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メディア論

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令和2年度以降入学者 メディア論
令和元年度以前入学者 メディア論
教員名 佐幸信介
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 2092520T7 2024メディア論(佐幸信介・前・金2)
授業概要 ICTの社会的浸透によるメディア環境の変容は、コミュニケーションの次元にとどまらず、私たちの文化・社会関係の次元においても変容をもたらしている。講義では、私たちの身近な現象や事例を取り上げ、メディアと社会や文化との関連を分析・説明し、受講生と議論を共有する。この関連について、ベーシックなメディア論の学説的な視点を織りまぜながら、歴史的な視点、「空間」という視点からアプローチを重視する。
授業のねらい・到達目標 社会学をベースとしたメディアの分析を基本とする。
・メディアについての原理的な理解から現実のメディアの特徴を説明することができる。
・近代の社会変容とメディアとの歴史的ダイナミズムを説明できる。
・メディアが現実を構成する構成主義的な具体的事例を説明できる。
・メディアと空間の変容を身近な事例から説明できる。

この科目は文理学部のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応しています。
世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。
仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。
事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:【講義】
ポータルサイトを通して、講義資料を事前に配布する。受講生は、その教材をあらかじめ予習として一読しておくこと。
講義の中では適宜Questionを提示する。学習課題として、リアクションペーパーとともに講義後の復習として提出すること。
リアクションペーパーは、次週以降適宜取り上げ、講義にフィードバックする。また、質問をリアクションペーパーに書く場合は、【質問】と明記すること。
講義資料は、一つ前の講義Questionと関連する資料を配布することがある。復習した内容をさらに深め、講義に臨んでもらう方式をとる。
講義では、映画などの映像資料を取り上げることがあるが、シラバスを参考に、その講義までに事前学習として視聴しておくことが望ましい。

また、対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生はzoomでの参加を認める。
➀zoomで参加し、CanvasLMSにアップする課題・リアクションペーパーを提出する
➁対面授業終了後、CanvasLMSにアップ動画を視聴し、課題・リアクションペーパーを提出する
履修条件 テキスト(教科書)の他に講義内で適宜文献を紹介するが、そうした文献を随時読むことが望ましい。
授業開始前にCHIPSによる抽選を行う科目です。
抽選申請期間及び手続き方法等については,COMITS2に掲載されていますので確認してください。
授業計画
1 ガイダンス:授業計画とねらい(A-2-1)
【事前学習】シラバスを確認し、教科書の序章を一読しておくこと (2時間)
【事後学習】課題(SNSと社会)について考え、ポータルサイトに提出すること (2時間)
【授業形態】対面授業
2 近代とメディア:公共性の構造転換(A-2-1))
【事前学習】第1回と関連する資料を一読すること。 (2時間)
【事後学習】メディアの公共性について考え、ポータルサイトCanvasLMSに提出すること (2時間)
【授業形態】対面授業
3 書物と中世に関する映像資料を通して、メディアの近代を考える
【事前学習】世界史の中世と近代の通史を確認しておくこと (2時間)
【事後学習】講義で配布した資料と講義内容を復習し、要点をノートに整理すること (2時間)
【授業形態】対面授業
4 メディアと国民国家のゆらぎ:想像の共同体と出版資本主義(A-2-1)
【事前学習】複数の事典をとおして国民国家の定義について調べておくこと (2時間)
【事後学習】想像の共同体について考え、ポータルサイトに提出すること (2時間)
【授業形態】対面授業
5 映像資料を通してメディアイベントについて考える、
【事前学習】教科書の第2章「都市空間の変容のなかのオリンピック」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】映像資料についての分析・見解をポータルサイトに提出する (2時間)
【授業形態】対面授業
6 オリンピックと都市空間の変容(A-3-1)
【事前学習】教科書の第2章「都市空間の変容のなかのオリンピック」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】東京の都市空間の変容について事例を挙げて考え、ポータルサイトCanvasLMSに提出すること (2時間)
【授業形態】対面授業
7 映像資料を通して、メディアと現実、シミュラークルについて考える
【事前学習】シミュラークルという概念について調べておくこと (2時間)
【事後学習】メディアとリアリティについてポータルサイトに提出すること (2時間)
【授業形態】対面授業
8 グローバリゼーションとパンデミック:新型コロナウィルスのパンデミックを、交通とコミュニケーションの世界史、統治と権力の作用として検討する(A-4-1)
【事前学習】教科書の最終章「新型コロナ禍と「ホーム」という場所」を読んでくこと (2時間)
【事後学習】新型コロナウィルスの経験を生活史として記述し、ポータルサイトに提出すること (2時間)
【授業形態】対面授業
9 映像資料を通して、現代社会のグローバリゼーションについて考える
【事前学習】教科書第1章「新自由主義と空間の暴力」を読んでおくことを読んでおくこと (2時間)
【事後学習】グローバリエーションについての見解をポータルサイトに提出すること (2時間)
【授業形態】対面授業
10 現代社会の「秘密」ついて考える
【事前学習】教科書第4章「郊外の反転した世界」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】プライバシーについての見解をポータルサイトへ提出する (2時間)
【授業形態】対面授業
11 映像資料と通して、ソーシャルメディアとプライバシーについて考える
【事前学習】教科書の第3章「囲われる空間のパラドックス」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】あらためて教科書第3章を読み、ポータルサイトに見解を提出すること (2時間)
【授業形態】対面授業
12 ICTと監視社会(A-3-1)
【事前学習】教科書の第3章「囲われる空間のパラドックス」を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】あらためて教科書第4章を読み、論点を整理しなおすこと (2時間)
【授業形態】対面授業
13 コミュニケーション資本主義とスマート・シティ(A-3-1)
【事前学習】教科書の第4章「スマートシティと生政治」を読んでくこと (2時間)
【事後学習】テクノロジーの表裏の問題について考えポータルサイトに提出すること (2時間)
【授業形態】対面授業
14 講義内論述試験
【事前学習】これまでの講義内容、学習内容をノートや資料をとおして整理しておくこと (2時間)
【事後学習】あらためて教科書を読み、論述した内容と比較考察すること (2時間)
【授業形態】対面授業
15 講義のまとめとレポート課題についての講評(A-4-1)
【事前学習】これまでの講義内容、学習内容をノートや資料をとおして整理しておくこと (2時間)
【事後学習】レポートの講評を受けて、講義全体を復習しなおすこと (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 佐幸信介 『空間と統治の社会学』 青弓社 2021年 第初版
空間という視点から、都市、住宅、ICTをめぐる現代社会を分析したもの
参考書 伊藤守 『よくわかるメディア・スタディーズ』 ミネルヴァ書房 2015年 第2版
その他の参考図書、資料については、講義内で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:6月下旬締め切りのレポートを課す(30%)、授業内テスト:講義内論述試験(50%)、授業参画度(20%)
受講生は、毎回の講義後に提出するリアクションペーパー(課題=Questionを含む)を充実させること。レポートを7月上旬に提出してもらう予定。レポート課題は、6月上旬の講義でアナウンスする。
オフィスアワー 講義後の時間帯およびCanvasLMS を通じた質問に対する応答として行う

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