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哲学特殊講義3

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令和2年度以降入学者 哲学特殊講義3
教員名 三平正明
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 A103015J7 2024哲学特殊講義3(三平正明・前・水5)
授業概要 指示の諸相:指示(reference)は、言葉と世界をつなぐ最も基礎的な意味論的関係の一つです。指示とは、言葉が世界の何かを指し示すということですが、そこには実にたくさんの問題があります。まず、指示を行う「言葉」と言っても、いろいろです。例えば「あれ」や「私」などの指標表現の場合は、固有名とは違い、それ単独では指示を決定せず、文脈的要因も考慮しなければなりません。次に、指示される「世界の何か」と言っても、いろいろです。1つの個物が指示されることもあれば、複数の個物、あるいは個物からなる集団、種、さらには属性や関係が指示されることもあります。最後に、「指示する」と言っても、指示に失敗していて何も指示しない、あるいは、何を指示しているかが確定しないケースもありそうです。このような指示をめぐる諸問題を考察していきます。
授業のねらい・到達目標 (1) 固有名、記述、指標詞といった指示表現の多様性を理解して、それを説明することができる。
(2) 固有名をめぐる代表的な説を理解し、それらの長所と短所について議論することができる。
(3) 記述の働きや総称指示の特徴を説明することができる。


この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,4及びカリキュラムポリシーCP1,4に対応しています。
〇 真・善・美・聖の探究から得られた豊かな知識と教養に基づいて、自己の倫理観をもって、人間と社会の倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-3)
〇 文献や資料の読解・解釈を通じて、あるいは、現代の思想的状況を注意深く考察することによって、哲学的問題を発見し、解決策を考えることができる。(A-4-3)
授業の形式 講義
授業の方法 (1) 言語哲学に関するいくつかの文献資料や授業メモを配布します。授業の進展に応じて、配布した資料を事前に読んでおいてください。
(2) 重要事項については、小テストを適宜実施します。実施後、ポイントの解説を行います。
履修条件 なし
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業の方法について説明する)
【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。 (1時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 指示表現の多様性
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 固有名:記述説
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 固有名:ミル説
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 固有名:述語説
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 指標詞と文脈
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 指標詞の意味論
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 確定記述
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 多様な記述
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 複数性
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 総称指示:個体と種
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 総称指示:法則性
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 指示の失敗
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 指示の不可測性
【事前学習】事前に配布されたプリントに目を通して、疑問点や意見をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布プリントを再読し、授業時に言及された著作があれば目を通して、理解をさらに深める。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 試験と解説(A-1-3, A-4-3)
【事前学習】第2回~第14回の内容を復習しておく。 (4時間)
【事後学習】学んだ事項を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし。プリントや資料を配布します。
参考書 松阪陽一 『言語哲学重要論文集』 春秋社 2013年
飯田隆 『言語哲学大全I 増補改訂版』 勁草書房 2022年
和泉悠 『名前と対象』 勁草書房 2016年
藤川直也 『名前に何の意味があるのか』 勁草書房 2014年
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%)
【授業参画度】は小課題等によって評価します。
【授業内テスト】は、最終回に実施します。
*授業達成目標の A-1-3 と A-4-3 は、授業における学修の積み重ねの結果、授業の最後に達成されます。そして、その評価は、授業参画度と授業内テストをあわせて行われます。
オフィスアワー 授業終了時またはメールで受け付けます。

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