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哲学

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令和2年度以降入学者 哲学
令和元年度以前入学者 哲学1
教員名 三平正明
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
Canvas LMSコースID・コース名称 200151A01 2024哲学(三平正明・前・金5)
授業概要 哲学の長い歴史の中で繰り返し問われてきた、代表的な問題群を取り上げます。今回は主として、言葉の意味や真理に関わる問題です。身近な題材である「悪口」を切り口にして考察を進めていきます。
授業のねらい・到達目標 (1)言葉の意味や真理に関わる哲学上の基本概念・分析手法を理解し、その説明を与えることができる。
(2) 学んだ分析手法を「悪口」といった身近な言語現象に適用することができる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2,3及びカリキュラムポリシーCP1,2,3に対応しています。
〇 経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1)
〇 世界諸国の歴史や政治、経済、文化、価値観、信条などの現状を概説できる。(A-2-1)
〇 仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
授業の形式 講義
授業の方法 (1) 主に、和泉悠著『悪い言語哲学入門』、カペレン&ディーバー『バッド・ランゲージ』を資料として用いる予定です。これらの本では、「悪口」についてとても有益な哲学的議論がなされています。また必要に応じて補足資料を配布します。授業の進展に応じて、配布した資料を事前に読んでおいてください。
(2) 重要事項については、小テストを適宜実施します。実施後、ポイントの解説を行います。
履修条件 授業開始前にCHIPSによる抽選を行う科目です。
抽選申請期間及び手続き方法等については,COMITS2に掲載されていますので確認してください。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業の方法について説明する)
【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。 (1時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え、関心のある授業テーマについて配布資料を少し読んでみる。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 悪口とは何か
【事前学習】配布資料の「悪口とは何か」の部分を読んで、疑問点や不明な点ををノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、悪口の種類について整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 悪口の謎
【事前学習】配布資料の「悪口の謎」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、悪口の必要十分条件について自分でも考えてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 意味とは何か
【事前学習】配布資料の「意味とは何か」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、意味のいろいろな側面を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 真理と意味
【事前学習】配布資料の「真理と意味」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、真理と意味の関わりを自分でも考えてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 前提
【事前学習】配布資料の「前提」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、前提という現象について重要事項をまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 共有地盤とその変化
【事前学習】配布資料の「共有地盤とその変化」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、共有地盤が変化する事例をいくつか考えてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 使用と意味
【事前学習】配布資料の「使用と意味 」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、使用と意味の結びつきについて考えてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 名前と記述
【事前学習】配布資料の「名前と記述」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、名前と記述の働きについて論点を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 統語論・意味論・語用論
【事前学習】配布資料の「統語論・意味論・語用論」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、3つの部門が扱う問題を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 言語行為
【事前学習】配布資料の「言語行為」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、言語行為のいろいろな事例を考えてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 嘘とその周辺
【事前学習】配布資料の「嘘とその周辺」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、嘘に関係するいろいろな事例を考えてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 単称文・総称文・全称文
【事前学習】配布資料の「単称文・総称文・全称文」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料と講義に基づき、3種類の文の働きについてまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 総称文の働き
【事前学習】配布資料の「総称文の働き」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間)
【事後学習】教科書と講義に基づき、総称文が生み出す問題について考えてみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 試験と解説(A-1-1,A-2-1,A-3-1)
【事前学習】教第2回~第14回の内容を復習しておく。 (4時間)
【事後学習】学んだ事項を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
その他
教科書 使用しない
参考書 和泉悠 『悪い言語哲学入門 (ちくま新書)』 筑摩書房 2022年
ハーマン・カペレン、ジョシュ・ディーバー(著)葛谷潤他(訳) 『バッド・ランゲージ』 勁草書房 2022年
ジェニファー・M・ソール(著)小野純一(訳) 『言葉はいかに人を欺くか』 慶應義塾大学出版会 2021年
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%)
【授業参画度】は小テスト等によって評価します。
【授業内テスト】は、最終回に実施します。
*授業達成目標の A-1-3 と A-4-3 は、授業における学修の積み重ねの結果、授業の最後に達成されます。そして、その評価は、授業参画度と授業内テストをあわせて行われます。


オフィスアワー 授業終了時またはメールで受け付けます。

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