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令和2年度以降入学者 | 哲学演習1 | ||||
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教員名 | 小草泰 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | A051012J7 2024哲学演習1(小草泰・前・火4) |
授業概要 | この授業では、現代の分析哲学の文献を精読し、検討、評価することを試みます。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、現代の分析哲学の著作を精読することで、次の能力を養成することを目指します。 (1) 資料の要点を捉えてまとめ、まとめた内容を的確に発表することができる。(A-6-2、A-7-2) (2) わからない部分について、調査することができる(A-5-2) (3) 内容について、ディスカッションを通じて論理的に評価することができる。(A-3-3, A-8-2) この科目は文理学部(学士文学)のDP及びCP3, 5, 6, 7, 8, に対応しています。 ・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる。(A-3-3) ・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直し,自らの思想的課題を設定して,それに挑戦することができる。(A-5-2) ・自分の意見を他人に対してわかりやすく伝えることができる。(A-6-2) ・学修活動のみならず,日常生活においても,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる。(A-7-2) ・他者の評価を謙虚に受け止めながら,自分の学修経験を振り返り,分析していくことができる。(A-8-2) |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 演習形式の授業です。本年度前期は、高崎将平『そうしないことはありえたか』(青土社)を教科書として使用します。 (状況によっては、さらに文献を追加することがあります。) 授業は次のように進めます。 (1) 本書の各部分ごとに担当者を割り当て、レジュメを作成して、CanvasLMSに提出していただきます。 (2) 次回に担当者に発表していただき、ディスカッションをします。 (3) 学期の最後には、本書の議論を題材に、自身の考えを述べるレポートを作成していただきます。 本書は哲学の根本問題の一つである自由意志の問題を懇切丁寧に解説した本です。また本書を読むことで、分析哲学という分野の手法や性格についても知ることができます。これらの事柄に関心がある方は、ぜひ積極的に参加してください。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の進め方、教科書について。担当者決定
【事前学習】教科書を読み、大まかな見通しをつけておくとともに、担当したい章を決めておく (1時間) 【事後学習】配布資料を確認し、授業の受け方について復習しておくこと (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
序章:なぜ自由を哲学するか?(レジュメの作り方、発表の仕方の確認)(A-6-2、A-7-2)
【事前学習】教科書「序」の前半を題材とするので、事前に読んで疑問点を確認しておくこと (2時間) 【事後学習】レジュメの作り方についてまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第1章:そうしないことはありえたか—自由の他行為可能性モデル(1) (A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第1章:そうしないことはありえたか—自由の他行為可能性モデル(2)(A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第2章:自由とは「自らに由る」ことか?-自由の源泉性モデル (1)(A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第2章:自由とは「自らに由る」ことか?-自由の源泉性モデル (2)(A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第3章:決定論は自由の余地を無くすのか-帰結論証の検討(1)(A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第3章:決定論は自由の余地を無くすのか-帰結論証の検討(2) (A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第4章:私たちは操り人形にすぎないのか-源泉性モデルへの挑戦(1)(A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第4章:私たちは操り人形にすぎないのか-源泉性モデルへの挑戦(2)(A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
レポートの書き方の解説(A-3-3, A-8-2)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し、疑問点についてまとめておくこと (2時間) 【事後学習】課題に従ってレポートの作成に取りかかること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第5章:「運」は自由を脅かすか-リバタリアニズムの検討(1) (A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと、またレポートの作成を進めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第5章:「運」は自由を脅かすか-リバタリアニズムの検討(2) (A-6-2, A-7-2, A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと、またレポートの作成を進めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
第6章:「自由なき世界」の可能性-楽観的懐疑論の検討(1) (A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと、またレポートの作成を進めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
第6章:「自由なき世界」の可能性-楽観的懐疑論の検討(2) (A-3-3, A-8-2)
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、その他の人は該当箇所を読み疑問を確認すること (2時間) 【事後学習】扱った箇所の内容を復習し、簡単ににまとめておくこと、またレポートの作成を進めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 高崎将平 『そうしないことはありえたか?』 青土社 2022年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業参画度(60%) 授業参画度は、レジュメの作成と発表、また課題への取り組みにより評価します。 |
オフィスアワー | メールでないしは授業時にアポイントメントをとってください。 |