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令和2年度以降入学者 | 考古学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 考古学1 | ||||
教員名 | 小泉龍人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | 201251A07 2024考古学(小泉龍人・前・火3) |
授業概要 | 授業は世界の考古学のあゆみについて解説する。前1千年紀、古代オリエントの王や古代ギリシア・ローマの知識階層が歴史に興味を持ち、好古家(アマチュアの古物収集家)として活動し始めた。ルネッサンス以降、好古家たちの活動により考古学の素地が形成されていった。19世紀に考古学に関する諸方法論が構築され、メソポタミアの楔形文字やエジプトのヒエログリフが解読された。20世紀には科学的調査がオリエントなどで展開し、考古学が学問として独り立ちした。講師の実務経験(シリア、エジプト、トルコ、イラクなどでの考古学調査研究)を活かして講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | <ねらい> ・考古学のあゆみについて基本的な知識を身につける。 ・好古家の活動・貢献や考古学の成り立ちについて時代ごとの推移を理解する。 ・海外におけるフィールド調査等の現状を習得する。 <到達目標> ・考古学の主要な方法論と科学的発掘調査の出現に至る流れを適切に説明できる。 ・国際社会の直面している課題について自分なりの意見を述べることができる。 <ディプロマポリシー> ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 ※この科目は文理学部のDP及びCPの1, 3, 4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | ①a 原則として対面授業とし(通信環境に支障がなければZoomにてオンライン中継・録画)、数回遠隔(同時双方向型)授業も実施する(第14回・15回を予定しているが、変更もあり得る)。 ①b 特別な事情(新型コロナウイルスなどの指定感染症に罹患あるいは濃厚接触)により対面参加が困難な場合、事前に教員に相談の上で許可をもらい、Zoomにてオンライン参加あるいは授業録画をオンデマンド視聴できる。 ①c オンライン参加あるいはオンデマンド視聴いずれの場合も、当該回の掲示板フォーラムへ授業内容についてのコメント(感想・質問含む)投稿をもって出席扱いとする。許可を受けずにオンライン参加したり、フォーラムへ有意なコメントを投稿しなかった場合、原則として減点対象とする。 ③ 授業前日までに、Canvas LMSの教材にアップロードされた当該回の授業レジュメ等をダウンロードして内容を確認しておく。 ④ 授業中、講師の補足する説明をレジュメやノート類に書き込み、講師より質問されたら回答する。 ⑤ 授業後、感想・質問等があればCanvas LMS当該回の掲示版フォーラムに投稿する(次回授業までにフィードバック予定)。 |
履修条件 | 授業開始前にCHIPSによる抽選を行う科目です。 抽選申請期間及び手続き方法等については,COMITS2に掲載されていますので確認してください。 |
授業計画 | |
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1 |
授業内容・目標、対象地域・時代の概説、アンケート記入
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (1時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、対象地域・時代の名称について慣れるようにする。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
過去への好奇心−古典期の好古家と聖書の年代観
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、新バビロニアやギリシア・ローマ時代、天地創造について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、古代から中世以降における好古家の活動の特徴をノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
人類の太古−地層から見つかる化石とハンドアックス
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、地質学の概略について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、地質学の諸法則や旧石器時代の認知の経緯をノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
古代文字の解読(1)−メソポタミアの楔形文字
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、楔形文字の概略について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、楔形文字の解読の経緯をノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
古代文字の解読(2)−ロゼッタストーンとヒエログリフ
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、ヒエログリフの概略について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、ヒエログリフの解読の経緯をノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
地質学と層位論−ステップトレンチの層位発掘
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、層位論とは何か確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、層位論やステップトレンチの特徴についてノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
テルの層位的発掘−ユーフラテス川に沈むシリアの遺跡
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、遺跡の位置について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、現地での発掘調査の様子をノートなどに整理する。 (2時間) |
8 |
生物学と型式論-モノの分類とタイポロジー
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、生物学の概略について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、おもな分類方法と考古学的型式論の形成をノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
フィールドにおける土器分類-シリア、エジプトの発掘現場
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、遺跡の位置について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、発掘現場での土器の分類作業の様子をノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
発掘の幕開け−ポンペイとトロイア
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、ポンペイとトロイアの概略について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、19世紀後半における発掘の特徴をノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
メソポタミアの遺跡発掘−トルコでの国際調査と現地での滞在生活
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、遺跡の位置について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、現地での発掘調査や生活の様子をノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
科学的発掘の先駆と考古学の黄金期−バビロン、ツタンカーメン王墓、ウルの王墓
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、バビロン遺跡、ツタンカーメン王墓、ウル遺跡の概略について確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、19世紀末における科学的な発掘の特徴やツタンカーメンやウルの王墓の発掘調査の成果をノートなどに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
メソポタミアにおける世界遺産の現状−イラクでの社会貢献活動
【事前学習】教材をCanvas LMSからダウンロードして、メソポタミアの世界遺産の概略について確認 しておく。 (2時間) 【事後学習】】授業内容を振り返り、イラクでの戦後復興に日本人として何ができるのか自分なりに考えてノート などに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
リアクションペーパーへのフィードバック
【事前学習】期末レポートの作成に向けて準備を進めておく。 (1時間) 【事後学習】講師からフィードバックされるリアクションペーパーの評価を確認して、期末レポート作成に備える。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
期末レポート作成に向けての準備
【事前学習】期末レポートの作成に向けて準備を進めておく。 (1時間) 【事後学習】リアクションペーパーへのフィードバックを踏まえて、期末レポート作成に備える。 (7時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | とくに指定しない。 |
参考書 | ブライアン・フェイガン著(小泉龍人訳) 『考古学のあゆみ−古典期から未来に向けて−』 朝倉書店 2010年 第1版 ほかは適宜、教材資料(PDFなど)にて知らせる。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業内容を理解して目標に到達しているかどうか、参考文献を適切に引用して考察しているかどうかを評価(60%)、授業内テスト:適宜、授業中にリアクションペーパーを実施して、授業の理解度を評価(20%)、授業参画度:授業マナー、掲示版フォーラムへの参加などを評価(20%) 【期末レポート】授業にて解説予定の「期末レポートの書き方」を確認した上で、レポート(2,000字前後)を期日までにCanvas LMS上の「課題」にて提出する。 【授業内テスト】対面参加者は教室にて用紙に記入して提出、オンライン参加者はCanvas LMS当該回の「掲示板」にて提出(いずれも授業時間内受付)。オンデマンド視聴者は別途指示。 【授業参画度】遅刻(無断・遅延オンライン参加含む)2回で欠席扱い。授業中、講師から意見等を求められたら自身の考えなどを率直に述べ、授業マナーを守る(私語・食事等の授業の妨げとなる言動、授業に関係のない行為は慎む)。フォーラムへ積極的に投稿する。 |
オフィスアワー | 質問等は授業後に直接、授業日にBlackboard掲示板フォーラム、常時メール(第1回授業までにアドレスを通知)にて受付ける。 |
備考 | ※世界の歴史や考古学に興味を持つ学生向き。 ※受講者への連絡は授業教室で口頭にて伝え、Canvas LMS「連絡事項」にも掲示するので随時確認すること。 ※授業計画の順番・内容の変更もあり得る。 ※講師の海外出張(発掘調査、国際学会)等による休講の場合、補講等実施予定。 |