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宗教学講究

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令和2年度以降入学者 宗教学講究
令和元年度以前入学者 宗教学概論2
教員名 合田秀行
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 A01601A08 2024宗教学講究(合田秀行・後・火3)
授業概要 宗教をどうみるかという視点で、宗教へのアプローチ、宗教学の方法と意味について説明します。続いて、「体験」と「社会」という視点から、さまざまな理論・概念について解説します。「体験」の視点からは、宗教経験・死と他界・目覚めと救い・宗教的シンボルなどを、「社会」の視点からは世俗化論・宗教と国家・カルト・ファンダメンタリズム・通過儀礼などについて言及します。最後に宗教学を学ぶ上での基本文献について、各領域から代表的なものを取り上げ、その概要についても取り上げます。
授業のねらい・到達目標 ・他者理解のための宗教へのアプローチして、宗教学という学問が有する意義を理解することができる。
・「体験」と「社会」という視点から、宗教学の理論・概念を学び、宗教学が扱う問題を理解することができる。
・宗教学を学ぶ上での基本文献、主な研究成果、インターネットや図書館の利用法などの素養を身に着けることができる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1, 4及びカリキュラムポリシーCPの1,2,4に対応しています。
・真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づいて,人間と社会の倫理的な課題を理解することができる(A-1-1)。
・思想・芸術・宗教の観点から,世界の現状を理解することができる(A-2-1)。
・文献や資料の読解・解釈を通じて,哲学の代表的な問題を理解し,説明することができる(A-4-1)。
授業の形式 講義、講究
授業の方法 指定した市販教科書に基づいて、対面授業で説明していきます。授業内で、4回程度の課題・小テスト(穴埋め問題+記述式問題など)やリアクションペーパーを実施します。小テストやリアクショクペーパーについては、その解説やフィードバックを行います。
履修条件 哲学科以外の学生は2年次以上から受講を認めます。
授業計画
1 冒頭で講義の進め方全般に関する簡単なガイダンスを行います。
宗教をどうみるか: 宗教へのアプローチと他者理解(A-1-1)
【事前学習】教科書134-143ページをよく読んで、要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、宗教へのアプローチについて整理してまとめてください。 (2時間)
2 宗教をどうみるか: 宗教学の方法と意味の研究/宗教と科学(A-1-1)
【事前学習】教科書143-154ページをよく読んで、宗教学の方法論の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、宗教学の方法について整理してまとめてください。 (2時間)
3 「体験」の視点から宗教現象を読み解く: 宗教経験・神話・顕現と宣言・身体(A-2-1)小テスト実施
【事前学習】教科書156-162ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
4 「体験」の視点から宗教現象を読み解く: 死と他界・教義(聖典)・超越と内在・自然(A-2-1)
【事前学習】教科書163-168ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
5 「体験」の視点から宗教現象を読み解く: 宗教共同体・絶対者と人間・宗教的対話・目覚めと救い(A-2-1)
【事前学習】教科書169-175ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
6 「体験」の視点から宗教現象を読み解く: 修行・体験と言語・儀礼(実践)(A-2-1)
【事前学習】教科書175-180ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
7 「体験」の視点から宗教現象を読み解く: 宗教的シンボル・遊びと芸術・夢/占いと予言(A-2-1)
【事前学習】教科書180-186ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
8 「社会」の視点から宗教現象を読み解く: 教祖・教団・エスニシティ・世俗化論(A-2-1)小テスト実施
【事前学習】教科書188-194ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
9 「社会」の視点から宗教現象を読み解く: 消費・宗教と国家(政治)・ナショナリズム・グローバル化(A-2-1)
【事前学習】教科書194-200ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
10 「社会」の視点から宗教現象を読み解く: カルト・暴力・聖と俗・ジェンター(A-2-1)
【事前学習】教科書200-206ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
11 「社会」の視点から宗教現象を読み解く: ファンダメンタリズム・差別・先祖祭祀(A-2-1)
【事前学習】教科書207-211ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
12 「社会」の視点から宗教現象を読み解く: 通過儀礼と宗教・医療と宗教・エコロジーと宗教/医療の宗教家(A-2-1)
【事前学習】教科書212-217ページをよく読んで、それぞれの概念の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、それぞれの概念について自分なりの考えをまとめてみる。 (2時間)
13 宗教学を学ぶ人のための基本文献:宗教学(現象学・解釈学)・宗教哲学・神学・宗教社会学(A-2-1)
小テスト実施
【事前学習】教科書220-237ページをよく読んで、それぞれの文献の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、諸文献について自分なりにまとめてみる。 (2時間)
14 宗教学を学ぶ人のための基本文献:宗教学人類学・宗教心理学・宗教民俗学(A-2-1)
【事前学習】教科書237-246ページをよく読んで、それぞれの文献の要点を整理して講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、諸文献について自分なりにまとめてみる。学期末レポートの完成にむけて執筆を進めてください。 (2時間)
15 現代の宗教研究100選(A-2-1)小テスト実施、学期末レポート提出
【事前学習】教科書247-251ページの一覧に目を通して、講義に臨んでください。 (2時間)
【事後学習】授業内容の要点を確認し、宗教研究について自分なりにまとめてみる。 (2時間)
その他
教科書 棚次正和・山中弘(編) 『宗教学入門』 ミネルヴァ書房
参考書 必要に応じて、授業内で指示します。また、教科書には各項目ごとに参考文献が記載されています。
成績評価の方法及び基準 レポート:学期末提出レポート(60%)、授業参画度:小テスト・リアクションペーパー(40%)
講義内で3~4回程度実施する課題・小テストと学期末に提出してもらう2000字程度のレポートとによって総合的に評価します。レポートは、授業で取り上げた内容の中から、各自がテーマを決めて作成してもらいます。詳細は講義内で指示します。レポートの作成を通して、「代表的な問題を理解し、説明する力(A-4-1)」を評価します。授業参画度としては授業内容を踏まえた3~4回程度の課題・小テストを実施して、「聖の探究から得られた知識と教養(A-1-1)」の修得状況を確認します。
オフィスアワー 毎週火曜日5限終了後(18:00-18:30)に合田研究室(21203)で行うか、メールで受け付けます。

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