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多文化共生社会を生きる

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令和2年度以降入学者 多文化共生社会を生きる
令和元年度以前入学者 思想と文化4
教員名 朴源花
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 208952A15 2024多文化共生社会を生きる(朴源花・後・水2)
授業概要 この授業では、多文化社会を生きていくための知識や素材を提供します。多文化共生をめぐる話題は、特定の領域や分野にとどまるものではなく、多様な価値観やバックグラウンドを持つ人々が共存する中、ますますその重要性を増しています。
【授業の流れ】
・多文化共生をめぐる学術的理論や歴史的背景をたどり、今日まで続く争点を概観します。
・諸外国の具体的な事例や政策を通して、多文化主義の様々なモデルに触れます。
・日本社会における多文化共生の話題を扱い、ひいては我々自身の身近な事例を捉えなおすことを目指します。
授業のねらい・到達目標 【目的】
多文化共生社会をめぐる今日的な課題について、理論と実践の両面から理解を深め、議論する力を身につけます。

【到達目標】
(1)多文化主義がどのようなものかその概念について学術的根拠を用いて述べることができる
(2)多文化主義と関連する思想や理論が誕生した背景について説明できる
(3)国際社会や諸外国における多文化社会の事例を説明することができる
(4)日本社会における多文化の問題について自分の意見を論理的に述べることができる
(5)多文化共生をめぐる身近な事例について紹介し、さらに考察を深めるための題材を挙げることができる

この科目は文理学部のDP及びCP2-4に対応しています。
・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。(A-2-1)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1)
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:【講義】
本授業では、多文化主義と関連する概念や事例を基本的には講義形式で進めてきますが、授業中・授業後にレスポンスを用いたワークを取り入れることで、なるべく双方向的なやり取りを目指します。したがって、受講される皆様に対しても、積極的な授業参加が求められます。

・基本的には担当教員の用意したレジュメに沿って授業を進めます。
・出席や課題の提出において、Google classroomやGoogle formsを活用しますので、オンライン環境のご整備が必要となります。やむを得ないご事情がある場合はご相談ください。
・「ふりかえりシート」の提出をもって「出席」とみなしますので、必ず「ふりかえりシート」を提出してください。ふりかえりシートの内容は翌週いくつか匿名の意見としてピックアップし、講師がフィードバックを行います。
・課題(「ふりかえりシート」、レポートなど)の提出がやむを得ない事情で遅れる場合は予めご相談ください。事前に相談がない場合は   
いかなる理由であっても、減点の対象となりますのでご留意ください。
・体調不良などのご事情で出席が難しい場合は追加の課題の提出をもって代替措置を行いますので、ご遠慮なくご相談ください。
履修条件 ・前提知識は必要としません。初心者のかたを歓迎します。
・授業開始前にCHIPSによる抽選を行う科目です。
授業計画
1 ガイダンス
本授業の目的・目標、事前・事後課題の詳細について説明します。また、多文化共生をめぐる今日的課題について簡単に紹介します。
【事前学習】シラバスを確認する。多文化共生について下調べしてくる。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 ナショナリズムとはなにか
ナショナリズムや国民国家などの概念について学びます。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 「多文化主義」の台頭
「国民」の条件について考えてみましょう。 多文化主義という言葉が登場した背景についても触れます。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 多文化政策の事例(米国)
人種やレイシズム、アイデンティティと承認をめぐる政治を扱います。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 多文化政策の事例(オーストラリア)
マジョリティ/マイノリティの構図やシティズンシップの議論を扱います。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。確認テストの準備。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 確認テスト・解説
【事前学習】確認テストに備える。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 ポリティカル・コレクトネス
PC、ポリコレと略されるポリティカル・コレクトネスの歴史的背景と今日に至る話題について議論します。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 ヘイトスピーチ・ヘイトクライム
偏見や無知に基づくヘイトスピーチやヘイトクライムの事例を扱い、議論します。
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 多文化社会のモデル
各国の事例を通して、同じく多文化社会を標ぼうしていてもそのレベルや考え方が多様であることを学びます。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 多民族日本の風景①
単一民族主義について学び、日本の民族政策の背景について扱います。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。授業後課題。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 多民族日本の風景②
前回に引き続き、日本におけるオールドカマーの歴史を概観し、多文化共生政策の背景についてみていきます。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 多文化政策の事例(日本)
日本の入管政策と外国人労働者受け入れについて学びます。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。この日学んだことをノートやPCにまとめ、気になった点はさらに調べておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 日本の「多文化共生」を考える
今まで学んできた知識を用いて日本の事例を分析し、考察を深めます。
【事前学習】過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。確認テストの準備。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 確認テスト・解説
【事前学習】確認テストに備える。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。レポートのテーマ設定。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 まとめとふりかえり
多文化共生社会における課題と展望について総括を行います。
【事前学習】確認テストをふりかえり、過去回の配布資料やノートに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】ふりかえりシート。レポート課題に備える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 特定の教科書は定めていませんが、随時参考資料をご紹介します。
参考書 宮島 喬 『「移民国家」としての日本 共生への展望 』 岩波書店 2022年
風巻 浩 (著), 金 迅野 (著) 『ヘイトをのりこえる教室:ともに生きるためのレッスン』 大月書店 2023年
髙谷 幸 (編著)ほか 『移民政策とは何か: 日本の現実から考える 』 人文書院 2019年
成績評価の方法及び基準 レポート:期末レポートで評価する。(50点X1回)(50%)、授業内テスト:2度の確認テストの点数で評価する。(10点X2回)(20%)、授業参画度:毎回のふりかえりシートで評価する。(2点X15回)(30%)
基本的にはふりかえりシートをもって授業参画度の評価とします。ただ、授業中に他用を行ったり、ワークへの不参加が著しくみられる場合は、ふりかえりシートの提出があっても授業参画度について減点を行うことがあります。
オフィスアワー メールにてご予約ください(アドレスは授業時にお伝えします)。
備考 欠席の場合やその他の連絡事項はいつでもご遠慮なくメールにてご相談ください。

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