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令和2年度以降入学者 | 思想史3 | ||||
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教員名 | 土屋睦廣 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | A027011C7 2024思想史3(土屋睦廣・前・金2) |
授業概要 | ローマ時代の思想・哲学につい講義する。ローマ帝国によって作り出された地中海世界は,多種多様な民族によって構成される広大な地域を包括したという点で,グローバル化した現代世界と多くの構造的類似性をもっている。その意味で,古代ローマの歴史と思想は、現代世界におけるさまざまな問題を考えるために絶好の思考実験の場である。 |
授業のねらい・到達目標 | 近年その独自の意義が評価されつつある古代ローマ時代の思想を学ぶことで,西洋思想の根幹を理解するとともに,西洋の歴史と文化への理解を深めることができる。それぞれの思想・学説の動機と意義を歴史的・社会的文脈の中で理解すると同時に,それらをたんなる過去の知識としてではなく,現代の問題を考える上でも役立てることができるようになることを目標とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応する。 ・真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づいて,人間と社会の倫理的な課題を理解し,説明することができる(A-1-2)。 ・思想・芸術・宗教の観点から,世界の現状をその歴史的背景とともに理解することができる(A-2-2)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業計画に示されたテーマについて講義する。毎回、リアクションペーパーを配布するので、授業内容に関する疑問、意見、感想等を記して提出すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(講義内容の概要とそのねらい)。
【事前学習】古代ローマの歴史と社会について基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,ローマ帝国時代の思想史上の位置づけを理解すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
ローマ帝国への道(ローマの誕生と発展,帝国の支配)(A-2-2)
【事前学習】帝政に至るまでのローマの歴史について基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等でローマ帝国についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
キケロ(ギリシア哲学の受容,弁論術の伝統と意義)(A-2-2)
【事前学習】キケロの生涯と思想について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等でキケロの思想についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
セネカ1(生涯と著作)(A-2-2)
【事前学習】セネカの生涯と著作について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等でセネカについての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
セネカ2(倫理思想)(A-1-2)
【事前学習】セネカの倫理思想について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】 講義内容を整理して,参考書等でセネカの倫理思想についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
エピクテトス(我々の手中にあるものとないもの、精神の自由)(A-1-2)
【事前学習】エピクテトスの生涯と思想について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等でエピクテトスの思想についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
マルクス・アウレリウス(『自省録』、生きられたストア主義)(A-1-2)【対面】
【事前学習】『自省録』について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等でマルクス・アウレリウスの思想についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) |
8 |
1~2世紀の思想(プラトン哲学とアリストテレス哲学の復興)(A-2-2)
【事前学習】1~2世紀の思想について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等で1~2世紀の思想についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
古代末期のオカルティズム(ヘルメス思想,錬金術,占星術,グノーシス主義)(A-1-2)
【事前学習】参考書等で古代のオカルト思想について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等で古代のオカルト思想についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
プロティノスと新プラトン主義(神秘主義哲学,存在の階層)(A-1-2)【対面】
【事前学習】新プラトン主義について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等でプラトンの国家論についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
新プラトン主義の展開(ポルピュリオス,イアンブリコス,プロクロス,シンプリキオス)(A-1-2)
【事前学習】後期新プラトン主義について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等で後期新プラトン主義についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
ローマ帝国の衰退と変容(軍人皇帝時代,専制君主制,キリスト教化,西ローマ帝国の滅亡)(A-2-2)
【事前学習】3世紀以降のローマ帝国の歴史について基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等でローマ帝国末期の歴史と社会についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
ボエティウス(古代の学問の継承,『哲学の慰め』)(A-1-2)
【事前学習】『哲学の慰め』について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等でボエティウスの思想についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
古代から中世へ(古代末期の思想,ギリシア・ローマ哲学の継承)(A-2-2)
【事前学習】古代末期の思想について参考書等で基礎知識を得ておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を整理して,参考書等で古代末期の思想についての知識と理解をさらに深めること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業内試験と解説(A-1-2,A-2-2)
【事前学習】これまでの講義内容をよく復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】これまで学んだことを整理して、参考書等でさらに知識と理解を深めること。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 毎回プリントを配布する。 |
参考書 | 内山勝利編 『哲学の歴史 第2巻[古代Ⅱ 帝国と賢者]』 中央公論新社 2007年 その他個々のテーマに関する参考書は,授業内で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:学期末の授業内試験による(70%)、授業参画度(30%) 授業参画度は毎回のリアクションペーパー等により評価する。 |
オフィスアワー | 質問・相談は随時受け付けるので,初講時に知らせするメールで連絡すること。 |