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令和2年度以降入学者 | 国際情勢 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 国際情勢1 | ||||
教員名 | 日吉秀松 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | 210252A21 2024国際情勢(日吉秀松・前・月3) |
授業概要 | 授業のテーマ:戦後の国際社会:冷戦の起源、過程そして冷戦後の国際社会の変貌 第二次世界大戦後、米国は西欧の資本主義諸国と西側陣営を形成したことに対して、ソ連は東欧の社会主義諸国と東側陣営を構成した。こうした二大陣営は欧州で「冷戦」という厳しい対立によって、国際社会にさまざまな影響を与え、戦後世界の平和は再び脅かされるようになった。 1989年に米ソ首脳会談によって、冷戦を終結させた。しかし、冷戦後の国際社会は地域紛争や民族対立などの問題に直面している。本講義は国際政治学の知識を学習とともに戦後の国際社会の変貌を検証し講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識> 40年以上にも及んだ冷戦の教訓から学ぶことが多いため、本講義のねらいの一つは、冷戦の起源およびその過程についての認識を深めることにある。 冷戦後の国際社会がさまざまな試練と課題に直面しているため、本講義のねらいのもう一つは、冷戦後の国際社会における新秩序の本質についての認識を深めることにある。 <能力> 本講義を通じて、冷戦期における国際社会の変化を理解し、さまざまな国際政治の事象を独自の視点で分析できることである。<CP3> 学習を通じて、国際社会が直面している問題に対する見解を示すことができる。 学習を通じて、国際社会が直面している問題に対する見解を示すことができる。 この科目は、文理学部教育課程表のA-2(DP2・CP2)[世界の現状を理解し、説明する力]の1、A-3(DP3・CP3)[論理的・批判的思考力]の1、A-4(DP4・CP4)[問題発見・解決力]の1に対応しています。 世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式: ①対面授業 ②授業の内容を理解できるように適切な学習の目標を設定し、事前に配信された資料を予習し、または、事前に関連資料を調べ、事後には授業内容を整理し復習する。授業のレジュメ・資料に基づき、対面授業となります。その都度にレポートの提出やリアクションペーパーを通じて学習状況を把握する。本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。 フィードバックの方法:提出されたレポートやリアクションペーパーをチェックし、課題の設定や要点を説明する。 ③対面授業に参加できない場合、大学の方針に則り、ZOOMで参加し、Canvas LMSに配信する課題を提出する。 |
履修条件 | ①必ず新聞やテレビのニュース番組を通じて国際社会の現状などを把握したうえで授業に参加すること ②授業中にメモをとること ③遅刻しないこと ④私語禁止 授業開始前にCHIPSによる抽選を行う科目です。 抽選申請期間及び手続き方法等については,COMITS2に掲載されていますので確認してください。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法についての説明)および国際政治の見方について説明する(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】シラバス事前に確認し、授業全体の流れを理解すること (2時間) 【事後学習】復習することと、二回目の授業に備え、配布される国際政治の資料を予習すること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
2 |
国際政治を動かす要素:リアリズムとリベラリズムについて説明する (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】国際政治におけるリアリズムとリベラリズムについて、事前に調べ、学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、国際政治における嘘について調べること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
3 |
国際政治と嘘(上):国際政治における嘘の類型について説明する (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】「国際政治における嘘の類型」について事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】 学修した内容を整理し、配布される資料を予習すること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
4 |
国際政治と嘘(下):国際政治における嘘の事例についての紹介 (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】配布資料(国際政治おける嘘)を予習し、事前に学習にノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「戦争とプロバガンダ」に関する資料を調べること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
5 |
戦争とプロバガンダ(上):戦争のプロバガンダの10原則について説明する (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】「戦争とプロバガンダ」に関する資料を調べ、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「戦争におけるプロバガンダの事例」に関する資料を調べること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
6 |
戦争とプロバガンダ(下):戦争のプロバガンダの10原則に関する事例についての紹介 (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】「戦争におけるプロバガンダの事例」を調べ、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】第1回から第6回までの授業を復讐すること (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
7 |
課題研究:国際政治の本質を考える(2000字以上のレポートを提出すること) (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】レポートを提出するための資料の収集と執筆 (2時間) 【事後学習】国際政治の本質についてのレポート(テーマは各自で設定する)を執筆し、期限内に提出すること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】課題研究 |
8 |
社会主義陣営内の対立 1:中ソ対立およびその過程について説明する (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】「中ソ論争」に関する配布資料を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「プラハの春」に関する配布資料を調べる。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
9 |
社会主義陣営内の対立 2:プラハの春ー背景、経過、結果について説明する (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】「プラハの春」に関する配布資料を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、「戦後アメリカと西ヨーロッパ諸国の関係」に関する資料を調べること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
10 |
資本主義陣営内の対立:戦後米英間の関係とフランスのNATOから離脱に関する説明 (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】「戦後アメリカと西ヨーロッパ諸国の関係」に関する資料を調べ、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「キューバ・ミサイル危機」に関する資料を調べること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
11 |
冷戦期におけるアメリカとキューバの関係:キューバ・ミサイル危機の背景と過程について説明する(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】「キューバ・ミサイル危機」に関する資料を調べ、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「デタントやベトナム戦争」に関する資料を調べる。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
12 |
デタントの形成と崩壊:ニクソン政権の対外政策とデタントの関係について説明する (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】「デタントやベトナム戦争」に関する資料を調べ、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「米中接近」に関する資料を調べ、第7回から第12回までの授業内容に基づき、第二回のレポートを提出すること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
13 |
米中和解:対ソ連包囲網を形成するため米中関係の改善について説明する (A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】「米中接近」に関する資料を調べ、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「日中関係」に関する資料を調べること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
14 |
日中国交回復:日中関係や台湾問題について説明する(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】「日中関係」に関する資料を調べ、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「ペレストロイカと新思考外交」に関する資料を調べること。 (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
15 |
今までの講義内容を総括する(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】今までの講義内容を復習すること (2時間) 【事後学習】全15回の授業に関する自己点検を行うこと (2時間) 【担当教員】日吉秀松 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | ロバート マクマン 『冷戦史』 勁草書房 2001年 第1版 ジョン・L. ガディス 『冷戦;その歴史と問題点 』 彩流社 2007年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(80%)、レポート:1回(2000字以上)(20%) 冷戦の原因、構造および変化を検証しつつ、冷戦の本質を理解したうえで、国際情勢と結合するレポートなどにより、国際情勢の知識の習得状況を確認し、評価します。 |
オフィスアワー | メールやCanvas LMSを用いて質疑応答を行います。 |