミ族の少女」講読2:カテゴライズへの拒否
[事前学習]映画『孤恋花』の3頁以降を訳しておく(進度は指示する)。
[事後学習]授業中に進んだ翻訳をノートに書いて、まとめたものを提出する。
14「戦後」台湾文学の多様化
[事前学習]第1回から第13回までのノートを復習しておく。
[事後学習]最終レポートを作成して提出する。
15戦後台湾文学の全体像を描く
[事前学習]提出したレポート内容を復習しておく。
[事後学習]フィードバックされたレポートの内容を確認してノートに整理する。
その他
教科書 白先勇 『台北人』 国書刊行会 2008年
他の授業で『講座台湾文学』をすでに購入している受講生は改めて購入しなくてもよい。他の教材はブラックボード(BlackBoard)からダウンロードし、プリントアウトして毎回持参することが必要である。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
授業参画度にはレポート提出と翻訳課題を含む。
オフィスアワー 山口研究室
月・水・木6限以降。ただし必ず事前に学科事務室で予約すること。
備考 レポート用紙はブラックボードからダウンロードして作成し、特別の指示がない限り紙媒体で提出すること。ブラックボードのアクセスコードはガイダンスの時に伝える。なお前期から続けて受講すると理解がより深まる。

このページのトップ