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令和2年度以降入学者 | メディア論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | メディア論 | ||||
教員名 | 福尾晴香 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | 2091520T7 2024メディア論(福尾晴香・後・木1) |
授業概要 | 戦前から現代にいたるまでのメディアについて、文学作品や雑誌、新聞、写真、演劇、映像、アニメなどを取り上げ、多角的な視点から表現者がいかにして社会の制度と対峙し、新たな表現を創り出そうとしているのかを概括する。戦前から行われてきたメディア統制から通史的に学ぶことで、現代社会におけるメディアのあり方と身体表象や言葉をめぐる問題について、最新のメディア研究やジェンダー・フェミニズム批評の観点も踏まえて考察できるようになることを目指す。 |
授業のねらい・到達目標 | 【1】授業のねらい 日本の特殊なメディア環境を作りあげた戦前〜戦後のメディア統制、その後、ポストメディアと呼ばれる現代に至るまでの表現活動を概観することで、国家や社会制度がいかにメディアと関わっているのか、テクスト分析や表現分析を通して表現者がどのように既成の価値観や概念に抗う新しい表現を模索してきたのかを理解する。 【2】到達目標 ①到達目標 ・メディア言語や文学言語の分析方法を身につける ・視覚メディアの分析方法を身につける ・視覚メディアと言語との相互関係について理解できる ② 日本大学教育憲章との関係 ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。(A-2-1) ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1) ③ディプロマポリシーとの関係 この科目は旧カリキュラムの場合、文理学部のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応しています。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3,4及びカリキュラムポリシーCP2,3,4に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | (1)対面での講義形式で進める。受講者にはCanvas LMSを通して教材を配布する。受講者本人はそれをダウンロードし、予習しておくこと。 (2)やむを得ない事情により対面授業に参加できない場合は、事前に担当教員宛にメールで連絡すること。 |
履修条件 | ・履修抽選を実施するので、履修を希望する者はCHIPSにて所定の手続きを行うこと。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について理解する。
【事前学習】事前に配布されたメディア研究の概要に関するプリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】授業内で配布された資料を読み、メディアの特性について理解する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
戦前・戦中のメディア状況ーー検閲のはじまりとしくみ
【事前学習】配布された資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された参考文献を読み、整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
関東大震災とメディア統制ーー雑誌『改造』の攻防
【事前学習】配布された資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】図書館のHPを利用し、指定された記事を検索し、整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
戦時下におけるメディアーー戦争詩と原爆文学
【事前学習】指定された参考文献を読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された課題プリントを整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
80年代のメディア状況と文学表現ーーマガジンハウスの戦略
【事前学習】指定された参考文献を読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された課題プリントを整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
雑誌メディアにおける女性表象ーー詩誌『ラ・メール』の戦略
【事前学習】指定された参考文献を読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された課題プリントを整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
前衛芸術における身体表象ーー大野一雄・田中泯の「踊り」
【事前学習】指定された資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された課題プリントを整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
8 |
詩というメディアと身体表象ーー吉増剛造・伊藤比呂美における声と言葉
【事前学習】指定された参考文献を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された参考文献を読んで、整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
写真というメディアと文字ーー石内都における「記憶」
【事前学習】指定された参考文献を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された参考文献を読んで、整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
映像と記憶ーー石牟礼道子『苦海浄土』から水俣の表象について考える
【事前学習】水俣病の歴史について調べておくこと (2時間) 【事後学習】配布された課題プリントを整理しておくこと (2時間) 【授業形態】課題研究 |
11 |
フェミニズム批評と現代アートーー塩田千春・管実花における女性身体
【事前学習】指定された参考文献を読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された課題プリントを整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
12 |
詩人伊藤比呂美の朗読パフォーマンスから考えるメディアと身体
【事前学習】指定された参考文献を読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された課題プリントを整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
メディアミックスの戦略ーー古川日出男『平家物語』における語り直し
【事前学習】指定された参考文献を読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された課題プリントを整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
小説テクストと身体ーー町田康の文学表現
【事前学習】指定された参考文献を読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された課題プリントを整理してくること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
第1回目から第14回目までの講義内容に関するまとめ、質疑応答を行う。
【事前学習】これまでの資料をすべて整理し、質問内容を書いてくること (2時間) 【事後学習】授業中の議論を整理し、まとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし。主としてプリントを使用する。 |
参考書 | 授業時に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは,求めるテーマと内容,提出状況をみて評価します。(60%)、授業参画度:授業参画度は,毎回のリアクションペーパーや授業内課題等で評価します。(40%) 授業中の課題やリアクションペーパーが授業参画度の基準となる。 なお、本授業では、対面による参加と、要件を満たした上での遠隔(課題研究を含む)参加とにおいて成績評価に差を設けない。 |
オフィスアワー | 授業の前後。メールで質問を受け付けます。 |