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令和2年度以降入学者 | 国際経済論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 国際経済論1 | ||||
教員名 | 前野 高章 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | 210652A22 2024国際経済論(前野高章・後・木4) |
授業概要 | グローバル化の進展に伴い,国際貿易の拡大や海外直接投資が経済に与える影響は非常に大きいものとなっている。本講義では国際経済の発展過程をたどり,戦後の世界経済発展の歴史,国際分業の基礎理論としての絶対優位論と比較優位論,近代貿易理論,新貿易理論,「新」新貿易理論を学修し,グローバル経済の進展および国際経済問題を理解する土台を作り上げることを目標とする。 |
授業のねらい・到達目標 | 本講の目的は、授業概要に記した重要項目の基本を理解し、履修生が現実の国際経済に関する問題を自ら考える力を養うことにある。 この科目は文理学部のDP3およびCP6に対応している。 世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 本講義は原則として教科書や参考書等をもとに,パワーポイント等の資料と板書で授業を進める。講義だけの学修では分からない内容については,教科書や参考書などからも学修し,繰り返し学修をすること。配布資料や講義内容をもとに自分のノートを作成し,事前・事後学習に使用すること。 |
履修条件 | 履修者数によってはCHIPSによる抽選を行うことがある。 |
授業計画 | |
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1 |
講義の進め方および国際経済論とはどのような学問であるのかについて
【事前学習】経済学における国際経済論の位置づけについて確認する。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を整理し,配布資料を読んで,講義内容を理解する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
現在の国際貿易の特徴:貿易データを用いて,近年の国際貿易の特徴について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから国際貿易の拡大の要因を確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに貿易の拡大要因についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
グローバル経済の成り立ち:世界経済の生成と発展について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから世界経済の生成時期を把握する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに世界経済の生成時期の経済についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
貿易の利益:国際貿易の基本理論について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから伝統的貿易理論について確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに, 貿易の利益についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
古典派の貿易理論:絶対優位論,比較優位論について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから比較優位論とは何かについて確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに, 絶対優位論と比較優位論の特徴についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
新古典派の貿易理論:H-O理論について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから生産要素賦存比率と比較優位について確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに,新古典派の貿易理論についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
近代的貿易理論:レオンチェフの逆説やリンダ―理論について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから近代的貿易理論生成の背景を確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに,近代的貿易理論の特徴についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
海外直接投資と多国籍企業:国際的な生産要素の移動について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから多国籍企業の行動手段について確認をする。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに生産要素の国際移動の考え方についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
新貿易理論:国際貿易の成長と産業内貿易について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから新貿易理論の特徴を確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに,産業内貿易理論について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
産業内貿易と規模の経済性:独占的競争の国際貿易モデルについて
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから規模の経済性と独占的競争理論について確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに,独占的競争の特徴についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
産業内貿易と製品差別化:水平的産業内貿易と垂直的産業内貿易について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから産業内貿易と製品差別化について確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに,独占的競争における貿易の利益についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
国際貿易と企業:現代の国際貿易理論について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから企業の異質性の概念について確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに,伝統的貿易理論から現代の貿易理論についてそれぞれの特徴をノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
東アジアの生産ネットワーク:GVCs(Global Value Chains)の特徴について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから現代の国際分業の特徴について確認する。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに東アジアの生産ネットワークの特徴についてノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
現代の国際経済:現代の通商政策の特徴について
【事前学習】配布資料,教科書,参考書などから通商政策における課題について確認をする。 (2時間) 【事後学習】講義内容をもとに20世紀と21世紀の通商政策の特徴の違いをノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
総まとめ
【事前学習】これまでの配布資料および教科書から講義の要点をまとめる。 (2時間) 【事後学習】講義および最終課題をふまえ,国際分業の変遷について再確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 井尻直彦・羽田翔・前野高章・陸亦群 『国際経済学入門』 文眞堂 2012年 第1版 |
参考書 | 石川城太・椋寛・菊地徹 『国際経済学をつかむ』 有斐閣 2013年 第2版 浦田秀次郎 『国際経済学入門』 日本経済新聞出版社 2009年 第2版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:複数回の小テストおよび講義最終回の確認テストから評価する。(70%)、授業参画度:複数回のリアクションペーパー等で評価する。(30%) |
オフィスアワー | 毎回の講義後に質問等を受け付ける時間を設ける。 |